リベラルくずれの繰り言

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横浜カジノ予算:立憲・国民は腹をくくって反対を

2020-03-16 | 政治
横浜市の予算案で立憲民主党、国民民主党ら(第2会派の立憲・国民フォーラム)が悩んでいる(朝日新聞2020-3-15横浜版)。両党ともカジノに反対なのだが、カジノ推進を含む予算案への反対を決めかねているらしい。
林市長はもともと民主党の推薦で2009年に初当選した。自民・公明は2期目から推薦に加わり、3期目に向けた2017年の選挙では民主党はもはやなく、自民・公明の推薦を得て、「カジノは白紙」の仮面をかぶって当選した。国政でも自公政権と対決している立憲・国民がカジノを含むIRを推進する費用を計上した予算に反対するのは当然だと思うのだが、旧民主党系の中堅・ベテランの一部には自民・公明とともに「与党の一角」という意識があるのだそうだ。そのため予算全体からすればごく一部であるカジノを理由に予算案に反対することはできないという意見があるのだという。
これは市民がカジノ推薦の林市長のリコールに乗り出せない事情とも重なる。「カジノ」反対で団結しても、市長選の争点はカジノだけではなく、カジノだけを理由に林市長に反対する気にはなれないということなのだろう。
だがそんな気兼ねが林市長の傲慢な態度を支えている。今横浜市はカジノについてのパブリックコメントを募集しているが、市長は「反対が多ければやめるということでない」とくぎをさしている(神奈川新聞2020-2-20)。これではアリバイ作りのためのパブコメであることを自ら認めているようなものではないか。こんな人を食った態度ができるのも、カジノを推進しても落選の心配がないと安心できるからだ。
有権者もそうだが、立憲民主党、国民民主党も、カジノを進める林市長は認めない、という立場で反対に徹してほしい。


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関連リンク:
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