国際宇宙ステーションの宇宙飛行士によってとられたこの写真は、地球上で最も活動的な火山の領域の一つを強調している。イメージの中央に見える三つの大きな火山は、クルチェフスコイ(Kliuchevskoy)、ベズミアニ(Bezymianny)、ウシュコフスキィ(Ushkovsky)である(周辺地図は こちら を参照)。クルチェフスコイに関する観察データは、約 6,000 年前にこの火山が形成されて以来、地質学的に、歴史的に、主な静止期間は示していない。この火山の特有の活動が報告され、この写真がとられた2015年5月早くに、クルチェフスコイの頂上から、薄い灰と蒸気の噴煙が東南東へ広がっている。ベズミアニとウシュコフスキィの雪で覆われた山腹とは対照的に、クルチェフスコイの山腹は暗い灰の堆積で覆われている。カムチャッカ半島は、活動的と思われる29、確認された300以上の火山、熱い温泉と間欠泉を含む、地球上で最も高い火山の集中を示す場所の一つである。この領域の高い地質学的関心に加えて、半島の大量の野生生物と特徴的な沿岸と内陸の地形が、1996年に、カムチャッカ世界遺産のユネスコ火山指定に結びついた。
<出典>: 「今日のイメージ(Image of the day)」
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