2017年2月18日公開 116分 アメリカ
シングルファーザーで酒浸りの私立探偵マーチ(ライアン・ゴズリング)は、腕力で揉め事を解決する示談屋ヒーリー(ラッセル・クロウ)に強引に相棒にされ、失踪した少女アメリア(マーガレット・クアリー)の捜索を開始する。凸凹コンビに、13歳で車の運転までこなすキュートなマーチの娘・ホリー(アンガーリー・ライス)が加わり捜索を進めていくと、簡単なはずだった仕事は、1本の映画にまつわる連続不審死事件へと繋がり、やがて3人はアメリカ国家を揺るがす巨大な陰謀に巻き込まれていく―。コードネーム“オールドガイ”(キース・デヴィッド)“ブルー・フェイス”(ボー・ナップ)“ジョン・ボーイ”(マット・ボガー)…次々と襲い来る凄腕の殺し屋に標的とされ、3人は命がけで事件解決に奔走する―(公式HPより)
ライアン・ゴズリングとラッセル・クロウがタッグを組んだバディもののクライム・アクション・コメディーです。
酒浸りで倫理観に疑問符(守秘義務は簡単に破るし、クライアントに調査費上乗せをねだるなど)の付くマーチがボケ役なら、暴力的だけど以外と常識人なヒーリーは突っ込み役。この二人の凸凹さ加減はまさにコメディです。予告編にも登場するトイレでのやりとりや、銃を渡し損なうシーンなどは爆笑もの。(ライアンのこんなダメ男ぶりも案外イケるね
)マーチの娘のホリーは父親の姿を冷静に見ていますが、嫌っているわけじゃなく、むしろそんな父親を愛しく思い心配している点では、亡くなった母親の代わりを務めているかのように見えました。
(しかし13歳で車の運転していいのか??
)
二人が巻き込まれたのは、大気汚染を巡る行政と自動車会社の結託の証拠を隠蔽するために起きた殺人事件です。行方不明となったアメリアは州司法省長官(キム・ベイシンガー)の娘で大気汚染抗議団体を主催していました。娘の身を案じる母の依頼を受けた二人ですが、実はこの母親こそ、裏で自動車会社と結託して規制法案を葬ろうとしていたのです。
社会的事件に発展していくのですが、基本は二人のドタバタを楽しむコメディですので、気軽に観ることができます。お色気もアクションも程よく盛り込まれていて男性に受けそう。
女性の視点では、ぶっとび娘に見えて実は意外に純粋で父親想いのホリーに好感度が上がります。
この作品、おそらくは別の映画をレンタルした際に入っていた予告を観て選んだはずなんですが、既にどんな内容だったか覚えてなかったのですが、かなりでした。