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渡名喜島のマダラトカゲモドキ

2024-08-20 17:00:00 | 爬虫類・両生類・淡水魚

久米島から渡名喜島に渡りマダラトカゲモドキをたくさん撮りました。































































































マダラトカゲモドキ
旧分類のマダラトカゲモドキは渡名喜島・渡嘉敷島・阿嘉島・伊江島に分布していました。
そのうち渡嘉敷島・阿嘉島の個体群が2017年にケラマトカゲモドキとして独立しました。
そして、伊江島産は南部クロイワトカゲモドキに近い系統ということでいつのまにかクロイワに分類されていました。
なので、現在マダラトカゲモドキは渡名喜島の固有種というとになります。

マダラトカゲモドキは渡名喜島の南部にある島尻毛の森林に棲んでいます。
特徴は胴体にある濃い黄色の4本+3本の横帯で立派な成体は7本帯の虎模様に見えます。
久米島産より黄色が濃く虹彩は暗赤色になり稀に後頭部に横帯が入ります。
今回は林道際で7個体ほど見つけて完全尾も2個体撮れたのがよかったです。
とても立派な7本帯の個体が1ついてほかの個体と比べても美しさが際立っていました。

簡単に撮れてそうに見えますが初日の夜は出が悪くまあまあ苦労しました。
2日目は撮りやすくなる10時まで待ちに待ってから4時頃まで時間をかけてゆっくりと撮りました。
雨上がりでよく出てくれて初日の逃げっぷりがウソのようにたくさん撮れました。
2晩ともほぼ徹夜で撮ったので100枚ほどのUPになっていますが、
マダラトカゲモドキは島のあちこちにいるワケではなく割と決まった場所にしか出ないので、
本来はそう簡単には撮れないものと思っておいてください。



★☆★マダラトカゲモドキ★☆★
学名;Goniurosaurus orientalis (Maki, 1930)
英名;Spotted ground gecko
分布;渡名喜島
形態;黒地に黄色の横帯が胴体に4本とその間にも薄く3本の合計7本。
   虹彩は暗赤色、頭部は網目模様。背中線は首で途切れ肩の縦筋は薄い。
   若い個体は薄い3本の横帯が不鮮明になる傾向。体長13cm前後。
生息環境;基本的に崖下の広葉樹林の林床で見られる。
特徴;黄色の4本横帯の間に薄い3本の横帯。
備考;旧マダラトカゲモドキは渡名喜島・渡嘉敷島・阿嘉島・伊江島の4島に分布。
   渡嘉敷島産と阿嘉島産がケラマトカゲモドキとなり、伊江島産はクロイワトカゲモドキになる。




★久米島/渡名喜島へのアクセス★
久米商船 098-868-2686(那覇泊港ターミナル)
那覇のとまりん(泊港)から久米商船で2時間で渡名喜島、3時間半で久米島
・那覇(泊港)→渡名喜島→久米島(兼城港)
 ①9時-10時50分-12時30分 ②14時-17時
 ※①は渡名喜島を経由、②は久米島直行(月曜運休)
・久米島(兼城港)→渡名喜島→那覇(泊港)
 ①9時-10時20分-12時30分 ②14時-17時
 ※①は渡名喜島を経由 ②は月曜運休、金曜のみ渡名喜島を経由し17時30分着
・船は泊港から海を見て左手奥に停泊 ターミナルから徒歩5分
 1時間前から乗船可能 15分前に乗船締め切り
・久米島往復6,560円+100円 渡名喜島往復5,230+100円
※情報は2024年8月時点のものです。詳細は久米商船のHPでお確かめください。





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