NASAの科学者達は、先週地球に接近した時、通過する小惑星からレーダー信号を反射させ、ピーナッツ形の天体のイメージをつくるために二つの巨大な地上の電波望遠鏡を使った。この小惑星は二つの塊を持つ小惑星、接触型二重星(contact binary)のように思われる。このイメージは、東部夏時間7月25日午前12時55分(日本時間7月26日午前1時55分)に、地球から約720万キロメートル(地球から月までの距離の19倍)に最接近した 1999 JD6 と名付けられた小惑星の回転を示している。この接近時に、ゴールドストーンのアンテナが小惑星に向けてレーダー信号を発射し、グリーンバンクのアンテナが反射を受けた。このバイスタティック観測(bistatic observation)と呼ばれる技術は、レーダーイメージで見ることができる詳細を劇的に改善している。この技術で得られた新しい視界は、幅約 7.5 メートルほどの小さな形を示している。ムービーの中で使われた個々のイメージは、7月25日に収集されたデータからつくられた。
<出典>: Asteroid
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