ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
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グルグル回る ⑥

2012-06-08 16:11:36 | 本を読んで
福岡伸一先生の言葉「パスの関係性が主体を規定する」

これはなかなか便利な言葉だ。

生物学で細胞の動きがそういうもの。

細胞に限らず自然はそうなっている。

生態系はそうなっている。

自然は鮮やかな動的平衡の姿をしている。

津波は人間にとっては悪魔のようだが、

海の一つの姿であり、

地層という地球の動きと動的平衡状態になっている姿だ。

ひとの思考はどうだろう。

例えばこんなパス・・・自分の例で、

「なんでここに一番に来ないんだっ!(怒)」というパスが飛んで来た。

「しょうがないでしょっ!私には私の都合があるんだからっ!(怒)」

これはパスを受け取るというより、

来たパスを受け取らず、叩き返したという感じ。

パスの関係性・・・そのパスは自分への攻撃(そういう解釈をした)

主体を規定・・・その関係性は(反撃した姿)として規定した。

この状態は動的非平衡状態なのか?

パスを受け取ってない状態は平衡状態とはいえないのか・・・

なるべくして、なってはいるけど。


「脳の状態の大半は動的な非平衡状態で、

ある一瞬だけ平衡状態が起こる。

しかもそれは時間の流れのほんの一瞬であって、

あっ、渦が今きれいに見えましたね、そうだね、

あっ、もう消えてる、というほどに瞬間的なものなんですね。」

・・という文章が福岡ハカセにある。

水の流れである渦は当たり前だけど止まってない。

瞬間を切り取って見たら、動的平衡状態、動的非平衡状態、動的平衡状態、動的非平衡状態・・・

ということなんだろうか???



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