中央右下に、352年前に恐らくジョヴァンニ・カッシーニが注目した、木星の巨大な嵐のシステム大赤斑がある。この大きな斑がなぜ赤いかは未だに分かっていない。左下に木星の最大の月の一つエウロパがある。1979年のボイジャーからのイメージは、そのエウロパが地下に海を持ち、地球外生命を探す良い場所であるという現代の仮説を強めている。しかし、右上の暗い場所は何だろう? これは木星のもう一つの大きな月イオの影である。 ボイジャー1号は、イオが火山が多く、インパクトクレータが見られないことを発見した。1979年の木星のボイジャー1号のフライバイからの16のフレームが最近再加工され、特集のイメージをつくるために結合された。40年前の9月5日、ボイジャー1号は地球から打上げられ、それまでになかった太陽系最大の探査の一つを開始した。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
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