<フルムーン、フルアース>:7月16日、月は新月だった。地球に向かっているお馴染みの側は影であった。その日、160万キロメートルの距離にあった深宇宙気象天文台(DSCOVR)宇宙船の地球多色画像カメラ(EPIC)は、完全なフルムーン(満月)がフルアースの前を横切るこの視界を捕えた。地球と太陽の間の、月の軌道を越えた宇宙船の位置から見た、この完全に照らされた月の半球は馴染みのない月の遠い側である。地球に面する側と異なり、宇宙の夜明け以降にのみ知られた月の遠い側の大部分は暗い海に欠けている。遠い側のモスクワ海(Mare Moscoviense)の小さな暗い部分のみが左上に見える。惑星地球の北極は11時に近く、中央近くにハリケーン ドローレス(Dolores)が近づく北アメリカが見える。宇宙気象予報のために地球と太陽風を監視している DSCOVR は、1年に約2回、同じような月と地球のイメージを捕えることができる。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
<大判>: イメージをクリック
<「こうのとり」打上げ>:
8月19日、20日の情報提供は休みます。日本の国際宇宙ステーション貨物船「こうのとり」の打上は8月19日夜まで延期されましたが、気象条件が不安定なため再度延期される可能性もあります。 「天文ニュース」 「トップニュース」を参照してください。