ダイビングと生き物の写真ブログ3~魚・鳥・花・蝶・トンボなどなど

ダイビングの海の写真、動物・鳥・魚・昆虫などの生き物、自然風景の写真、これらを中心に気ままにブログを書きます。

ごあいさつ/使用機材/撮影地

野鳥・昆虫・両爬・ダイビングの水中写真などを撮っています。基本的に、美しい生き物を綺麗に撮りたいと思っています。
野鳥は好みのものをじっくり撮ることに重きをおいています。トンボや蝶は基本的に自然光で生態や環境を表現したいと考えています。両爬は夜間撮影が多いのでストロボを使用しています。最近は南西諸島のトカゲモドキをいろいろ撮っています。 近所で見かけたらよろしくお願いします。
カメラ;OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ(水中用) / OLYMPUS OM-1(メイン機)
レンズ;OLYMPUS M.ZD300mm(F4) / M.ZD60mm Macro(F2.8) / 他

撮影地は近場の北摂の公園から関西各地などいろいろ。中国地方や中部山岳に遠征することもあります。
定期的な遠征地は沖縄本島・石垣島・西表島・宮古島・奄美大島・北海道・柏島・舳倉島・台湾など。

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ヤイロチョウの営巣記録2017

2017-07-18 20:00:00 | 野鳥-本州/四国

3年連続で別荘近くに来てくれたヤイロチョウですが、
今年は無事に雛が巣立ちを迎えることができました^^
多くの人がこの青い森の妖精を間近で楽しむことができたのではないかと思います。

貴重な鳥なので今までブログやフェイスブックへのUPは控えていましたが、
晴れて巣立ちを迎えることができて嬉しく思います。
今回は時系列を追って営巣初期から巣立ちまでの写真を何枚かピックアップしますが、
写真というよりは時系列を追っての営巣記録がメインと考えてください。
※来年以降の営巣もありますので地名はシークレットでお願いします。




2015年6月6日、サンショウクイを撮りに来てこの地でヤイロチョウを発見しました。
それから1ヵ月にわたり雄が高い木の上で啼いているのが見られました。
おそらくはペアを探していた感じでしたが結局は営巣できなかったと思われます。




昨年の2016年は啼く期間が短かったのでペアで飛来していたものと思われます。
そして、誰も撮影していませんが実は営巣して雛も孵っていたことが後にわかりました。




今年2017年6月10日に知り合いが水浴びを撮り連絡を貰いました。
この日の夕方から巣材運びを始めて12日の午前中に巣は完成しました。
11日から12日の午前中まで巣材運びを観察しましたが、
枝→葉→苔と巣材がどんどん変わっていきました。

ヤイロチョウ 右♂ 左♀
写真は11日の巣材運びのときに偶然2羽並んだシーンです。
被りはありますが平行で撮れて雌雄の個体差も少しわかったのが収穫でした。
6月13・14日には交尾も見られたそうです。
6月15・16日はほとんど見えるところにでなかったそうで、
産卵をして本格的な抱卵に入ったことを伺わせました。





6月18・19日には雌を近くで撮ることができました。


ヤイロチョウ♀
水の染み出た切り通しの斜面下でミミズなどを捕ってゆっくりしていました。
巣に帰るときには中敷きの松葉をたくさん咥えていました。





7月1日には卵から雛が孵り頻度は少ないながらも餌運びが始まりました。
撮影は巣に入る前の限られた枝止まりだけでした。

ヤイロチョウ
巣に行くときによく止まる黒い倒木です。
※写真は7/12日撮影分




7月6日は友人を案内して午前中だけ様子を見に行きました。
ミミズを咥えて頻繁に巣へ運んでいて雛の嘴も3羽確認できました。


ヤイロチョウ 上♂ 下♀
樹上で雄がミミズを咥えて地啼きするシーンが近くで撮れました。
これまで雄は近くで撮れなかったので嬉しい収穫でした。
(雄の個体特徴もようやくわかりました)
この日は雌も目の前の地面で餌を捕ってくれました。





7月8日・9日も順調に餌運びをしていて枝止まりをはじめミミズやムカデ・カエルなどを咥えた姿を撮ることができました。



ヤイロチョウ♀
人のいない巣から離れた場所で待機していると、
目の前にヤイロチョウ雌が現れてトータルで3時間ぐらい目の前で餌取りをしてくれました^_^
少し離れた場所では雄が地鳴きをして雌を待っていました。





7月12日、平日ですが雛が顔を出しているとのことで見に行きました。


ヤイロチョウ
雛は4羽見えて目も開けていたので直に巣立つ感じがしました。
巣の前は大人気で1チャンスだけ撮ることができましたが雛は微妙にブレています。




7月13日AM11:30に3羽が巣立ったとの連絡がありました。
巣立ちは見れませんでしたが無事に巣立ってくれてほっとしました^^




7月15日、ダメ元で朝から様子を見に行きました。
親が遠くにチラチラ見えるので辺りを探すと茂みの中に雛がいました。
数カット撮りましたがじきに行方不明になりました。
自分の目と周りの人の話を総合すると雛は少なくとも3羽同じエリアにいたようです。


ヤイロチョウ雛
4時間探して数カットで後は撮れませんでしたが満足しています^^








今回のヤイロチョウの記録
飛来;5月下旬
巣作り;6月10日から12日(3日間)
産卵;6月13日から16日(4日間)
抱卵;6月14日から7月1日(17日間)
育雛;7月1日から13日(13日間)
巣立ち;7月13日AM11:30に4羽
※日時は推定のものもあります。






ヤイロチョウの写真は最初から最後までいっぱい撮っています^^
ブログには時間があるときに詳細にUPしていきますが、
写真だけ早く見たい方はフォトチャンネルをご覧ください^^
厳選した100カットをおよそ撮った順に載せています。
ヤイロチョウ営巣~2017夏














最後に書きたくないことを敢えて書きます。
ヤイロチョウが巣立ちをした直後に規制線を越えて巣の裏側に侵入して写真を撮った人が数人いるそうです。首謀者は現場で仕切っていた大阪の人です。自治体もその件は既に把握していて対処を考えているとのことです。
侵入した人を出入り禁止にするのか野鳥カメラマン自体をを立入禁止にするのか何らかの結論が出ることでしょう。










いつもご覧いただきありがとうございます。

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