あらさき美枝(新崎美枝)いのちかがやく大阪を日本共産党大東市議会議員

日本共産党大東市議会議員で看護師のあらさき美枝(新崎美枝)が思い、感じる政治のこと

北条プロジェクト住民説明会に参加

2018年04月12日 | 大東市公民連携事業について
 4月12日午後7時から北条人権文化センター3階で北条プロジェクト住民説明会が行われました。

飯盛苑第2住宅は昭和40年代に建てられ老朽化が進み、耐震も整備されていません。その為、住民の共通の認識として建て替えが必要という事になっています。


今回は建て替えと共に、公園整備や店舗付き住宅が計画されています。
解体や道路・公園の整備は大東市が実施。住宅建設や運営は大東市公民連携まちづくり株式会社が行います。
実際の工事などはまちづくり会社の子会社である東心株式会社が行うと決められています。

鎌池公園の場所が現在の位置から少し南へ移動する計画です。
現在の鎌池公園には市営住宅や店舗又はコミュニティスペースが建つ計画です。

2018年12月に解体を開始。約6か月かけて解体し2019年5月に解体終了予定です。
2019年6月から住宅建築、公園・遊歩道整備・道路の整備を行い2020年3月頃完成予定。
2020年4月に入居予定と、説明されました。



住民の皆様からはたくさんの質問や意見が出されました。

住民説明会がもっと早く開催されても良かったのではないか?
⇒説明会が遅れた事、大変申し訳ございません。

公民連携株式会社の説明をしてください。
⇒官民連携のパートナーであるプロジェクト会社です。
社長は東坂市長で、当初大東市が100%出資して作った会社です。
大東市が直接事業をするより、民間会社であれば直接銀行からお金をかけるなど、行政だけでできないスキームができる。

このプロジェクトは誰のためのプロジェクトなのか?
⇒北条地域の活性化と生活サービスを向上させるためのプロジェクトです。

公園の前という好立地で住んでいた。家の前に3階建てが建つ計画。私たち住民の意見は計画に反映されるのか?
⇒ご意見を伺ってまいりたい。

鎌池公園をどう変えてしまうのか?今は四季折々、春は桜、秋はイチョウ、そしてふじだなも楽しめる公園です。
子どもたちが遊び、保育所の散歩コースにもなっている。素朴な公園がどう変えられてしまうのか?
⇒桜は出来るだけ残したい。活用できるものは活用していく。

どんな店舗が入るのか?
⇒これから公募して決める。

プロジェクトが住民本位ではなくひとり歩きしているように感じる。例えば、公園に芝生をひくとおっしゃったが、その後の手入れや維持費はどうするのか?
木造住宅と説明があった。木造であれば20~30年後には補修など手入れが必要になる。
できあたっが時に立派だと言われても、その後の継続性が担保されなければいけないのではないか?
⇒手入れなど費用面どうするのかというご意見は分かります。より豊かに価値が上がるものにしていきたいのでご理解を賜りたい。
木造を提案したのはライフサイクルコストを考えて提案した。

公民連携と言っているが、行政の長と民間の長が同じ人(市長)。ガバナンスはきくのか。(不祥事の予防や正しい判断はできるのか?)
⇒しかるべき時には民間の社長に変わっていく。

温浴施設を誘致する話があったがどうなったのか?
⇒民間は採算の取れる事業を行うため、温浴施設の誘致は難しいとして計画から外れた。

菊水温泉も解体されるとされているが、無くなることが前提で話がされているように思う。どうなるのか?
⇒菊水温泉については、利用者の実態調査を行っていく予定。事業に伴って取りこわす予定。

店舗を作ったり、駐車場を作ったりすることで、人が増える。いまの道路幅では危ないのではないか?
⇒道路を広げすぎると逆にスピードを出す車がふえる。適正な幅を整備してスピードが出ないようにしたい。

四条畷駅駅前整備との関連は?
⇒駅前整備は平成34年末に完成を目指している。北条プロジェクトと少し時期がずれる。

説明会は今回限りにせず、定期的に行ってほしい。
皆でまちづくりについて意見を出し合えて考える場を作ってほしい。
⇒今後については個別に対応させていただきます。


まだまだ、細かい質問や意見もありましたが、全体的な意見としては、「自分たちの街がどの様に変わってしまうのか?住環境が変わる事への大きな不安と不満。」が渦巻いていました。
大東市が決めた計画を押し通すための説明会であったように思います。
大東市は今後も説明会を繰り返していくべきです。
















大人のひきこもり

2018年04月12日 | 日記
 8050問題と言われるぐらい、大人のひきこもりが注目されている。

私は、生活相談で70歳前後の親御さんから子ども(40歳前後)の引きこもりについて相談を受ける事が度々ありました。
幸い、就職意欲があり、すぐに就労支援に入れる方もいましたが、会うことも難しいという方が少なくありません。

今日は、実際に現場で「ひきこもり」支援をされている方々に話を聞いてきました。

1人1人みんな状況が違って、それぞれの支援のあり方がある。
そして、何よりも気を付けているのは、無理強いをしないという事だそうです。
無理強いしてしまうと、その後一切援助に入れなかったり、最悪の場合は自傷行為を引き起こしてしまう可能性があるそうです。

ひきこもりの原因には発達障害や精神疾患ということも少なからずあり、府のこころの健康総合センターが作ったカウンセリングシートを元に、医療機関との連携が必要かどうかを判断されています。

相談員は臨床心理士や人権擁護士などの資格を持った方が対応されています。

相談は親御さんからの相談や当事者からの相談があります。
平成28年度は1年間で当事者25人、親御さん17人から相談があったそうです。

まだまだ、ひきこもりで悩んでいる方が潜在的にたくさんいるだろうと話されていました。

相談からつながり、支援に入れても短期間で解決することはほとんどありません。しかし、関わっていくと言うことが大切になります。

相談窓口は主に市役所、野崎人権協会、社会福祉協議会です。
現場には野崎人権協会が入られています。

私は、不安を抱えていてもどこにどんな相談をしたらよいのか分からない方がたくさんいらっしゃるのではないかと思います。
そして、相談したらどの様に解決できるのか、分からないから相談しない。という方も多いのではないかと思います。

非常に深刻かつ繊細な問題であるがゆえに、アウトリーチも進められず、実態把握はほとんどできていません。
悩んでいる方が、見通しを持って相談できる方法を考えなければいけないなぁと思いました。
そして、地域に関わっているそれぞれの団体が「大人のひきこもり」について問題意識を共通認識しておく必要があると思いました。

引き続き、この問題について考えていきたいと思います。

今日、もらった資料の一部です。