ピンクと赤の爆発、斑な宇宙のダストの暗いレーン、明るくまき散らされた星達の、このNASA/欧州宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡イメージは、 NGC 428 として知られる棒渦巻銀河の一部を示している。それは地球から約 4800 万光年離れたくじら座(constellation of Cetus)に横たわっている。このクローズアップのショットの中に渦巻の形がかろうじて見えているが、二つの銀河達の衝突の結果であると思われる NGC 428 全体の渦巻構造は完全に歪められ曲げられて現れている。また、 他の融合のサインを語る NGC 428 の中に起きている相当な量の星の構成があるように見える。銀河達がそれらのガスの雲と衝突するとき、激しい衝撃波とガスの熱いポケットをつくりながら、また、しばしば星の構成の新しい波を誘発しながら結合するだろう。 NGC 428 は1786年12月にウィリアムハーシェルによって発見された。不幸なことにこのイメージには見えていないが、最近では、オーストラリアとニュージーランドの BOSS プロジェクトのスチュアートパーカーによって、 SN2013ct と呼ばれる超新星のタイプが銀河の中に発見された。このイメージはハッブルのカメラ ACS と WFPC2 によって捕えられた。
<出典>: 「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)」
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<おしらせ>: 8月19日水曜日に打上げられた日本の国際宇宙ステーション貨物船「こうのとり」5号は、来週月曜日にステーションのロボットアームで捕えられ、ハーモニーノードに繋留されます。宇宙ステーションのロボットアーム操作は日本の油井亀美也宇宙飛行士が、一方ジョンソン宇宙センタの地上通信は若田飛行士が担当します。日本人同士の会話ですが使われるのは英語です。中継時刻等詳細は 「天文ニュース」 「トップニュース」 から。