天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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8月14日:クリュチェフスカヤ火山活動

2015年08月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションの宇宙飛行士によってとられたこの写真は、地球上で最も活動的な火山の領域の一つを強調している。イメージの中央に見える三つの大きな火山は、クルチェフスコイ(Kliuchevskoy)、ベズミアニ(Bezymianny)、ウシュコフスキィ(Ushkovsky)である(周辺地図は こちら を参照)。クルチェフスコイに関する観察データは、約 6,000 年前にこの火山が形成されて以来、地質学的に、歴史的に、主な静止期間は示していない。この火山の特有の活動が報告され、この写真がとられた2015年5月早くに、クルチェフスコイの頂上から、薄い灰と蒸気の噴煙が東南東へ広がっている。ベズミアニとウシュコフスキィの雪で覆われた山腹とは対照的に、クルチェフスコイの山腹は暗い灰の堆積で覆われている。カムチャッカ半島は、活動的と思われる29、確認された300以上の火山、熱い温泉と間欠泉を含む、地球上で最も高い火山の集中を示す場所の一つである。この領域の高い地質学的関心に加えて、半島の大量の野生生物と特徴的な沿岸と内陸の地形が、1996年に、カムチャッカ世界遺産のユネスコ火山指定に結びついた。

<出典>: 「今日のイメージ(Image of the day)」

<大判>: イメージをクリック

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8月13日:初めての宇宙産の野菜を食す:2015ペルセウス流星雨

2015年08月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

右からNASAの宇宙飛行士達スコット・ケリー、キェル・リングレン、日本宇宙航空研究開発機構の油井亀美也が、東部夏時間8月10日午後12時46分(日本時間8月10日午後1時46分)に、国際宇宙ステーションの植物成長システムから、レタスのサンプルを収穫した。リングレンは初めて赤タチチシャレタス(Outredgeous または red romaine lettuce)の半分を収穫した。これは、ステーションで成長した野菜が、公式に、ステーションクルーメンバーのメニューに載った最初である。残りのレタスは、科学的分析のために地球に送り返されるまで、ステーションで冷凍されるだろう。

<参考>: 宇宙ステーションでは新たに貨物船が到着したとき以外は新鮮な野菜を摂ることができないので、長期居住者にとっては“宇宙産野菜”の収穫は大きな福音です。油井亀美也達がレタスを試食する様子をビデオで見ることができます。イメージをクリックして Youtube NASA から。

<出典>: 「国際宇宙ステーション(ISS BLOG)」

<お知らせ>: 日本時間8月13日午前11時から4時間、NASAテレビで、2015ペルセウス流星雨の中継放送と解説があります。今年は新月で流星観察には恵まれています。日本では昼間ですが米国では夜中です。珍しい企画なのでご覧になってはいかがでしょうか? こちら から「トップニュース」を追ってください。

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8月12日:キュリオシティの火星の視界

2015年08月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの火星探査車キュリオシティローバーは、惑星地球のカレンダで8月6日に、赤い惑星の地表での3回目の記念日に達した。これを祝ったローバーの旅に特有な多様な地形のこの劇的なパノラマの眺望では、アイオリス山(シャープ山)の層になった斜面を見つめている。キュリオシティのマストカメラで記録されたこの場面は、角の取れたビュートに向かった砂利、砂紋、巨礫を通して南を見ている。背景には左の高い層が南東に向かい、パノラマの右側が南西に向かっている。この視界を構成する個別イメージは、キュリオシティのミッションの火星日952日目と953日目にとられた。

<参考>: イメージは一部です。 こちら から大判で確認してください。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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8月11日:国際宇宙ステーションパノラマツアー、油井飛行士メディアインタビュー

2015年08月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

宇宙での199日後、国際宇宙ステーションを離れる直前に、欧州宇宙機関の宇宙飛行士サマンサ・クリストフォレッティは、それぞれのモジュールの中の15枚までの写真をとった。今、それらのイメージがパノラマをつくるために編集された。これらのパノラマは、2015年6月の、国際宇宙ステーションのスナップショットを提供している。モジュールを探検して多くの詳細を見るために拡大して見よう。今、ロシアのモジュールを除いては宇宙ステーションの全ての部分を探検することができる。完全なステーションは今年後半に利用できるだろう。最後に、我々は、このインタラクティブパノラマをフルスクリーンで探検することを勧める。

<注>:ツアー画面はイメージをクリックして欧州宇宙機関のサイトから。現れた画面の右上のモジュールを指定して下部のアイコンから移動する。画面中の青色の矢印をクリックすると、その部分のサマンサの説明と操作を見ることができます。

<出典>: 「欧州宇宙機関」

<お知らせ>: 今夜8月11日午後9時から、NASAテレビで、国際宇宙ステーションの油井亀美也飛行士とのメディアインタビューが放映されます。 「アストロニュース」 「トップニュース」から。

 

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8月10日:160万キロメートルからのアフリカとヨーロッパ

2015年08月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

深宇宙気象天文台(DSCOVR)衛星のNASAのカメラでとられたアフリカが、地球のこのイメージの正面中央にある。このイメージは、7月6日に、地球から160万キロメートルの視点から、NASAの地球多色画像カメラ(EPIC:Earth Polychromatic Imaging Camera)でとられた初めての一つであった。中央ヨーロッパがイメージの上部近くに、サハラ砂漠が南に、エジプトを通って地中海へ流れるナイル川を示している。この写真品質のカラーイメージは、数分間隔でとられた全地球の三つの別々のイメージを結合することによってつくられた。このカメラは、多様な科学製品をつくるために、紫外線から近赤外線までの異なる狭帯域フィルタを使って一連の10のイメージをとっている。この地球イメージでは、赤、緑、青のチャンネルのイメージが使われた。 DSCOVR ミッションは、リアルタイム太陽風監視能力を維持することを主な目的とする、NASA、国立海洋大気圏局(NOAA)、米空軍との協力である。 DSCOVR は、太陽の方向地球から約160万キロメートルのラグランジュポイント(L1)の計画された軌道に2月に打上げられた。このイメージの特徴は、その EPIC 装置が地球全体が日に照らされている正面のイメージをとる、その特異な視点にある。 EPIC からのデータは、地球大気のオゾンとエアロゾルのレベル、雲の高さ、植物の特性、多様な他の形の測定に使われるだろう。

<出典>: 「今日のイメージ(Image of the day)」

<デスクトップ壁紙>: こちら(1600x900) から

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8月9日:油井飛行士、子供達の質問に答える

2015年08月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

日本時間2015年8月7日夜、国際宇宙ステーションの油井亀美也飛行士が、八王子の子供達の質問に答える。イメージはNASAテレビから録画したオリジナル。
油井飛行士は自衛隊のパイロットであったことから、子供達の一人の、「飛行機で空を飛んだ時と、宇宙ステーションで飛んだ時と、どのような違いを感じますか?」という質問に対して、「飛行機から見た地球は広いと感じたが、宇宙ステーションから見た地球は非常に小さく見える。大切に守らなければならないと改めて感じた」という言葉が印象的だった。

<参考>:場所は日本の「きぼう」モジュールの中、左には地球儀が浮いている。八王子は宇宙研究の発祥の地。

<デスクトップ壁紙>: こちら(1600x900) から

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8月8日:リビアのジャウフ州のオアシス

2015年08月08日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

サハラ砂漠の深く、リビア南東部のジャウフ州(Al Jawf)のオアシスが、日本の ALOS 衛星からのこのイメージに描かれている。左上に都市が、また、潅漑された大きな農業地がイメージ全体に点字のように現れている。都市と区画との間にクフラ(Kufra)空港の2本の平行する滑走路を見ることができる。農業区画は直径で最大1キロメートルに達する。これらの円の形は中央の潅漑システムによってつくられ、そこでは長い水道管がそれぞれの区画の中心の井戸のまわりを回転している。このエリアは雨量が少ないので、水は潅漑のために地下深くからポンプでくみ上げられる。日本の陸域観測技術衛星(ALOS)は、2011年1月24日に、その先進的可視光・近赤外線電波計タイプ2でこのイメージを捕えた。欧州宇宙機関は第三者ミッションとして ALOS をサポートしている。

<出典>: 「Space in Images;欧州宇宙機関」

<デスクトップ壁紙>: こちら(1600x900) から

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8月7日:ヨーロッパの最新の気象衛星 MSG-4、最初のイメージを届ける

2015年08月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

欧州宇宙機関の MSG-4 の回転型拡張可視光赤外線画像装置が初めての地球のイメージを捕えた。これは7月15日に打上げられたヨーロッパ最新の静止気象衛星を実証し、6ヵ月後には必要なときに全ての機能が運用可能になる。欧州宇宙機関は MSG-4 の(打上および初期軌道フェーズと呼ばれる)打上後の最初のオペレーションを行い、7月26日に、衛星を EUMETSAT に手渡した。この最初のイメージは、欧州宇宙機関、 EUMETSAT 、ヨーロッパ宇宙産業界による共同の業績である。

<出典>: 「Space in Images;欧州宇宙機関」

<デスクトップ壁紙>: こちら(1600x900) から

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8月6日:台風13号

2015年08月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

<右>: 国際時間2015年8月4日 4:10 (日本時間8月4日午後1時10分)にNASAのアクア衛星の中間解像度画像分光放射計が捕えたスーパー台風ソウデロア(Soudelor:和名台風13号)。

<左>: 国際宇宙ステーションから捕えられた台風ソウデロアとその目。

 <その他>: 油井亀美也が捕えた台風ソウデロアは こちら(Twitter) から。

 

<出典>: 「Harricanes」「ISS BLOG」@Astro_Kimiya

大判はそれぞれのイメージをクリック。

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8月5日:「宇宙のピーナッツ」の地球接近、新しいビデオに捕えられる

2015年08月05日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの科学者達は、先週地球に接近した時、通過する小惑星からレーダー信号を反射させ、ピーナッツ形の天体のイメージをつくるために二つの巨大な地上の電波望遠鏡を使った。この小惑星は二つの塊を持つ小惑星、接触型二重星(contact binary)のように思われる。このイメージは、東部夏時間7月25日午前12時55分(日本時間7月26日午前1時55分)に、地球から約720万キロメートル(地球から月までの距離の19倍)に最接近した 1999 JD6 と名付けられた小惑星の回転を示している。この接近時に、ゴールドストーンのアンテナが小惑星に向けてレーダー信号を発射し、グリーンバンクのアンテナが反射を受けた。このバイスタティック観測(bistatic observation)と呼ばれる技術は、レーダーイメージで見ることができる詳細を劇的に改善している。この技術で得られた新しい視界は、幅約 7.5 メートルほどの小さな形を示している。ムービーの中で使われた個々のイメージは、7月25日に収集されたデータからつくられた。

<出典>: Asteroid

<ムービー>: イメージをクリックして Youtube から。

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8月4日:国際宇宙ステーション、月を通過

2015年08月04日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2015年8月2日日曜日に、バージニア州ウッドフォードから、秒速約8キロメートルで月を通過する国際宇宙ステーションがシルエットで見られた。搭乗しているのは、NASAの宇宙飛行士スコット・ケリー、キェル・リングレン、ロシアの宇宙飛行士ゲナディ・パダルカ、ミハイル・コルニエンコ、オレグ・コノネンコ、日本の宇宙飛行士油井亀美也である。

<参考>:油井亀美也のツィッター @Astro_Kimiya  をフォローしよう。日本の視界をはじめ様々な情報を提供しています。

<出典>: 「今日のイメージ(Image of the day)」

<大判>: イメージをクリック

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8月3日:ワシントンのブルームーン

2015年08月03日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2015年7月31日金曜日の7月二回目の満月がワシントンの米国州議事堂のドームに見られる。近年、人々は、一暦月に2回の満月の、その2回目にブルームーンの名を使っっている。ブルームーンの古い定義は、一つの季節の4回の満月の3回目である。

<出典>: Earth, Image of the Day

<デスクトップイメージ>: こちら(1600×900) から

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8月2日:「NEEMO」海中クルー、将来の船外活動のためのツールと技術を検査する

2015年08月02日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの宇宙飛行士 Serena Aunon のこの機材を運ぶ写真は、7月20日に始まったNASAの極限環境ミッションオペレーション(NEEMO)20のミッションでとられた。 NEEMO 20 は、フロリダ沖の大西洋の海中19メートル下のアクエリアス礁麓での、国際的なクルーによる14日間のミッションである。 NEEMO 20 は、小惑星、火星の地表、火星の月にわたる、様々な表面と重力レベルの多様な将来の船外活動のためにツールと技術を検討することに焦点を当てている。このミッションでは、ミッション目的地との距離による、潜在的な通信時間の遅れをもテストしている。クルーは、また、タブレット、スマートフォン、ヘッドマウントインターフェースを使った欧州宇宙機関のハードウェアを評価するだろう。 NEEMO 20 は欧州宇宙機関の宇宙飛行士 Luca Parmitano が指揮し、NASAの宇宙飛行士 Aunon 、NASAの船外活動エンジニア David Coan 、日本の宇宙飛行士 Norishige Kanai が参加している。

<出典>: 「今日のイメージ(Image of the day)」

<デスクトップ壁紙>: こちら(1600x900) から

 

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8月1日:銀河から噴き出す真紅の光

2015年08月01日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

すばる望遠鏡FOCASで撮影した不規則銀河、M82。左上から右下に伸びる青白い光は星の分布を表し、それと垂直な方向に広がる赤い光は、銀河の中心部で起きている活発な星生成活動によって噴き出された電離ガスを見ています。このように銀河からガスが吹き飛ばされる現象は銀河の進化に大きな影響を与えると考えられており、その詳細を明らかにするために現在でも活発な研究が続けられています。

<出典>: 「国立天文台(今週の一枚)」

<大判>: イメージをクリック

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