引続き重力波関連の記事です。GW170104 を既知の質量のブラックホールのチャートに加えよう。二つの小さなブラックホールの極めてエネルギーに満ちたこの融合は、レーザー干渉計重力波天文台(LIGO:Laser Interferometer Gravitational-wave Observatory)の3回目の検出と一致している。この新しい発見のブラックホールは、太陽質量の62倍(GW150914)と21倍(GW151226)を持つ、以前に LIGO によって検出された二つの併合したブラックホールの間のギャップを満たす太陽質量の約49倍を持っている。四回目のケース(LVT151012)では低い信頼度の検出に終わったが、全3回のケースでは、ブラックホールの融合から生じた、対の LIGO 探知器のそれぞれの信号が明白に確認された。 GW170104 は、 GW150914 と GW151226 の現在の見積より遠い約30億光年にあると推定される。この時空の波紋は2016年11月30日に始まった LIGO の現在の観測ランの間に発見され、夏を通して続くだろう。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
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