ヨーロッパ宇宙機関の遠征47ティム・ピークは、2016年5月29日に、地球の高高度の雲を軌道から見て、国際宇宙ステーションから、珍しい夜光雲(やこううん;noctilucent) または「夜光る(night shining)」雲を撮った。地表上76~85キロメートルの間に形成される極地の中間圏の雲、夜光雲として知られる中間圏と熱圏の境界近くのメソポーズ(中間圏と熱圏の遷移帯)として知られる領域のこれらの高度では、水蒸気が氷の結晶として雲の中で凍ることがある。太陽が地平線の下にあり地面が暗いとき、これらの高い雲はまだ照らされているだろう。この異常な雲は春と夏の遅くに極地方の大気の上高くに発生する。下の大気が暖められ超高層大気が冷たいとき、氷の結晶が空の流星ダストその他の粒子の高さに生ずる。その結果が夜光雲または“夜光る”雲であり、これらの極地の中間圏の雲は、国際宇宙ステーションの宇宙飛行士達によって軌道から、また地表からも観測することができる。
<出典>: 「今日のイメージ(NASA Image of the day)」
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