NASAのハッブル宇宙望遠鏡は今月で四半世紀に達する。1990年4月24日、この望遠鏡がフロリダのケネディ宇宙センタからスペースシャトルディスカバリで打上げられたときには僅か10年間のサービスが期待されただけであった。しかし、25年後の今もこのユニークな望遠鏡は依然として技術的驚異であり続けている。地上560キロメートルの軌道を周り、毎時 28,000 キロメートル(秒速8キロメートル)で旅するハッブルは、幅254センチメートルの主鏡で、宇宙と我々のミルキーウェイ銀河の衝撃的なイメージを捕え続けている。
<参考>:写真はスペースシャトルディスカバリの貨物室(写真下)から宇宙に放出されるハッブル宇宙望遠鏡。左に望遠鏡を持ち上げたシャトルのロボットアーム CANADARM が見える。ハッブルの主鏡は 2.5 メートル、一方地上の望遠鏡の主鏡の最大は8メートルほど。大気の介在に起因する地上からの観測が如何に難しいかを物語っています。
<出典>: 「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)」
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