昨年は記録上最も熱かった。北極海の氷は減少傾向にあり、海面は上昇を続けている。衛星は気象の変化と地球への影響について公正な視界を我々に提供している。推定では広域な海面は年間約3ミリ上がっている。これは地球温暖化による、特に低地の沿岸地域にとって、大きな脅威の一つである。海面上昇の個々の誘因の特定は気象科学にとって難解な挑戦である。地球観測衛星は世界中の異なる海面の変化を図化しているが、衛星からのデータは、また、温度上昇に伴う海水の熱膨張や、氷河・氷床の融解など種々の源から来る水の量を定量化するために使うことができる。地球を監視する宇宙の役割はそこでは止まらない。温室効果ガスの排出からオゾンまで、海氷から土壌水分まで、またそれ以上に、宇宙の機器は、我々の気象の変化を示す独立した科学的な事実を我々に提供している。
<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」
<大判>: 右上の図は二酸化炭素の増加を示すグラフ。
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<ひとこと>: 米国トランプのパリ協定離脱宣言を機に、地球温暖化の最近の科学記事を集めてみました。