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6月13日:重力波探査衛星リサ・パスファインダー宇宙で運行する

2016年06月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

リサ・パスファインダーは、地球から太陽の方向150万キロメートルの、「ラグランジュポイント」L1で軌道を周っている。この宇宙船の核は、壁から数ミリメートル離れた、自由に浮く二つの同一の46ミリメートルの金プラチナ・キューブの、二つのテスト機器である。このキューブは38センチメートル離され、連続的に位置を測るためのレーザービームによってのみ結ばれている。科学オペレーションフェーズの間、マイクロスラスター(微小推進機)は、宇宙船を中心に保つためにミニスケールのシフトを行うだろう。これは、宇宙からの重力波の将来の観測の技術のために、これまでに得られたことのない最も正確な自由位置に置き、重力以外の全ての外部と内部の力から二つのキューブを切り離すだろう。

<出典>: 「Space in Images;欧州宇宙機関」

<大判>: それぞれのイメージをクリック

<ひとこと>: リサ・パスファインダーは、地球や太陽を含む全ての重力の影響を極小化できる宇宙の位置で重力波の検出を試みる、ヨーロッパ宇宙機関の衛星です。重力波は、今年2月12日に、地上での検出が発表されました(国立天文台の解説)。地上での検出には長さ 4 km のL字型の分離された2施設が必要とされたのに対して、リサ・パスファインダーの核となる機器は僅か46ミリのキューブ二つ(右上の図)です。実際の構造模型は左の図をクリック。

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