杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

スパイダーマン ファー・フロム・ホーム

2023年11月04日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2019年6月28日公開 アメリカ 135分 G
2023年11月3日 「金曜ロードショー」放送

夏休みに学校の研修旅行でヨーロッパへ行くことになったピーター(トム・ホランド)は、旅行中に思いを寄せるMJ(ゼンデイヤ)に告白しようと計画していた。最初の目的地であるベネチアに着いたピーターたちは水の都を満喫するが、そこに水を操るモンスターが出現。街は大混乱に陥るが、突如現れた謎のヒーロー、ミステリオが人々の危機を救う。さらに、ピーターの前には元「S.H.I.E.L.D.」長官でアベンジャーズを影から支えてきたニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン )が現れ、ピーターをミステリオことベック(ジェイク・ギレンホール)に引き合わせる。ベックは、自分の世界を滅ぼした「エレメンタルズ」と呼ばれる自然の力を操る存在が、ピーターたちの世界にも現れたことを告げる。(映画.comより)


 トビー・マグワイア主演の「スパイダーマン」シリーズ(サム・ライミ監督)、アンドリュー・ガーフィールド主演の「アメイジング・スパイダーマン」シリーズ(マーク・ウェブ監督)に続き、トム・ホランド主演の本シリーズ(ジョン・ワッツ監督)が始まり、今作は「スパイダーマン ホームカミング」に続く第2弾で、「アベンジャーズ エンドゲーム」後の世界が舞台です。
修学旅行でベネチア、プラハ、ロンドンを観光する設定で、ヨーロッパの美しい風景も見所の一つ。もちろんアクションあり、新スパイダースーツも加わり、MJとの恋模様も描かれます。
ハッピーとメイおばさん(マリサ・トメイ)は前作に続いて付き合っているし、ネッド(ジェイコブ・バタロン)も旅行中は彼女が出来たりと周囲も賑やか。😁 

トビーのスパイダーマンシリーズは観ていたけれど、主演と設定が変わっているとはいえ何度も繰り返される物語に食傷して劇場鑑賞からは外していましたが、地上波放送があったので録画して観ました。

 『アベンジャーズ/エンドゲーム』でトニー・スタークが自らを犠牲にして消滅していた全宇宙の半数の生命体を復活(ピーターもその中の一人)させましたが、消滅した時のままの状態だったため消滅しなかった者と年齢差があります。(消えていた兄が戻ったら弟が自分より年上になっていたみたいな😁 )かなり無理繰りな設定だなぁ。

ピーターの目下の大事は、ヨーロッパ旅行でMJに告白すること。旅行中はスパイダーマンとして活動しないと決めていた彼はフューリーからの電話を無視し続けます。
ところが、ベネチアで水の巨人が出現して攻撃し始めます。そこへミステリオ/ベックが現れ鮮やかに水の巨人を撃退します。水の巨人は“エレメンタルズ”のひとりで、ベック同様異なる宇宙からやってきた存在でした。フューリーに言われ、ベックと共に戦ううち、ピーターは彼にトニーの面影を感じ始めます。

ピーターはトニーからアイアンマンの後継者に選ばれていましたが、ベックこそ後継者に相応しいと思うようになり、トニーから贈られた“E.D.I.T.H.(イーディス)”をミステリオに託してしまいます。😖 

でも、全てはベックの罠で、ホログラムを使ってエレメンタルズという架空のヴィランを作り出し世間を欺いていたのです。
イーディスを手に入れた彼は世界掌握計画を実行しようとします。

MJが見つけたドローンがホログラム装置と知ったピーターがベックの正体に気付きます。フューリーに報告しようとしたピーターですが、ベックのホログラムの罠にはまり負傷してしまいます。そこでハッピー(ジョン・ファブロー)に助けを求め、アップグレードスーツを着用してベックの計画を阻止しようとロンドンへ向かいます。ベックは真実を知るネッドやMJを消そうとしていました。(オランダのチューリップ畑の真ん中に最新鋭の飛行機が浮かんでいる画が何ともちぐはぐ😁

ベックは人工衛星のドローンを使って地上を襲います。(イーディス入手によりアクセスが可能になっています) 
苦戦しながらも自分のセンスを信じたピーター/スパイダーマンは遂にベック/ミステリオを倒します。

旅行中にお互いの気持ちを確かめあったピーターとMJは、NYで空中デートを楽しみます。(とはいえMJは悲鳴上げてましたけど)
その時突然街角のスクリーンからニュースが流れます。ミステリオが撮影していた動画で、スパイダーマンがアイアンマンの後継者の座を譲るまいとミステリオを殺したように見えるよう編集されていました。そしてミステリオはスパイダーマンの正体を口にします。これにはベックの仲間のトニーを恨む科学者の影を感じますね。

まさに衝撃のラスト。そして『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に続くんですね。

ピーターは過去のシリーズより無邪気で幼く、すぐに人を信用してしまいます。裏を返せば無防備で思慮が浅いとも言えますが。😓 
そのせいでベックにコロッと何度も騙されるのですが、ベックが最後にトニーの後継者としてピーターを認めた理由もピーターの純粋さ故なんですね。
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