NASAのキュリオシティローバーのマストカメラ(Mastcam)からのこの視界は、火星のシャープ山の下部の「ガーデンシティ(Garden City)」と呼ばれるエリアの、ツートーンの鉱脈のネットワークを示している。この岩脈は明暗の素材を結合している。このサイトの岩脈は周囲の岩より高さ約6センチメートル以下で突き出し、幅は約4センチメートルまでの変動がある。このような鉱脈は、流体が砕けた岩の中を動き、破片に鉱物を堆積し、周囲の岩の化学に影響を与えたときに形成される。この例では、この岩脈は周囲の岩より浸食に対して抵抗力があった。この場面は、100ミリメートルの焦点距離の望遠レンズを持つ Mastcam の右のアイカメラでとられた28のイメージの合成である。この構成要素のイメージは火星日929日(March 18, 2015)にとられた。これらの色は、地球の昼光の条件で見られるようにホワイトバランスが調整されている。
<訳者注>: キュリオシティは2012年8月に火星に到着し、現在も火星のゲイルクレータで探査を続けているローバー(探査車)です。これまでに数々の探査機が火星を調べてきましたが、このような地形を直接見たのは初めてです。この岩盤が何を語るのかはまだ確定的ではありませんが、火星の水の存在の証拠の一端になるかもしれません。記事の詳細は こちら(日本語) から
<出典>: 「今日のイメージ(Image of the day)」
<大判>: イメージをクリック