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8月10日:160万キロメートルからのアフリカとヨーロッパ

2015年08月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

深宇宙気象天文台(DSCOVR)衛星のNASAのカメラでとられたアフリカが、地球のこのイメージの正面中央にある。このイメージは、7月6日に、地球から160万キロメートルの視点から、NASAの地球多色画像カメラ(EPIC:Earth Polychromatic Imaging Camera)でとられた初めての一つであった。中央ヨーロッパがイメージの上部近くに、サハラ砂漠が南に、エジプトを通って地中海へ流れるナイル川を示している。この写真品質のカラーイメージは、数分間隔でとられた全地球の三つの別々のイメージを結合することによってつくられた。このカメラは、多様な科学製品をつくるために、紫外線から近赤外線までの異なる狭帯域フィルタを使って一連の10のイメージをとっている。この地球イメージでは、赤、緑、青のチャンネルのイメージが使われた。 DSCOVR ミッションは、リアルタイム太陽風監視能力を維持することを主な目的とする、NASA、国立海洋大気圏局(NOAA)、米空軍との協力である。 DSCOVR は、太陽の方向地球から約160万キロメートルのラグランジュポイント(L1)の計画された軌道に2月に打上げられた。このイメージの特徴は、その EPIC 装置が地球全体が日に照らされている正面のイメージをとる、その特異な視点にある。 EPIC からのデータは、地球大気のオゾンとエアロゾルのレベル、雲の高さ、植物の特性、多様な他の形の測定に使われるだろう。

<出典>: 「今日のイメージ(Image of the day)」

<デスクトップ壁紙>: こちら(1600x900) から

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