杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

デイジー

2006年05月31日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2006・5・27公開

異国で巡り合った三人の男女の数奇な愛の奇跡を辿る悲恋物語。
全編オランダ・ロケの情緒溢れるラブストーリー
デイジーはヘヨンへ贈るパクウィの花で物語のキーになっている。

自分を見守っていてくれる謎の男性に恋した画家の卵のヘヨンの前に現れたジョンウと密かに彼女を見守ってきたパクウィ。殺し屋とインターポールの捜査官という対極にある二人の男性がヘヨンを通して交差する時、彼らの運命も大きく狂い始める

主演のチョン・ウソンは「私の頭の中の消しゴム」から気になっている俳優だし、チョン・ジヒョンも「猟奇的な彼女」などのコミカルな作品で好演しているのでけっこう楽しみに待っていた作品。

でも基本的にラブストーリーはそれほど好きではないので、周りの観客がボロボロ泣いているのを尻目に自分的には盛り上がりにやや欠けたような

とにかく捜査官役のイ・ソンジェが美形とは言い難いのが
そりゃ~主役を食っちゃ意味がないけど、それにしても凡庸なビジュアルだ

パクウィが可哀想でさ~~不憫でね~~うるうるしちゃったよ。
生き残るために全てを秘密のベールに包んで、硬い孤独の鎧をまとって生きてきた彼が、唯一心を開いたのがヘヨンなのね。

彼女を巻き込みたくないと言う気持ちと自分に歯止めが効かなくなりそうな不安に怯えて接触を避けていた彼が、発砲事件の後でジョンウが去った後、思わず彼女の前に姿を現してしまう。
この過程がとてもよく理解出来てしまうから余計不憫だ

ヘヨンってば鈍いしさ。

しかし、パクウィのストーカー的行動はウソンだから許せるけど、実際にあんな風に近づかれたら恐いゾ

彼が絵の練習をして描いたヘヨンの顔が笑えたあのシーンでは場内から笑いが起こってたから皆同じように感じたんだね。
美術書を丸暗記したような芸術論をジョンウに吹っかけるところも。

橋を一所懸命作るシーンは楽しそうだった♪
トラック?の荷台に乗っててすれ違う所は最初は気付かず・・
レゲエ風の兄ちゃんは目についたんだけど・・

ヘヨン役の彼女は笑ってる方が断然素敵。
ウソンとの絡みでは「恋人」を失った悲しみで心を閉ざしている設定だから笑顔がないし、暗いしで魅力半減

最後に彼を庇って死んでいく彼女の心にあったのはパクウィへの愛、なのかな。
エンドロールで流れる歌の内容はそれを意味していると受け取れるけど
しかしデイジーの贈り主を知ったヘヨンが真実を知ったことで簡単にパクウィに心を許せるものなのかしら?すごく悩んで苦しむんじゃないかな?それまで彼がジョンウを殺したのかもと疑ってたのに・・
その辺の心情描写はやや不足かも。まぁ悲恋モノだから細かいことは良いのか

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さだまさしコンサート

2006年05月30日 | ライブ・コンサート他
18:00開演
文京シビックセンター

今年二度目のコンサート参加。
友の強運にあやかり、2列目のセンターよりという絶好の座席で鑑賞させて頂く。

さださんの立ち位置からの目線が来る美味しい席で、手を振ったら言葉を掛けて貰えたし、目線もしっかり頂き、久々にときめいてしまった

アコースティックコンサートなので石川氏・倉田氏と大好きな宅間氏という構成で通常コンより一層音を肌で味わうコンサートとなる。

この会場は2年ぶりになる。場所柄「東洋女子大」のトークが
何度聞いても可笑しい・面白い・楽しいのはまっさんの話術の賜物

しかしトークの際、言葉がすぐに出て来ない(「ほら、えー、あれ・・」というように)ことも何度かあり、加齢を感じてしまう場面も
喉も絶好調ではなかったような・・・
良いのよ~一緒に年とっていくんだものね~。

そして年を感じさせない宅間さんのマリンバは今宵も健在。「関白宣言」や「修ニ会」を堪能する

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エンド・オブ・アース

2006年05月28日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
製作年: 2004年 アメリカ
収録時間: 91分
公開情報 劇場未公開
レンタル開始日: 2005/08/05
ジャンル SF/アクション

超巨大隕石落下し壊滅した地球に指導者・パリッシュによる暗黒の新世界が誕生した。一方、街には隕石の影響により特殊能力を持った人間(フリーク)達が生まれていた。

これ、ジャケットの画と内容がまるで違う
近未来の人間対ミュータントの戦いをスリリングに見せてくれると期待して借りたのに・・・ただのB級SFまがいじゃん

指導者パリッシュは実はフリークだし、自分の欲望のために子供作ったり浮気したり、洗脳したりとやりたい放題。敵対するレイジ(別に日本名じゃない)や他数名のフリークは仲間を助けて予言の地目指し逃げるだけ。どこが人類最終戦争なんだ?途中でパンクな集団(彼らは普通の人間なのか?)は出てくるし、武器や乗り物はやけにしょぼいし、資金不足だけど頑張りました~!的チープな作りはBというよりC級か

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画

2006年05月27日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
公開日: 2005/11/26
製作年: 2002
上映時間: 100分
配給: 角川ヘラルド・ピクチャーズ

書類送達屋のジョーが請け負った仕事は金持ち夫・ゴードンからの離婚通知を妻サラに渡すこと。簡単な仕事の筈がライバルの邪魔が入ったり妻に買収されて寝返ったりのドタバタ模様となり・・・

裁判所からの召喚状や駐車違反の通告書、離婚届などの不幸の通知を第三者の代理人が当人へ渡すという商売があることも知らなかったし、州によって離婚の時の条件が違うというのも・・・。
そんなアメリカの風潮と法のからくりを、大富豪カップルの離婚合戦にたっぷり混ぜ込んだコメディ。

キワモノではあるけれど、何といってもジョー(マシュー・ペリー)が獣医に扮した牛とのドタバタは抱腹絶倒の面白さ。同僚の意地悪なトニー( ヴィンセント・パストーレ )のお馬鹿加減も笑い飛ばすには最高。40歳のエリザベスのコスプレは正直苦しいけどその年に見えないプローションは素晴らしい

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パイレーツ・オブ・カリビアン / 呪われた海賊たち

2006年05月25日 | 映画(ロードショー落ち)
初公開年月 2003/08/02
上映時間 143 分

ディズニーランドの人気アトラクション“カリブの海賊”を映画化したアクション・アドベンチャー大作。

17世紀、カリブ海の港町ポートロイヤル。総督の娘エリザベスがかつて海上で助けたウィルが身につけていた黄金のメダルを密かに保管していたことでブラックパール号に乗った海賊達にさらわれてしまう。鍛冶屋で働く逞しい若者へと成長したウィルは、元ブラックパール号船長で一匹狼の海賊ジャック・スパロウと手を組み、エリザベスの救出に向かうのだが…。

言わずと知れたキャプテン・ジャック~~
夏の「デッドマンズ・チェスト」まで待ちきれず、前売りで500円で観られるという美味しい餌に釣られて鑑賞

公開された時はもちろん、DVDも持ってるし、何かのイベントで劇場公開があればその都度足を運んでいる作品だが、何度観てもジャックの登場シーンに目を奪われるの。華麗な剣捌きや皮肉な目付き、適度に厭らしく適度に男気とズルさを併せ持つ複雑なキャラを作り上げたジョニーに

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダヴィンチ・コード

2006年05月24日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2006.5.20公開

閉館後のルーブル美術館で、館長ジャック・ソニエールが何者かに殺害されたが、彼は死の直前に暗号を残していた。暗号を解読するために、ハーバード大学の象徴学者ロバート・ラングドンが呼び出されるが・・・
聖杯の秘密に巻き込まれ、逃亡者となったラングドン(トム・ハンクス)と、ソニエールの孫娘ソフィ(オドレイ・トトゥ)、「聖杯」探しに生涯を賭けたサー・ティービング(イアン・マッケラン)らの旅が始まる。

映画の前に原作を読んで学習しておいたせいで、すんなりと頭に内容が入ってきた。普段は嫌いなオドレイも巷で不評だというトム・ハンクスの髪型も全く気にならず、むしろ原作のイメージを損なうことなくいきていると感じた。

シラス役のポール・ベタニーは今作でも脱ぎっぷりが良い。あの儀式は知識がないままに観たらなんでこんな痛いことするの?と疑問に思うだろうな

ソフィーの家族が弟から兄に変わってるし、アリンガローサ司教と教会との関係も設定を変えているけれど大筋では原作通りで違和感なく楽しめた。

犯人探しという意味では本で既にネタバレしてるから楽しみにはならなかったけれど、本を視覚的に味わうという点で合格の作品

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベイビー・トーク

2006年05月22日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
製作年 : 1989年
製作国 : アメリカ

不倫相手の子供を産む事にした公認会計士のモリーの恋模様を赤ちゃん自身の目を通して描くコメディ

不倫相手アルバート(ジョージ・シーガル)の浮気性で煮え切らない態度に愛想を尽かした公認会計士のモリー(カースティ・アレイ)は、1人で子供を生むことを決意する。ところが陣痛の際に交通渋滞で立ち往生し、タクシー運転手ジェームズ(ジョン・トラヴォルタ)を巻き込んだ大騒ぎの末、赤ん坊マイキー(声=ブルース・ウィリス)を出産。
赤ん坊にふさわしい父親探しに頭を悩ませるモリーとひょんなことから週末のベビーシッターになったジェームスとの関係は・・・

もっとばかばかしく笑える作品だと思ってたのでちょっと肩透かしかな~。
冒頭の受精シーンの映像は楽しい。
なんてったって精子が喋るという発想が愉快だし画像も綺麗。

マイキーの声はブルース・ウィリスだなんてエンドロールまで気付かずにいた。
トラヴォルタも若いけれどそろそろお腹が出てきた頃か?

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サラ、いつわりの祈り

2006年05月21日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
DVD発売日: 2006/1/27
時間: 96 minutes

男娼をしていた少年時代をつづったJ.T.リロイの衝撃的な自伝小説の映画化。

里親から息子のジェレマイアを引き取った実母のサラだが、ドラッグや行きずりの男とのセックスが止められない。やがてジェレマイアも、サラの生活に影響されていく。

これは何とも・・・やりきれない映画だ

サラという自堕落な女が 産んだというだけで子供を手元に置きたがる。
それは自分の都合の良い玩具のような感覚にしか見えず、事実邪魔になったらゴミのように捨てて省みない。
そして欲しくなったら当然のように取り返しに来る。あまりにも自分勝手な彼女を、息子のジェレマイアが慕うようになるのが不思議

生き方とか常識が自分と全く異なる世界の理解不能な人種を見ている気分。
母と子の間に芽生えたものを愛と呼ぶのか依存共生といえば良いのか・・・

ジェレマイアの10歳頃の役を演じているディラン&コールはノイズにも出ていた双子ちゃん。マリリン・マンソンも出てるし意外なところでジョニーつながりだ収穫はそこだけ

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロック・ユー

2006年05月20日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
製作年 : 2001年
製作国 : アメリカ
配給 : ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント

14世紀、騎士だけに許されていた馬上槍試合に平民のウィリアムが身分を偽って出場、恋と名誉を求めて自分の運命を切り拓いていく。

競技と恋を巡りアダマー伯爵(ルーファス・シーウェル・・黒髪と策略家のキャラがどことなくヴォルデモ-トを思い出させる人だ)と火花を散らすウィリアム(ヒース・レジャー)は当時のロックな若者
彼の仲間の一人にポール・ベタニー。今作でも惜しげもなくヌードになっている。脱ぎたがりという評価もあながち嘘ではなさそう

クイーンの「WE WILL ROCK YOU」が映画のシーンにぴったりはまっていて現代と中世が違和感なくMIXされたような不思議な感覚の映画

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

嫌われ松子の一生

2006年05月19日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2006年 5月27日公開予定
試写会(よみうりホール)

20代で教師をクビになり、エリートから転落して家を飛び出しソープ嬢に。やがてヒモを殺害して刑務所へ…。川尻松子の波乱万丈な人生を真正面から描いたベストセラー小説を、『下妻物語』の中島哲也監督がファンタジックな世界に創りあげた。

報知新聞主催で抽選会付き。
でも主演の中谷さんや土屋さんのサインより海猿のプレスシートが欲しかった。外れたけど・・。

和製ミュージカルと謳ってる割りにセリフが歌ということでもなく観易かった。

ヒロイン・松子さんの一生はとことん運から見放され、ここまでくると清清しいほどの転落人生。可笑しいのに哀しいという不思議な感覚に襲われ不覚にも目頭が熱くなること数回。面白い感覚だったな。

彼女はただ愛されたかっただけ、父に、家族に、恋人に。そのために一生懸命なのにとっても不器用で実らないの。

晩年のゴミ屋敷状態や土手での無残な死に方にも現代事情を取り入れた監督の意図を感じた。

中年以降の松子さんの老け具合には失笑。もう少しリアルに老けさせても良いのにな。
他の出演者も個性的でバラエティに富んでいて誰がどの役かと見つけるのも楽しいからDVDが出たらまた観よっと♪

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポセイドン

2006年05月17日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2006.6.3公開予定
試写会:武道館日本プレミア

大晦日の夜。北大西洋を航行中の豪華客船“ポセイドン号”。ボール・ルームに乗客が集まり、祝宴が華やかに催されていた。まさに新年を迎えようとしたその瞬間、巨大な波がポセイドン号を襲い、船は瞬く間に船底を上に向けて完全に転覆。4000人の乗客の多くが一瞬にして命を失う。生き残った乗客の中でプロのギャンブラー、ディラン(ジョシュ・ルーカス)は自らの直感を信じ、一人脱出を企てる。別の場所にいる娘ジェニファーを捜す、前NY市長のロバート(カート・ラッセル)や数名がディランと行動を共にするが彼らの前には想像を絶する苦難が待ち受けていた・・。

監督の他、ジョシュやラッセル、ヒロインのエミー・ロッサムが舞台挨拶。エミーがめちゃ可愛かった巨大スクリーンで観る映画は迫力満点。思わず肩に力が入ってしまう。時間が経つのも気付かず「え、もう終わり?」と感じるほど集中してた

のんびり人物紹介かと思いきや、すぐにサバイバルが始まり、メンバーの誰が消えていくかな~という推理も当ったり外れたりで面白かった♪
サバイバルの初めの方で「え?蹴落とすなんてそりゃないぜ!」と思うシーンもあったが、これも切迫した状況だから仕方ない・・のね

その場の一瞬の選択・決断が運命を変えて行く・・
このスピード感が時間を忘れて見入ってしまう要因か

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ピンクパンサー

2006年05月17日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2006年5月13日公開

サッカーの試合中に、フランス代表の監督が衆人環視の中で殺害され、彼が身につけていた世界的に有名で高価なダイヤモンドピンクパンサーが消えた。この事件の真犯人と消えた<ピンクパンサー>を追って、あの名警部クルーゾーが帰ってきた。彼なりの捜査を進めていくうちに、ひとりの人物がこの事件の手掛かりとして急浮上。その人を追って、パリからニューヨークへ。クルーゾー警部、果たしてこの難事件を解決することが出来るのか?

1963年の『ピンクの豹』で生まれたマヌケな警部クルーゾーとはいえ、アニメーションと曲の方が馴染み深い私。
ピーター・セラーズって誰?状態に近いので、スティーブ・マーティンは違和感なく楽しめた。ただ、ハチャメチャというには大人しめで知的な印象。

(アメリカ人の)マーティンがフランス語訛りの英語を直すためにアメリカ英語を習うというのは語学不堪能な私にはその本当の笑いの理解にはほど遠かったかも。わかりやすい「ハンバーガー」という単語を持ってきたのがミソか。なんといっても本編の会話は英語だからややこしいのよ

脇を固める役者陣も豪華。高慢なドレイフェス(ケヴィン・クライン)硬派な刑事ポントン(ジャン・レノ)グルアンの恋人ザニアには、ビヨンセ

ジャン・レノ大好きな私としてはクールな彼がコメディというのが新鮮。
真面目で硬いキャラをあの顔で演じているだけでおかしくなってしまう

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トレジャー・ハンターズ

2006年05月13日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
製作年 : 2004年

幼なじみのビリーの葬式に帰郷したダン(セス・グリーン)、ボブ(マシュー・リラード)、トム(ダックス・シェパード)再会を喜び、暫し少年時代の思い出に耽った彼らは、ビリーが遺した宝の在りかを示す地図を手に、まるでテーマパークに出掛けるかのように財宝探しに出発する。カヌーに乗って川下りをする3人を待っていたのは、激流、熊、そして、マリファナを栽培する悪党2人組に追いかけられるアドベンチャーだった・・・。

わくわくするような大作の匂いを嗅がせておいて、繰り広げられる光景はしょうもない大人の冒険ごっこ単純に笑える面白さはまさにB級♪ 

虚言癖のあるトム、人生の目的が持てないジェリー、気弱なダンの大人になりきれない三人組みが成長する物語でもある。特別E男も特別不細工が後味爽やか

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京タワー

2006年05月13日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2005/01/15公開
配給 : 東宝

江國香織の同名小説を映画化したラブストーリー。
売れっ子CMプランナーの妻、詩史(黒木瞳)は、友人の息子透(岡田准一)と出会い、恋に落ちる。透の友人・耕二(松本潤)も主婦の喜美子(寺島しのぶ)と付き合い始める。しかし、求め合う気持ちが強まるにつれ、心の均衡は崩れていき、やがて二組の恋人たちに終わりが訪れる。

高級ホテルや食事、ラフマニノフの音楽や海辺の別荘など、とことん豪奢で幻想的な詩史と透のカップルと普通の主婦と学生カップルの喜美子と耕二。理想と現実の洒落じゃないだろうが、豪華カップルには共感は持てず、かといって鬱屈を抱えてヒステリックな喜美子にも好感は持てず、白ける自分の気持ちと映画のギャップが痛い
それだけ今の自分の生活に不満がないということで喜ぶべきことなんだろう。

岡田君は綺麗だったし目の保養シーンもあったから、ま、良いか

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トロイのヘレン

2006年05月11日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
製作年 : 1955年
製作国 : アメリカ
配給 : ワーナー・ブラザース配給

紀元前1100年。繁栄を誇るトロイは、ギリシャ諸国の侵略の対象だった。トロイ王プライアム(サー・セドリック・ハードウィック)の三人の王子の中でパリス(ジャック・セルナス)のみがギリシャ諸国との平和を主張し平和使節としてギリシャへ向かう途中、嵐にあって遭難。ヘレン(ロッサナ・ポデスタ)に救われる。和平を申し入れるが受け入れられず、檻禁されてしまったパリスを助けたヘレンと共にトロイへ帰った二人を追って「トロイ戦争」が幕を開ける…。

BS放送の録画。
こちらはヘレンとパリスを中心に描いているために、ブラピの「トロイ」とはかなり印象が異なる。
アキレスが死ぬ時の状況もトロイが陥落する時のパリスやヘレンの運命も違うんだな~どちらがより伝説に近いんだろう?

パリスがただの優男じゃなく、少年の純粋さと王子(貴人)としての責任を持つ大人との間で揺れる人間像になっているのは良かった。
しかしどちらが好きかと問われれば私は「トロイ」が良いかな
なんといってもアキレスがE男に描かれてないんだもん。
ヘクトルは・・まぁまぁかな。

50年の歳月は製作のスケールや技術にも顕著に現れている

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする