宮沢賢治の詩 三つ

ただいちばんのさいはひに至るために

いろいろのかなしみもみんな

おぼしめしです。（銀河鉄道の夜）


世界がぜんたい幸福にならないうちは

個人の幸福はあり得ない　（農民芸術概論綱要）


ぼくはきっとできるとおもふ。

なぜならぼくらがそれをいま

かんがへているのだから　（ポラーノの広場）


「なるようになれ。

どうでもなるようになれ。

流れろ。流れろ。

ひとりでに流れる力は不可抗です。

ただしこれからの流れやうは

きめなければならない。（書簡　大正8年）



・・・・やっぱり宮沢賢治はいいなぁ。

石破茂幹事長の言葉

今朝の新聞で「石破氏発言　7野党が抗議声明」との見出しで

石破さんのブログの文章についての記事が載っていた。

社説にもいろいろと出ていた。

憲法改正が背景にある秘密保護法案が参院で審議されていることでの

事件というか、問題だと。

そうなのかなぁと思うけど、実際にどうなのかは私にはわからない。


石破さんのブログの文章・・

「左右どのような主張であってもただひたすら己の主張を絶叫し

多くの人々の静穏を妨げるような行為は決して世論の共感を呼ぶことはないでしょう。

主義主張に従って理解者を一人でも増やし、支持の輪を広げるべきで

単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあまり変わらないように

思われます」・・・・が問題となったよう。


国会で他党が話しているときにされる、自党の野次なんかも

ただひたすら己の主張を正しいとばかりに

するもんなんだろうけど、

そういうときには石破さんはこういうことはブログに書かないんだろうと思う。

野党時代だったら、同じようなことがあっても、

書かなかったかもしれない。


己の主張を正しいと絶叫するのは、

テロ行為とその本質においてあまり変わらない、というのも、

原理主義というふうに見て、そのことだけをとったらわかる気はするけど、

それをブログという場でこの時期にそんなふうに発言することが、

なんやら下心があるのだろうと思われても仕方のないことなのかもしれない。

こういうことに野党も己の主張が唯一絶対正しいとばかりに、

わぁわぁ抗議するんじゃなくて、

石破さんみたいにとうとうと冷静に論理的に話すことが出来たらいいのになぁ・・

健康

温かいこの海辺も山はあちこち紅葉してる。

考えてみたらもう12月だ。本当に早い。

今年のここらの山の紅葉は去年より美しく感じる。

毎日のように海沿いの国道を歩いているけど、

天気のいい日は特に山も海も美しい。

感動ばっかりしてる。

有難いことだと思う。

義父の句というか散文で、

「人は月を見ては美しいと思い、

花を見てはきれいだなぁと思う時こそ心身ともに

健康なる証拠であると思う」というのがある。

本当にそうだなぁと思う。

花が美しい　のか　花を美しいと思うひとの心が美しいのか・・

ということを書いたことがあるけど、

目の前に見えるものは人であれ、物であれ、

その瞬間の自分の心が映るのだから。

義父の散文ではこういうのもある。

「人は働くという意欲物欲性欲のある限り

健康なる証拠であると思う」というもの。

義父は本当に素直で正直で素晴らしい。