3月11日
震災からちょうど1年目のこの日、名古屋の街は『名古屋ウィメンズマラソン』が行われていました。
そして私たちはというと、第72回装道大学講座を受けに行っていました。
その中身をちょっとだけ覚え書きしておきます。
礼法講座では「神社の参拝の仕方」とか「訪問と応接について」のお話を聞きました。
参拝の仕方はいろいろだと思うんですが、自分のこれまでの作法が間違ってはなかったのだと確認できました。
その中で二拝二拍手一揖(ゆう)っていうのがあるってこと。
私は二拝二拍手一拝しか知らなかったから
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『拝』は最敬礼(90度)で『揖』は敬愛礼(45度)なんですって。
訪問と応接についてでは1年半くらい前にお稽古で教わった「コートの脱ぎ方」を実演してくださったのですが、あれを身につけてささっと出来るようになったらスマートだろうなぁ~って改めて思っちゃいました。
ノート見ておさらいしよう!
座布団の座り方、お土産の渡し方、お茶の出し方・飲み方。
なかなか和室の客間に通される機会はないよなぁ~と思いつつも、お勉強!お勉強!知ってて損はないのです(o^-^o) ウフッ
着装講座では小袖についてのお話を聞きました。
桃山時代から江戸時代の小袖姿で登場したモデルさんが着てた小袖、なんと去年の大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』で茶々が着ていた衣装をお借りしたんだそうです。
江にはまった私としては是非とも夫君に見せてあげたくて早速デジカメ取り出して写真を撮らせてもらっちゃいました。
会場での写真撮影、良かったのかな?とちょっと思ったのですが、他にも大勢写真撮ってたしいいかって``r(^^;)ポリポリ
そのほかにも初が着た衣装、江が着た衣装、秀忠が着た衣装なども登場しました。
講師の先生が「向井理さんのにおいが残ってるかも知れませんね」っておっしゃったときは会場に笑いが起こりました。
あと、日本髪を結う実演も見せていただきました。
江戸初期から中期の町娘の小袖姿、江戸後期の武家の女性の小袖と打ち掛け姿も登場しました。
特別講座は金田一秀穂先生の講演でした。
『日本語おもしろ塾』と題して主に敬語についてのお話をしてくださいました。
いろいろなエピソードを堅苦しくなく話してくださるので会場は笑い声であふれていました。
良く聞く話ですが、コンビニとかファストフード店でたとえばコーヒーを頼むと「コーヒーになります」って言うでしょ?
ふぅ~ん、コーヒーになる前はなんだったの?(笑)とか。
こういうの『コンビニ敬語』って言うらしいですね。
あと、ハンバーガー屋さんに行ってハンバーガー30個頼んだら、「こちらでお召し上がりですか?お持ち帰りですか?」って聞かれた。
どんだけ大食いだと思われたんだろう(笑)
マニュアルどおりの言葉なんでしょうけど、状況把握してよ~って感じ。
でも、このマニュアルどおりの対応って最強らしいです。
こんな笑い話のような話が次から次へと出てくるんです。
笑い話ばっかじゃなくて、真面目(?)なお話もされましたよ。
敬語って言うのは相手を敬って使う言葉でもあるけれども、それとは別に自分の立場を上げるために「私はこんなにきちんとした話し方の出来る立派な人間なんですよ」とアピールするために使う言葉でもあるのだという事。
また、敬語が正しく伝わるためには『誰が(送り手)』と『誰に(受けて)』と『(それが話されている)場面』が上手くマッチしていなければならないという事。
この3つのうちどれが欠けてもその敬語はちぐはぐなものになってしまうのだと。
言葉だけを丁寧にしてもそれは敬語とは言えない。
それを話す人がそれにふさわしい人物でなければならない。
自分らしい言葉で話をする、それが大切なのではないか。
ほんとにざっとまとめてしまいましたがなるほどなぁと思えるいいお話でした。
今回の大学講座もとてもお勉強になりました。
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