杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

SMAPライブ(東京ドーム最終日)

2008年09月30日 | ライブ・コンサート他
2008年9月30日
東京ドーム アリーナD10ブロック
開演18:04 終演21:44

とうとう東京ラストです
今夜は何とアリーナD10。いつもなら「Dか~~埋もれ席だなぁ」という感じですが、今年は花道が横十字になっているそのど真ん中のブロックです
10年間で一番の当たりでした

どうやらお隣D11の最前列は招待席だったようで、友人が「あれは日テレの女子アナじゃない?」とか発見。でも私はよくわからなかった
他にも山本耕史君や江角まき子さんがいらしてました。

そしてラッキーさんでもD11の10番って・・・え?招待客じゃん!と思った通り、「泉ピン子」さんがバクステで踊ってメンバーに紹介されてるじゃないですか~~。ずる~~い!芸能人は普通に機会があるのにぃって気持ちもあったんですが、あんまり楽しそうに素直に喜んでる姿に毒気を抜かれちゃいましたよ。

すぐ脇の通路を通ってスタッフに案内されて行き来してたピン子さんは普通のおばさんにしか見えなかったけど、逆にTVで受ける傲慢高飛車なイメージとは違い慎ましやかな人に見えたので好感度UPしちゃいました。

今年は中央花道がメインステージみたいになってるので、近くでメンバーをたっぷり見ることが出来て夢心地の一夜でした。
それでも悲しいかな、中居さんってば一塁側斜め奥にいることが多く、席からは遠めの位置。近くにいるほどに遠い人だなぁ

木村さんは中央前よりに立つことが多いので、ものすご~く良く見えました。
流れるようなダンス、しなやかな身のこなし・・・うん、やっぱりメイン張ってるだけあるよね

東京ラストということで、メンバーのテンションも高かったです。
MCでツヨポンが「いい具合に漬かってきた気がする」と言い出し、 メンバーを漬物に例え始めます。
自分はごぼうで吾郎ちゃんはニンジン、慎吾君はセロリ。そして木村君はジャガイモ・・・え????皆からジャガイモの漬物なんて聞いたことがないと総突込みを受けて逆切れするツヨポン。 
更に中居君はおにぎりそれって漬物じゃないし
ここで中居君が「木村の気持ちわかる気がする」と2TOPで組みます。そんなやりとりでいつも以上に長くなったMCを切り上げようとする中居さんにファンのために一懸命延ばそうとしてくれるツヨポン。良い子だ

風船はほぼ真上から滝のように降り注ぎ、初日にスタッフさんから貰うのに苦労したのが嘘のように座席の周りに落っこちてます。どうせだからと、全色集めてみましたアンコールで落ちてきた銀のテープもGETしてライブ記念に持ち帰りました

そして今夜はとうとうWアンコールがありました。
最初のアンコールが終了した後、客電が点かず、招待席の移動もなかったので、気合入れて「アンコール」掛け声を。次第に会場内の声が揃い・・そして
「ダイナマイト」「笑顔のゲンキ」の二曲~~

もうこの瞬間、テンションはチョモランマでありました。
シャンパンかけはなかったけれど(それはオーラスまでとっておくんだね)ボトルの水を客席にかけたりタオルを投げ込んだりのメンバーでした。

今年は「また来年ね~」って言ってくれなかったなぁ。
でも・・あるよね?来年も。待ってるよ~~~SMAP
私の「夏」は終わりました。ありがとう~~SMAP

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SMAPライブ(東京ドーム3日目)

2008年09月26日 | ライブ・コンサート他
2008年9月26日
東京ドーム 三塁側スタンド一階9列
開演18:00 終演21:30

友人のFC枠チケットとの交換で参加です。
初日と同じ三塁側ですが、ネット裏のバックステージほぼ真正面の位置で鳥カゴSMAP状態(^^;でもライブ中は殆どネットの存在は気にならなかったです。
それよりカメラの人がで~ん!と立ってて、それが視界を遮ること甚だしかったのが残念ではありました。

セットメニューは同じなので、自分的ツボを列挙。

初日に慎吾君が怪我(全治二週間)したとのニュースが翌日流れたけれど、これは最初のリフトの時、その穴に気付かずに歩いてきた慎吾君が スポっと落ちてしまったそうです。自分で這い上がってきて、スタッフや周囲のファンに「大丈夫」って言って笑顔で頑張ってたそう。

今日は、怪我してるっていう目線で見てしまうせいか、やはり動きがいつもと違って抑え目というか、時々足を引きずるようなところもありました。表情もやや硬く、歌詞間違いも目立ってたけど、少しでも楽しませようという姿勢が伝わってきました。
ソロでは途中右膝をさする仕草をわざとして、「大丈夫だよ~~!」ってアピールしてました。暗転でソロ終了。初日は下に飛び降りてたけど怪我で変更か?

JCTで流れる映像の男の子は砂の器で共演した斉藤君でしょうか?どうにも気になるんだけど・・・。

木村君のソロ衣装は初日と変わってました。
白Tに黒ベスト、ジーンズに黒い帽子。「ララ~」の部分、今夜は会場の声も揃って気持ち良くのれました。

グレープフルーツを剣で受けるパフォーマンスは全員成功
これを見るとついツヨポンのマシュマロ受けを思い出してしまいます

(MC)
またまた木村君のフリで。
今夜は国会答弁調で反省会。中だるみでミスが目立つと
吾郎ちゃんがミスはしてないけどズレが・・って自己申告したら「それは20年来の反省だろ」と中居君。ライオンハートの時にステッキを落として、可愛いポーズして誤魔化そうとしたと木村君が指摘し笑いを誘ってました。その後慎吾の歌詞忘れからツヨポンに移った時、論点すり替えから客席いじりが始まりました。

何と今夜は鶴瓶師匠とさんまさんが来てまして、スポットライトとマイクまで渡されました。さんまさんってば自分の「あかしや」って書いた手作りうちわを持参。オモロ
他にジミー大西さんと「薔薇のない花屋」の子役雫ちゃんも来てました。

紹介はなかったけれど、開演前にTRFのサムさんとチハルさんをバクステ近くで発見他に竹内結子、木下優樹菜、小雪、 綾瀬はるかさんも来てたとか・・・・何か・・・凄いメンバーだ

KYだったのが、「あなたのためにできること」でツヨポンがピアノを弾き始めた時に「吾郎ちゃ~~ん!」という掛け声が入ったこと。次に吾郎ちゃんが歌いだすのは確かなんだけど、何も「今」声掛けなくてもっていう微妙な空気が会場に流れて・・・ツヨポンにも吾郎ちゃんにもちょっと失礼だよね。

「世界にひとつだけの花」は大勢の子供たちをステージに上げて一緒に歌ったり絡んだりしてるのですが、はける時の応対が中居君は(わざと)横柄で雑なの。
「誰?今気持ち悪いっつったの? 俺、表と裏の顔があるんだよ。本当は怖ぇーんだぞ! ほら、早く行けよ!」 とか
対して木村君は「押さないで、ゆっくり行ってね~危ないからね

今夜の風船は計算通りにアリーナに綺麗に落ちてました。元々ネットあるからこちらの席には来ないので気持ちも余裕で見てられました。

中居ソロでは今夜は裾めくってのイヤモニ配線見せの図はなしでした。そうそう落ちるものでもないか(^^;

トロッコ移動では一塁側でファンとの指タッチありで超羨ましかったです。
でもアンコールの30分はスタンドにとってはSMAPが肉眼で見られる絶好のチャンスで、今夜もたっぷり幸せを味わわせて頂きました。

今日もWアンコールなしの定刻終了。
アンコールって掛け声をかける余裕もなく、すぐに会場が明るくなってアナウンスが流れるので、全くWアンコはしないんだなって雰囲気なのがちょっとというか、かなり寂しいです。最終日に期待、かな。

歌は初日より間違いも少なく、会場の合いの手や振りも少しずつ増えてきてる気がします。



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P.S.アイラブユー

2008年09月25日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2008年10月18日公開予定

試写会:9月25日(木)
会場:九段会館
時間:18:00開場、18:30上映

アイルランド元首相の娘セシリア・アハーンの小説の映画化。
亡き夫から届く愛の手紙で絶望から立ち直っていく妻の姿を描いたラブストーリーです。

私、元々スクリーンで観る恋愛映画は好きじゃないので、この作品も試写会が当たらなかったら劇場鑑賞の予定はありませんでした。特に秋は悲恋モノが必ず出てくるし、涙を誘うあざとさも引いてしまう性質なので。そして最大のネックは気が強そうで私的な美の基準からは外れてしまう外見のヒラリー・スワンクがヒロインってこと。

だけど、この作品においては、勝気なイメージの彼女こそうってつけだったかもと思います。それとも演技力の高さゆえでしょうか。どちらにしても女優としての実力には文句はありません。

突然最愛の夫ジェリー(ジェラルド・バトラー)を失ったホリー(ヒラリー・スワンク)。彼の死を受け入れられず、絶望に打ちひしがれる彼女のもとに、ある日1通の手紙が届く。その手紙の差出人は亡き夫だった。それから毎月1日になると、夫から消印のない手紙が届くようになるが……。(シネマトゥデイより)

音楽好きで陽気なアイリッシュ、セクシーでストレートな感情表現をする夫のジェリーを見ていると、アイルランド人というのは皆こんな風なのかと錯覚しそうになります。ジェリーの親友ウィリアム(ジェフリー・ディーン・モーガン)も同じ匂いだし(笑)

ホリーの親友のデニース(リサ・クドロー)のキャラも愉快。男を選ぶ基準は「独身・ゲイじゃない・定職について収入がある」が最低条件。これにパスすると次はキスの相性だもんな♪そんな態度を非難された時の一言も実に痛快でした。彼女なりに筋の通った理由があるので。

本音しか言えないホリーのママの店で働くダニエル(ハリー・コニックJr.)とホリーの関係は、良い意味で期待を裏切ってくれて、ポイント高いです。

ジェリーを嫌っていたママ(キャシー・ベイツ)の本心や彼女の果たす意外な役割など、心地良い気持ちで終われるラストも嬉しいです。

ま・・たまには恋愛映画も良いかってことで・・・恋人同士で観るのはお薦めだな。

しかし、会場内はクーラーの効きが悪いのか、温度高めに設定してたのか、暑くて喉が渇くわ汗は出るわで最悪でした。友人が感涙にむせぶ隣で私は汗をタオルで拭ってました(^^;

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グーグーだって猫である

2008年09月25日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2008年9月6日公開 116分

13年と5ヶ月と1日、一緒に暮らした愛猫サバを突然亡くした漫画家の麻子(小泉今日子)は、悲しみのあまり漫画を描けなくなってしまう。ナオミ(上野樹里)らアシスタント(森三中)も心配する中、麻子は小さなぐるぐる巻き模様のアメショーの子猫と出会う。グーグーと名付けたその子猫と一緒にご飯を食べ、散歩し寝る幸せな時間。迷子になったグーグーを助けてくれた青年・青自(加瀬亮)との恋。新作のアイディア。毎日がうまく動き始めたある日、麻子は思いがけないことを知らされて・・・。


漫画家・大島弓子の自伝的エッセイ漫画の映画化。才能に溢れる天才漫画家ではあるけれど、内気で繊細で、心の奥に重いものを抱えている麻子というキャラをキョンキョンが透明感のある演技でしっかり演じています。

そもそも「グーグー」という名前の意味は良く寝るからではなくって、「good・good」なんですって♪毎日がgoodに過ごせますようにって想いかな。映画のラストでの麻子さんのセリフ

「グーグーが長生きしますように。
病気しませんように。
事故にあいませんように。
この家の生活が楽しめますように。
そして天寿を全うしたら、このわたしがグーグーを送ることができますように。」

これ、とっても深い意味を伝えている言葉です。

ちなみに、亡くした猫のサバの名前は仏語Ca vaからで、これも「やぁ・元気?・大丈夫?」みたいな意味ですね。

吉祥寺。緑深い井の頭公園や駅前の雑踏、活気溢れる商店街、静かな住宅地を舞台に綴られる、愛くるしいグーグーと麻子さんやアシスタントたち、不思議な雰囲気の青年との何気ない日常です。肩の力を抜いて楽しみましょう。

後半、麻子さんが自らの病と向き合う中での幻想的なひとコマのために謎の外人語学教師がいたのね~~~(^^;
サバ役の大後寿々花ちゃんは「SAYURI」の時の子役イメージからすっかり少女になってました。

ナオミのBFマモル役は平川地一丁目の林直次郎君。こちらもすっかり青年♪

出版記念パーティーともう一箇所、無意味に登場する楳図かずお氏のシーンって・・どうよ?要るの???槇村さとる氏も本人が登場、こちらは嬉しかったけど。 「愛のアランフェス」愛読してました(古っ!)


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Super. modern. artistic. performance tour 初日

2008年09月24日 | ライブ・コンサート他
思いっきりネタバレしてます  

2008年9月24日
東京ドーム 三塁側 一階スタンド4列
開演18:00 終演21:30

ついに始まりました!2年ぶりのSMAP全国ドームツアー
今日はチケット交換分での参加です。

昼に交換相手の人と待ち合わせて一緒にグッズ売り場の列に並びながら無事交換終了。売り場へは30分ほどの待ち時間で入場出来ました。
でも既にエコバッグは売り切れの文字が。
中居君のうちわは・・・ペコちゃんか~~??そろそろまともにアイドル顔でいて欲しいものですが(^^;

一旦帰宅して、夕方再度ドームへ。
スタジアムへの入場と違って、人の流れがとてもスムーズで、開演20分前なのにスイスイと入場出来ました。帰りも規制が行き届いていて、10分後には地下鉄のホームに立つことができるほど。
やはり都心の会場は便利だな~~

席(実質二列目で更に前の席が空席のままだったのでまさに最前列感覚)に着いてアリーナの構成を見ると・・あれ?ステージの花道が例年だと縦に三本なんだけど、今回は横長の十字形になってて、C・Dブロックが花道に超近いじゃないですか。最終日はD10ブロックなのでこれは相当美味しいかも♪

18:00ほぼ定刻に場内の照明が落ち、いよいよライブの開幕です。
三台のスクリーンに映し出された5人は映画「オペラ座の怪人」のようなマントとマスクを着けて登場。操り人形のような動きやサーカス小屋のような雰囲気はどこかティム・バートン監督の作風を思わせます。

It's show time  ショーがはじまる It's show time  ショーがはじまる スーパーモダンで アーティスティックな ショーが始まる~

1. Theme of 019

赤のチェック柄のジャケットのメンバーが上から吊り下げられて登場し斜面ステージを降りてきます。 (初めに出てくるマントの人物はメンバーじゃないかも?少なくとも上にビューンと飛んでいく所は人間じゃない筈。)全員眼鏡着用。中居君ってばコナン君みたい。

2. 弾丸ファイター
3. two of us
 間奏でメンバー各自の挨拶。

4. BANG!BANG!バカンス!

【JCT】 オペラ座の怪人から吸血鬼に

5. $10
6. 青いイナズマ
7. らいおんハート

ステッキを使ったソロダンスが入ります。
しなやかな木村君、ぬんちゃくのように振り回す中居君、それぞれ個性的。

8. 友達へ~say what you will~
9. Keep on
10. Still U

ここでMC。
木村君がへたってる中居君に代わって口火を切ります。「ペース配分考えてたのに始まったら全力で飛ばしちゃった」「今年のライブはビクターさんや事務所サイドからじゃなくってメンバーの間から「やろうよ!」と話が出たのが嬉しいね」という言葉に会場が沸きます。中居君が「アルバムで好きな曲は?」と話を降ると「24日(今日)発売なのにもう持ってるの?」と慎吾ちゃん。「闇ルートじゃない?中国とか・・」と失言し、木村君に窘められてました。

次の曲を会場にリクエストした時(曲は初めから決まっていたけれど)木村君が「弾丸ファイター」って聞こえてきたけど、また最初から歌うの?とコメントすると、すかさず中居君が「え~~また宙吊りで降りてくんの?あれ、痛いんだよ~~その割に地味だし」だってう~~ん・・確かに。(汗)

で、曲に入る前に後ろで吾郎ちゃんと慎吾ちゃんが振りの確認をしてるのを見つけた兄ちゃんズが吾郎ちゃんを注意すると、実は確認したのは慎吾ちゃんだったと・・・吾郎ちゃん苦笑い。

ツヨポンの大量の汗を中居君が指摘し、スクリーンにツヨポンの汗で張り付いたシャツ姿が大写しに。なるほど滝に打たれたようになってます。でも中居君曰く「いい匂い」なんだって


11. この瞬間(とき)、きっと夢じゃない
12. Life Walker (吾郎ソロ)
13. Style (木村ソロ)・・ジャージ上下って珍しい衣装選択かも。
さびのラララ~は一緒に歌うと楽しいね。

【JCT】煙突掃除の小僧のような顔に煤状態のメンバーが歌う

『あなたの笑顔が見たい~ あなたの笑顔をつくる~
あなたが喜ぶならば 僕のテンション チョモランマ~

辛いときこそ笑え~ 怒れるときこそ笑え~
幸せに生きることは 簡単なことさ~

あなたが喜ぶならば 僕のテンション チョモランマ~ 』
という曲が凄く耳に残ります


14. がんばりましょう

ステージでは、4人が順番にグレープフルーツを投げ、それを木村君が剣に突き刺して受け止めます。慎吾ちゃんが失敗したけど二度目は成功

ここで天井に吊り下げられた巨大なタンク状の容器から無数の風船が舞い降りてきます。本当はアリーナ全体に落下させる予定だったのでしょうが、殆どが後方通路に落ちちゃって、スタッフ総出でアリーナやスタンドに投げ込んでくれました。
スタンドの前列だったので、私も青と緑の風船GET

15. White Message
中居君が木村君に宝箱に入れられます。三塁側花道へ移動した箱から消えて、一塁側花道に現れます。

16. ソウデス! (ツヨポンのソロ)バックダンサーは残り4人のメンバーが務め、スクリーンにはタモリさんやユースケ他有名人が楽しい振り付けで登場します 

17. どんないいこと
18. Jazz
19. ひとつだけの愛~アベ・マリア~
青を基調とした荘厳なイメージで歌い上げるこの曲は聞き応えがあり。
20. ココロパズルリズム
中居君ソロ準備のため、4人だけ。曲の前奏で何故か4人で爆笑してたのだけど、どうも何か小物を取り忘れたらしい。(^^;セグウェイを楽しそうに乗り回してる姿は少年みたい。これ中居君も乗りたかったんじゃなかろうか?

21. 宮下がつくったうた(中居ソロ)
「私は貝になりたい」予告シーンから。
今年のテーマは老人?コスチュームは幽霊と観音様をイメージしてる?
冒頭のシーンは芸術の域です。千手観音のような美しい動きにうっとり。
ただ真正面からでなければ、ステージよりスクリーンを見た方が絶対綺麗。
緩急取り混ぜたダンスとパフォーマンスは見応えがあります。カッコイイまま終わらないオチも彼らしい。
曲の間奏ではイヤモニのバッテリー部分?(本体?)が止めておいた場所から外れたようで、パンツの裾をめくりながら見せてくれました。その時ふくらはぎにテーピングしてたように見えたのだけど・・?

【JCT】 眠りについた子供たちに「ひとつだけの花」を歌うSMAP・・そして歌声は森に広がって・・・

22. あなたのためにできること
ツヨポンのピアノ演奏から始まるの吾郎ちゃん・木村君との息もぴったりです。

23. Last Smile
24. 夜空ノムコウ
25. そのまま
26. 世界に一つだけの花
27. Here Is Your Hit (慎吾ソロ)

ここでドラム演奏を披露した木村君からバンドメンバー紹介が。それぞれにメンバーも横にくっついてちょっかい出してる姿も可愛い

28. 俺たちに明日はある
29. KANSHAして
30. Love loser
31. はじまりのうた
32. どうか届きますように

【JCT】スマスマのコントでお馴染み「SEX&theCITY」のパロディの扮装のメンバーがラッキーさんを記したカードを投げる映像が。スタンド一階2名、二階1名、アリーナ2名の計5名でした。

【アンコール】トロッコ。三塁側(吾郎・中居・慎吾)一塁側(木村・ツヨポン)で出発。
33. Dear WOMAN
34. Mermaid (停まってスタンド上昇)

バクステまでのトロッコが今夜最大の肉眼SMAP
吾郎ちゃん、中居君とは目が合った筈。瞬間脳内興奮状態で、気がついたら中居うちわを裏側でアピールしてた意味ないじゃん

35. オレンジ
36. SHAKE (ラッキーさんがバクステで一緒に踊ります)
37. オリジナル スマイル
38. ありがとう

今回はまさにアーティスティックで大人っぽいステージ。
昔の曲のアレンジも元気いっぱいな原曲じゃなくて、ジャジーだったりテンポがゆったりだったりで、少し戸惑うところもありましたが、全体的に成熟した印象の構成でした。バンバンと景気良く上がる花火の音に驚きます。

いつも初日は「公開リハーサル」と表現される通り、今夜も歌詞の間違いや飛ばし、振りも忘れたりの場面が多かったけれど、内容的には初めから完成度は高かったと思います。

一階スタンド前方の退場は規制開始後15分でした。

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アーネスト式プロポーズ

2008年09月18日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2002年 イギリス=アメリカ 94分

真面目な紳士で通るジャック(コリン・ファース)は、田舎暮らしに退屈するたび架空の弟“アーネスト”を名乗りロンドンの社交界で遊び回っている。そうして出会った大貴族の令嬢グウェンドレン(フランシス・オコナー)と恋に落ちてプロポーズ。だが彼女から、承諾したのは“アーネスト”という名の男と結婚する運命だからと告白され、本当のことが言えなくなってしまう。さらに彼が富豪に拾われた孤児と知ったグウェンドレンの母ブラックネル夫人(ジュディ・デンチ)の大反対という障害までが立ちはだかる。一方で悪友アルジー(ルパート・エヴェレット)は、ジャックが後見人をしている美しい令嬢セシリー(リース・ウィザースプーン)の存在を知り、無謀にもジャックの留守中に“アーネスト”を名乗りセシリーの前に現れる。ところがセシリーもまた“アーネスト”という名の男と結ばれる運命を信じていたのだった! そこへ“アーネスト”を“始末”しようと帰宅したジャック、彼を追ってやってきたグェンドレン、さらには娘の結婚を止めるためブラックネル夫人までも登場して・・・。 (DVD解説より)


オスカー・ワイルド原作のラブコメ。
舞台劇としても十分楽しめそうですが、映画では早々たる俳優・女優の共演が目を引きます。

ジャックの素性には苦笑というか、そんなのありぃ??とも思ったけれど、ハッピーエンドだから、ま、いっか~☆

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アルビン 歌うシマリス3兄弟

2008年09月17日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2008年9月13日公開 アメリカ 92分

森に住むシマリスの3兄弟、アルビン、サイモン、セオドアが、切り倒された木と一緒に都会へやって来た。ひょんなことから転がり込んだ売れないソングライターのデイブの家でも彼らは悪戯し放題で大混乱。けれど歌の才能を見出され、デイブの曲で3兄弟は一躍スーパースターになるのだが・・。

近眼のサイモンは知性派、悪戯好きのアルビンは行動派、そしておっとりセオドアは甘えん坊といった具合に、シマリスの3兄弟の性格と個性がはっきり描き分けられているのが良い。

売れない作曲家のデイブにも元カノへの未練やら、仕事への断ちがたい夢など大人の事情も描かれるが、他人や自分を受け入れることから逃げていた彼が3兄弟と出会ったことで変わる様も好ましい。

3兄弟の手のつけられないやんちゃぶりや、セオドアの「怖い夢を見たから一緒に寝てもいい?」などのエピはまさに人間の子供そのもの。実写とCGがとても自然に溶け合っていて楽しめた。

お菓子やおもちゃ、テレビやゲームが大好きな遊び盛りの3兄弟は、プロデューサーの甘い言葉に釣られて家を出てしまうけれど、やがて本当に彼らを思ってくれたのは誰かに気付いていく。デイブもまた自分が家族として3兄弟を愛し始めていたことに気付き・・という結末は予想通りだけれど、温かい余韻が残るのは悪くない。「Xマスの歌」は可愛くて好き♪

デイブ・セビルは実在の音楽家で、1958年に「シマリスの歌」で大ヒットを飛ばしTVシリーズも製作されたのだとか。エンドロールにはそのジャケットも流れます。

子供と楽しむファミリー映画としては十分に合格点でしょ♪

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恋人はパパ/ひと夏の恋

2008年09月11日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
1993年製作 アメリカ

離れて暮らす父アンドレ(シェラール・ドパルデュー)と一緒にバカンスを過ごすことになった14歳のニコル(キャサリン・ヘイグル)。旅先でハンサムな少年ベン(ダルトン・ジェームズ)に恋をした彼女は、彼の気を引くために父親を自分の愛人だと偽るのだが・・・。

何気なくTVのチャンネルを回してたら遭遇の作品。
仏映画「さよならモンペール」のハリウッド版リメイク作品。

ヒロイン役の少女の顔を見たことがあるような気がしていたら、キャサリン・ハイグル(グレイズ・アナトミー 恋の解剖学、幸せになるための27のドレス)だったのね。やはり美人は小さい頃から美人なんだなぁ。

両親が離婚して離れて暮らす父への「自分を忘れないで」という気持ちと、いざ一緒にいると疎ましく思う気持ち、初めての恋に戸惑い、相手に自分を良く見せたいためにつく嘘など、思春期の少女の微妙で複雑な心模様を瑞々しさとユーモアの中に描いた作品です。

バハマの美しい風景を楽しみながら、娘に振り回される中でその成長に気付く父親役をジェラール・ドパルデューがコミカルに演じています。ジェットスキーのシーンはスタントかもしれないけれど、素晴らしかったわ♪

娘の恋に協力して、その嘘にのったフリをするのは日本人の父娘ならちょっとあり得ない気もしますが、そこは仏人という設定が生きてます。そういえば、娘のついた嘘を信じ込んで顰蹙の目で彼を見る地元の人や観光客たちに、仏人のイメージって大体世界共通なんだと可笑しかったりもします。

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アイアンマン 試写会

2008年09月10日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
9月10日(水)18:00開場 18:30開映 
試写会会場:新宿明治安田生命ホール
2008年9月27日公開予定 アメリカ アクション

軍需企業家兼発明家のトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)はアフガニスタンでの自社兵器のデモ実験参加の帰途、テロ組織に襲われ瀕死の重傷を負い拉致されてしまう。同じく監禁されていた医師インセン(ショーン・トーブ)にペースメーカーを埋め込んでもらい助かったトニーは、犯人たちに最強兵器の開発を強要されるが、敵の目を盗んで飛行可能なパワードスーツを作り脱出に成功する。アメリカに生還し、助かった命をテロ組織撲滅に捧げることを決断したとニーは、人工知能コンピューターと最先端の技術を駆使して新たなパワードスーツ=アイアンマンを作り上げる。しかし、彼の方針転換で会社の上層部からはトニーの解任を要求する声が上がり・・・。

会場キャパが342席というこじんまりした会場。今回は早くに並んだのですが、席を選ばなければ開場時間でも十分余裕はありそうです。

入り口で「一平ちゃん夜店の焼きそば大盛」カップ麺が一個ずつ配られて??でしたが、よく見ると「アイアンマン」とのコラボキャンペーンでタイアップしてるのね。しかしこの嵩張るお土産は嬉しさと困惑が半々というところ。小さなBAGしか持っていなかったので、帽子の中に入れて持ち帰ったけれど、電車で視線が気になりました(^^;

「スパイダーマン」のマーベル・コミック原作だけれど、知名度は日本では低いのか、映画を観るまで特に聞いたこともない作品だったのですが・・・意外に面白い!兵器産業の社長というきな臭い職業の割りに、何だかとっても前向きで明るい(ついでに女癖も悪い)主人公にロバート・ダウニー・Jrは似合ってました。

明るいといえば、物語のトーンが全体的に明るくユーモアに溢れているので、暗くも重くも感じずに最後まで楽しめます。そもそもアイアンマンのマスクデザインがなんか素朴でちょっとお間抜けな感じで笑えるの♪

有能な秘書ペッパー(グィネス・パルトロー)や、友人の軍人ローディ(テレンス・ハワード)との軽妙な会話や、トニーの助手を務めるロボット「役立たず」君とのコミカルなやりとりも楽しいです。

これまでのヒーローと違い、普通の人間がパワードスーツを着用することで強くなるというのが目新しい点ですが、これって子供向けの戦隊シリーズや宇宙刑事、仮面ライダーなんかの流れと根っこは一緒だよね。
このパワードスーツが出来る過程や、スーツの性能などは、変身ヒーローファンならずとも、目を輝かせると思います。

ストーリーも途中から黒幕は誰かとか、結末はきっとこうなるだろうと予測は出来るけれど、そんなことより、トニーという人物の面白さで引っ張っていってくれる楽しみの方が大きいのです。

エンドロールの後には続編を予想させる新たな人物がカメオ出演という形で出てくるので最後まで席は立たない方がいいです。

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幸せの1ページ

2008年09月10日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2008年9月6日公開 アメリカ 96分

ベストセラー冒険小説家のアレクサンドラ(ジョディ・フォスター)には、対人恐怖症で引きこもりという秘密があった。彼女が書くヒーロー(ジェラルド・バトラー)は、空想で作った彼女の理想の男性像だ。新しい小説のネタ探しがきっかけでメールのやりとりをするようになった少女ニム(アビゲイル・プレスリン)から、ある日、SOSのメールを受け取ったアレクサンドラは、初めて家の外へ出て、南太平洋へと旅立つが…。

ウェンディ・オアーの「秘密の島のニム」を映画化した冒険ファンタジー。

友達も恋人もいない孤独な引きこもりのベストセラー作家と、南の孤島で海洋学者の父親と暮らす少女の出会いを綴るハートフルファンタジーです。

ニムは孤島の火山のふもとで父しか知らずに育った少女の割りに、知識や考え方は大人顔負けのところがあります。逆にその環境が彼女に大らかな想像力や生活適応能力を与えてもいるようです。そして人間の友達がいない代わりに、アシカやトカゲやペリカンがニムの先生であり大切な友達でもあるのです。

この三匹(頭・羽)の演技が素晴らしいの。南の島の自然と青い海とともに、作品の陰の主役たちと言っても良いくらい。

虫嫌い、極度の潔癖症で引きこもりの作家・アレクサンドラを演じるジョディのコミカルな演技も楽しいです。ニムの窮状を知り家を出る決心をした彼女を助けるのは、アレクサンドラ自身が作り出した物語のヒーローであるアレックス。このままではいけない、前に進まなければという彼女自身の意志を表しているんですね。

この二人のやりとりがまたユーモラス。いつもは理知的で硬いイメージの役が多いジョディのコミカルな演技も新鮮だし、ニムの父親と冒険家の二役を演じたジェラルド・バトラーのワイルドな魅力も楽しめます。

今回の気になる登場人物は、ニムが島で出会う男の子。
父以外の人との触れ合いが殆どない彼女が初めて出会う同年代の子供です。
物語の中では一つのエピソードに過ぎない関わりだけれど、きっとニムの中で何かが育つきっかけになったのじゃないかなぁ。
    

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恋人はゴースト

2008年09月07日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2005年製作 アメリカ 95分 日本未公開

「フォーチュン・クッキー」のマーク・ウォーターズ 監督のラブコメ。
原作はフランスの作家マルク・レヴィの『夢でなければ』

サンフランシスコの病院に勤務する仕事一筋のエリザベス(リース・ウィザースプーン)は、昇進が決まったある夜、交通事故に遭ってしまう。一方、数ヶ月後、賃貸に出されていた家具付きのマンションを気に入り住み始めたデヴィッド(マーク・ラファロ)の前に、突然見知らぬ女性が現われる。彼女こそ、その部屋の前の持ち主のエリザベスだった。自分を追い出そうとする彼女に困惑するデヴィッドだったが、やがて彼女の姿が自分にしか見えないことに気づいて・・・。

坂の町、サンフランシスコの情緒たっぷりなロケーションや、造園設計士というデヴィッドの職業が生かされた庭園の美しさが、ファンタスティックな要素を盛り上げてくれる。

仕事一筋で恋も知らないまま、突然の事故で昏睡状態になったヒロインが霊となって、デヴィッドと恋に落ちると言うストーリーはロマンスの王道だけれど、霊であるエリザベスがあまりにもキュートで、デヴィッドとの掛け合いも面白くて飽きさせない。「キューティ・ブロンド」でラブコメの女王の冠を戴いたリースの演技が光っている。

妻を突然亡くして生きる希望を失っている傷心のデヴィッドは、ヒロインと出会ったことで、自分を取り戻していくし、彼女にとっても今までの生き方を考え直すきっかけになるという展開は、ただの甘いロマンスだけでない人生訓も含んでいる。

何故エリザベスの姿がデヴィッドにしか見えないのか、その理由と二人の意外な接点が明らかになる病院での山場は可笑しさと切なさが上手く合わさっている。
DVDに入っている未公開シーンの、もう一つのラストにならなくて良かったわ。

デヴィッドの親友の精神分析医や、オカルト書店の青年(「バス男」のジョン・ヘダー)、エリザベスの姉(監督の妻)、同僚でライバルの医師など、個性的な脇役も面白い。

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迷子の警察音楽隊

2008年09月04日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2007年12月22日公開 イスラエル=フランス 87分

1990年代のイスラエル。空港に水色の制服に身を包んだ男たちが降り立った。彼らはアレクサンドリア警察音楽隊。文化交流のためにエジプトからやってきたが、何かの手違いか出迎えが来ない。自力で目的地へたどり着こうとした彼らは、間違えて一文字違いの別の小さな町に着いてしまう。途方にくれる彼らに助け舟を出したのは、カフェの女主人ディナだった。やがて、国や宗教を超えた交流が始まるが…。(goo映画より)

コメディかと思って観始めたのですが・・・

そもそもイスラエルとエジプトって何度も戦争してきて、1979年に和平条約を結んではいても「冷たい平和」の関係だということを頭に入れておかなくてはです。

一文字違いで目的の町ではない所に「迷子」になっちゃったエジプト警察音楽隊の8人に初めのうちは冷ややかだった町の人々。英語で会話は出来るものの何かとギクシャクとぎこちなかった彼らですが、次第に打ち解けていきます。

音楽隊に一夜の宿を提供するディナや店の常連客?たちとの交流の一夜を描いた物語は、淡々と、時に少しのユーモアと悲哀をも加えながら静かに進んでいきます。

頑固で真面目な団長(サッソン・ガーベイ)は、部下の生意気で奔放な若いヴァイオリン弾きの青年に苦々しい思いを持っているけれど、それは亡くした息子とおそらくは同じくらいの年齢の彼への父親のような気持ちもありそう。

ディナに好意を示されながらも自己制御してしまう生真面目さや、青年とディナの間に起こったことへの心の葛藤なども描かれます。

その青年は地元の若者のWデートにくっついて行き、その恋の手助けをしちゃったり、別の隊員は招かれた家での居心地の悪い空気に身を縮めながらも、歌がきっかけで打ち解けたりとそれぞれに一夜の交流を温めることになるのです。

人と人とが出会ったとき、そこにあるのは国や言語の違いではなく、彼らの中で生まれる気持ちが中心になっていくんだということをさり気なく伝えているんだね。


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デトロイト・メタル・シティ

2008年09月03日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
オシャレな渋谷系ポップミュージシャンを夢見て九州の田舎町から上京した心優しい根岸崇一(松山ケンイチ)。大学のサークル活動を経て卒業後、甘~いポップソングでデビューを目指し訪れた事務所が悲劇の始まりだった。事務所の鬼社長(松雪泰子)に奇抜なメイクと演奏で人気を博す悪魔系デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」のギターボーカル「ヨハネ・クラウザーII世」に仕立て上げられ「ボクがやりたかったのは、こんなバンドじゃない~~!」という根岸の苦悩をよそににクラウザーさんはどんどんカリスマとなっていって・・・。

若杉公徳のヤングアニマルに掲載中の漫画が原作

素朴な青年根岸君のキノコ頭(別名公然猥褻カット)と内股と気色悪い身振りに引きそうになりますが、彼の歌う「ラズベリーキッス」が映画を観終わってもメタル曲より頭に残ってしまったのは・・・やはりヘビメタに疎いせいということにしておこう。(決して年齢のせいではないぞ)

原作は読んだことないので設定の違いなどはわからないけれど、かなり過激な原作をおそらくはソフトベールをかけたんだろうな。DMCメンバーのドラマーの「ブルマ」マニアぶりや、スカートめくりなどもかなりお手柔らかな感じでした。松雪さんの「白鳥麗子」風高笑いを久々に聞いたぞ♪

自分の描いている夢とはかけ離れた方向で売れて、熱狂的なファンもいる現実から逃げ出したい根岸君。大学時代の憧れの相川さん(加藤ローサ)との再会で、その思いはますます強くなる一方。ついに実家に逃げ帰るけれど、そこで自分が他の人に夢を与える存在だということに気付いて・・という展開はベタだけどけっこう好きです。お母さん役の宮崎美子さんがまたふんわりと包み込むような温かさを出してて良いの。

何故東京駅からライブ会場まで走るんだ?昼間から夜に変わってるじゃん(^^;とか突っ込みは置いときます。DMCの熱狂的ファンがヒーローショーの出演バイトでライブ代を稼いでいたり、ぐれた弟をクラウザーさんになって諭したり、牛が意外な活躍をしたりとコミカルな中に温かいものが流れていて心地よいです。

デスメタルの伝説的スーパースター・ジャック・イル・ダークをKISSのジーン・シモンズが演じてるんだね。流石に年齢は誤魔化せないけど、迫力は衰えてないって印象。学生時代の友人がKISS好きだったので懐かしいな。

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おくりびと  試写会

2008年09月02日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
ヤクルトホール 18:00開場 18:30開映

9月13日公開予定

もっくん主演ということで気になっていた作品の試写会が当たりました。
会場に開場10分前に着くと列が動き始めていて、先に並んでくれてた友人と合流するのがもう1分遅れてたら迷惑かけるとこで焦った~~。
客入りが初めのうちは少なく見えて「あれ?人気ないの?」と思ったけれど、始まる頃には9割位は埋まってました。


楽団の解散でチェロ奏者の夢を諦め、故郷の山形に帰ってきた小林大悟(本木雅弘)は好条件の求人広告を見つける。面接に向かうと社長の佐々木(山崎努)に即採用されるが、業務内容は遺体を棺に収める仕事。当初は戸惑っていた大悟だったが、さまざまな境遇の別れと向き合ううちに、納棺師の仕事に誇りを見いだしてゆく。(シネマトゥデイより)


もうね、この映画最高!
今年観た邦画の中でも群を抜く質の高い作品です。暫定一位決定~!

せっかく1800万のチェロをローンで買ったのに、楽団の解散で職を失った大悟が故郷の山形に帰ることを決意するところから物語は始まります。ヴァイオリンは億単位のストラディなんとかというのがあるけれど、「本物」は何でも高いのねぇ(驚)
「旅のお手伝い」という釣り文句に引かれて仕事の内容も知らずに応募した会社が納棺ビジネスという特異な業界。最初は渋々、おっかなびっくり始めた“納棺師”の仕事を通して触れた様々な人間模様や上司の影響を受けながら成長していく姿が、ユーモアと情緒たっぷりに描かれていきます。

目を引くのが、納棺の一連の動きの優美さ、厳かな静けさに満ちた様式美の世界です。まるで能や古典芸能のような美しい仕草で進んでいく尊厳ある死の儀式に、こんな納棺師に送られたいと思ってしまうほど。

幼い頃に家を出て行った父の顔が思い出せない=父を否定していた主人公が、その父の納棺をしながら確認する父の愛情の証は「石文」というエピソードを通して伝わってくるのですが、これがまたしみじみとした余韻のあるラストで、命の連鎖をもさり気なく描き出していました。

重くなりがちな内容を随所にユーモアを散りばめて和らげている脚本も見事です。

出番は少ないけれど、美味しいトコどりの笹野さん。
「死は終わりではなく次に続く門だと思っている。私は門番だと思うんだよ。だからまた会おうねと声をかけて送り出すんだ。」というセリフが秀逸。
それでいて「私燃やすの得意ですから。」だもんね。この緩急自在な所が凄い。

登場から人を食ったような飄々とした印象の社長(山崎)の名セリフ「旨いんだな~、困ったことに」も笑えます。白子の焼いたのや、骨付きチキンの唐揚げなど、食事シーンは涎が出そう。

銭湯を営む友人の母(吉行和子)の死を通して、納棺師という職業に嫌悪感を抱き心が離れかけていた妻(広末涼子)との関係が修復される過程も自然。
元々が夫のよき理解者でそっと支えてくれる妻という設定なので、実生活でも一児の母の広末さんのしっとりした母性が光る演技でした。

もっくんは「シコふんじゃった」以来のマワシ(今回はオムツですが)姿を披露してくれています。あんなビデオがあったら・・欲しいかも(笑)

全編に流れるチェロの曲も心に沁みる美しさがあります。音楽は久石氏なのね。

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セックス・アンド・ザ・シティ

2008年09月01日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2008年8月23日公開 アメリカ

米TVドラマのヒット作が映画に登場。シリーズ終了から4年、恋に仕事に貪欲な4人のその後のドラマが展開する。ドラマを見ていなくても十分楽しめたけれど、登場人物の過去や人間関係は予習しておいた方がいいかも。

作家として成功したキャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)は、付き合ったり離れたりを繰り返したミスター・ビッグ(クリス・ノース)と遂に結婚することになる。俳優の恋人スミス(ジェイソン・ルイス)をスターにするためにロサンゼルスに住むサマンサ(キム・キャトラル)は、ニューヨークが恋しい。優しい夫と可愛い養女と共に順風満帆の結婚生活を送っているシャーロット(クリスティン・デーヴィス)は待望の妊娠が判明する。敏腕弁護士として多忙な生活を送るミランダ(シンシア・ニクスン)は夫の浮気が許せず別居に踏み切る。そしてキャリーが新しく雇ったアシスタントの25歳のルイーズ(ジェニファー・ハドソン)は、かつての彼女たちのように愛<love>と肩書き<label>を求めていた。

女性の視線から、一方的にも思える見方で進んでいく物語は、いつしか親友ならではの細やかな心遣いや気配りに笑い、泣き、共感する自分を発見し、たじろぐことになった。

キャリーやミランダが傷ついた時、何も言わずに支えてくれる友人たちの存在は、たしかに家族や恋人以上の力強い援軍だ。あんな風に救いの手を差し伸べてくれる「親友」が自分にはいるのだろうか?と思うと少し悔しく彼女たちが羨ましくもある。

主役は女性、ということがはっきりしているこの作品で男たちはやや影が薄い。
ミスター・ビッグは有能な実業家らしからぬ優柔不断さでキャリーを傷つけてしまうし、忙しい妻に相手をしてもらえず一度だけとはいえ浮気に走ったスティーブもまた然りだ。スミスとハリー(シャーロットの夫)の献身的な愛は清々しいが。
個人的に注目したのはサマンサが惹かれる隣人の絶倫男のハンサム君♪雑誌や公式HPにも紹介されないチョイ役だけど、今後に期待?

映画のもう一つの見所は、彼女たちの生活スタイルやファッションだ。
キャリーの部屋の溢れるほどの洋服や靴や小物たちを筆頭に、登場人物それぞれのスタイルにあったセンスの良い衣装、ランチや傷心旅行で訪れるメキシコのホテルの豪華さなど、華やかな場面を目で楽しむことができた。


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