天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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9月15日:リング・ビューティ

2017年09月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この視界で、カッシーニは、遠くから土星とそのメインリングの最後の外観の一つを捕えた。土星システムは13年間のカッシーニのホームであったが、この旅も9月15日には終わるだろう。カッシーニは土星年で約半分を土星を周ってきた。この長期の滞在は、短い、フライバイ・スタイルのミッションからは可能でない観測、惑星、月、リング、磁気圏の長期の変わりやすさの観測を許してきた。宇宙船が2004年に土星に到着したとき、ここのトップに見られる惑星の北半球は冬の始まりの暗闇にあった。今、この旅の終わりで、北極全てが夏の連続の日光を浴びている。2016年10月28日に、広角カメラの赤、緑、青のフィルタを使ってとられたイメージが、このカラーの視界をつくるために結合された。この視界は、土星から約140万キロメートルで、リング平面の上約25度からリングの日の当たる側を見ている。イメージスケールはピクセル当たり80キロメートルである。カッシーニ・ミッションは、ヨーロッパ宇宙機関、NASA、イタリア宇宙機関の協力プロジェクトである。このイメージは、11日に、カッシーニウィークリーイメージとして発表された。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: 土星探査宇宙船カッシーニは、今日9月15日、土星の大気に突入してそのミッションを終える予定です。地球から14億キロメートル、電波通信に83分かかりますので突入時点のイメージ等は期待できませんが、以前のイメージを含めて中継放送があります。放送時刻などは「ホームページ」の 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。また、ミッションの終了計画概要は、特集: 「カッシーニ、土星への突入近づく」 から。更に土星探査の詳細は 「土星探査写真集」 から。

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9月14日:エンケラドゥスの最後の噴煙観測(動画)/お知らせ

2017年09月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

イメージのこのムービー・シーケンスは、NASAの土星探査カッシーニ宇宙船の、エンケラドゥスの噴煙の最後の観測からである。これらのイメージは、カッシーニのカメラが活動的な氷の月を凝視した約14時間の間に得られた。全シーケンスの間の視界は月の夜の側であるが、カッシーニのエンケラドゥスの視点はシーケンスの間動いている。このムービーは、土星からの反射光によって照らされた表面の部分の視界で始まり、完全に暗い地形に移って行く。これらのイメージの露出時間は、かすかな詳細を見えるようにするために、シーケンスの途中から変えている。(この変化はまた背景の星達を見えるようにしている) このムービー・シーケンスのイメージは、エンケラドゥスから 1,100,000~868,000 キロメートルに変化する間の、2017年8月28日に、カッシーニの狭角カメラを使ってとられた。イメージスケールはピクセル当たり7~5キロメートルである。

<出典>: 「カッシーニ(Cassini)」

<動画>: 動画はイメージをクリックしてご覧ください。

<ひとこと>: 土星探査衛星カッシーニは13年間の探査を終え、9月15日に土星に突入してミッションを終える予定です。土星の月エンケラドゥスは水の噴煙を噴出していることが確認された、カッシーニが得た大きな業績の一つです。カッシーニのグランドフィナーレの詳細は「ホームページ」の「土星探査写真集」をご覧ください。

<お知らせ>: 9月13日に国際宇宙ステーションに向かったソユーズ MS-06 と補充要員3名は、同日到着し、先任の3名と合流しました。

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9月13日:ホイヘンスの歴史的な冒険(動画)/お知らせ

2017年09月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

カッシーニ・ホイヘンスは、1997年10月15日にケープカナベラル(フロリダ)から打上げられた。土星の軌道に入って約13年後、今、ミッションはその最終章に入っている。NASAのカッシーニ宇宙船は、現在、惑星とそのリングの間の一連の大胆なダイビングを行なっている。土星システムへの7年間の航海でカッシーニとヒッチハイクしたヨーロッパ宇宙機関のホイヘンス探査機は、2005年1月14日に、土星最大の月タイタンの表面に降下することによって歴史をつくった。これは外部太陽系に探査機を着陸させる人類初の成功した試みであった。ホイヘンスは霞に覆われた月に向かって21日間単独の船旅をした。探査機は、タイタンの大気に飛び込み凍った表面に着陸した。ホイヘンスは、この惑星サイズの衛星から、科学者達が今日まだ掘り出している、ユニークなデータの流れを提供した。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<ビデオ>: イメージをクリック

<ひとこと>: ヨーロッパ宇宙機関の土星探査ビデオです。英語解説中心ですが分かり易いビデオなので取上げました、イメージをクリック。タイタンに着陸し短時間のうちに通信不能になったホイヘンス着陸船その他タイタン探査を中心にしたビデオです。

<お知らせ>: 9月13日午前6時17分、国際宇宙ステーションに向かう補充クルーの3名が打上げられます。ステーション到着は約6時間後の正午前の予定です。中継放送時刻等は「ホームページ」の 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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9月12日:内外からの土星のリング(動画)/ハリケーン・アーマ/お知らせ

2017年09月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ミッションの完了に近づいているロボット宇宙船カッシーニからのイメージが、この先例のない視点を人類に提供している。カッシーニのグランド・フィナーレ軌道以前の土星の堂々としたリング・システムの全てのイメージは、リングを内側に見る外側からとられた。差込みに描かれているのは、宇宙船の位置が周囲のアニメーションの中に描かれている注目に値するビデオである。短いコマ落しシーケンスで始まる複雑なリングの詳細が明らかであり、ビデオの終わり近くでは紙のように薄いリングの厚みが明らかになる。このイメージは8月20日にとられた。カッシーニは、9月15日に巨大な惑星に飛び込むように指示される前に、土星を周る僅かな軌道のみが残されている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<動画>: 動画は表示にやや時間が掛かります。イメージをクリックしてご覧ください。


ハリケーン・アーマ

(以下要約) 米国海洋大気圏局衛星 GOES-16 は、東部夏時間2017年9月8日午前8時0分(日本時間9月8日午後9時0分)頃にキューバの東端を通過しているハリケーン・アーマ(Irma)のこのイメージを捕えた。この時点でアーマはカテゴリ4、その後カテゴリーの最高5まで発達した。東部夏時間9月8日午後2時(日本時間9月9日午前3時)、最大 155mph (秒速69メートル)近くの激しい突風を記録した。米国フロリダには大きな被害をもたらした。

<出典>: 「ハリケーン(Hurricane)」

<大判>: イメージをクリック


 

<お知らせ>:日本時間明日9月13日午前6時17分、国際宇宙ステーションの向かう補充クルーの3名が打上げられます。ステーション到着は約6時間後の正午前の予定です。中継放送時刻等は「ホームページ」の 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

 

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9月11日:青と金の土星

2017年09月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この土星の写真は、もし人間がこの巨大なリングの世界近くに浮いたならば見るであろうものにほぼ近い。このイメージは、2006年5月に、今、土星を周っているロボット・カッシーニ宇宙船によってとられた。ここでは、土星の堂々としたリングは、水平の細い線として直接現れている。そのリングの複雑な構造は、イメージの上部に現れている暗い影が示している。土星の噴水の月、僅か500キロメートルのエンケラドゥスがリングの上に見える(大判参照)。土星の北半球は地球の空が青く見えるのと同じ理由で部分的に青く見える。しかしながら、土星の雲の奥深くを見ると、土星の雲の自然の金の色が支配的になる。雲が比較的高いという一つの仮説はあるが、土星の南がなぜ同じ青い色を示さないかは明確でない。土星の雲がなぜ金色なのかも明らかでない。今月、カッシーニは、土星の大気への最終的な劇的なダイビングによってそのミッションを終えるだろう。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: 9月15日カッシーニは土星の大気に突入してその任務を終える予定です。しばらくカッシーニと土星の記事を連載します。ダイビングのスケジュールは「ホームページ」の 特集 「カッシーニ、土星への突入近づく」 を参照。

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9月10日:4次元デジタル宇宙ビューワー「Mitaka」、宇宙をよりリアルに描く最新版を公開(国立天文台)

2017年09月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

今回のアップデートでは、土星探査機カッシーニのグランドフィナーレの再現や、光の反射の物理モデルに基づいた土星リングや月の描画、位置天文観測機ガイアのデータから作成した天の川テクスチャの追加、表示言語に中国語の追加、など多くの新機能が盛り込まれました。 4D2U プロジェクトが開発する4次元デジタル宇宙ビューワー「Mitaka」は、観測や理論で得られた天文学のデータを用いて、様々な天体や宇宙の階層構造を、インタラクティブに見ることができるソフトウェアです。4D2Uプロジェクトのウェブページから無料でダウンロードし、手元のコンピュータで利用することができます。その最新版となるバージョン1.4が2017年7月に公開されました。

<出典>: 「国立天文台」

<動画>: イメージをクリックして Youtube から。

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9月9日:軌道からオーロラを観察する(動画)

2017年09月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの遠征52ジャック・フィッシャーは、地上400キロメートルの彼の視点から見られる、輝くグリーンのオーロラの写真とコマ落しのビデオを共有した。このオーロラの写真は2017年6月26日にとられた。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: 今月3日に国際宇宙ステーションから帰還したNASAのジャック・フィッシャーの撮影です。非常に美しいオーロラの動画です。 「フィッシャーのツィッター」 から。

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9月8日:速報/ボイジャー1号打上

2017年09月08日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

<速報>: 国際時間9月6日 1202 (日本時間9月6日午後9時2分)、太陽黒点 AR2673 が、この10年以上で最も強い太陽面爆発、大規模な X9.3 クラスの太陽面爆発を誘発した。爆発によるX線とUV放射が、ヨーロッパ、アフリカ、大西洋に強い影響を与え、地球の大気のトップをイオン化した(マップ) 。

<出典>: 「(SpaceWeather.com News -- 2017.9.6 から)

 

 

 

NASAのボイジャー1号宇宙船は、タイタンIII/ケンタウロス6打上船に搭載されて、フロリダのケネディ宇宙センタ打上複合施設から、現地時間1977年9月5日午前8時56分に打上げられた。対のボイジャー1号と2号宇宙船は、今、人類によって触れられたことがない、また以前にどんな宇宙船も行ったことがないところを運行し旅している。ボイジャー1号打上の40回目の記念日を祝って、そのミッションを鼓舞し、その最大の業績、永続する遺産を振り返る。

<出典>: 「Voyager」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: ボイジャー1号は既に太陽圏を抜け星間宇宙に入っています。 9月5日の記事を参照。

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9月7日:ハッブルのメガメーザー銀河

2017年09月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ここに示されている二つの銀河は、NASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡によって撮られた、上の赤い MCG+01-38-004 と下の青い MCG+01-38-005 である。 MCG+01-38-005 (NGC 5765B)は特別な種類のメガメーザーであり、その銀河の活動銀河核は、膨大な量のエネルギーを大量に汲み出している。水素と酸素の水の構成原子は、ハッブルには見えないが電波望遠鏡では見ることができるマイクロウェーブの範囲に入るエネルギーのあるものを吸収し、特定の波長で再発することができる。 MCG+01-38-005 はこのような水メガメーザーとして知られている!

<出典>: 「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)」

<大判>: イメージをクリック。記事の詳細は「ホームページ」の 「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」 から。

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9月6日:管理する水資源公開される(動画)

2017年09月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

増え続ける人口の食物を増やすには、我々の限られた水資源に大きな要求を置いている。衛星は、この貴重な資源を管理する潅漑のために役立てることができる。

<出典>: 「Space in Videos;ヨーロッパ宇宙機関」

<動画>: イメージをクリック(mp4)

<ひとこと>: 地球上の水資源の分類、存在地域などをまとめたアニメーションです。英語表記ですが大きく把握するには参考になる資料です。イメージをクリック。

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9月5日:ミルキーウェイのボイジャー(ポスター)

2017年09月05日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

1977年に太陽系の外惑星の旅のために打上げられたボイジャー1号と2号は、地球から最も長く運行され最も遠くの宇宙船になった。太陽から約16光年のボイジャー2号は、太陽風と太陽の磁場の影響によって定義される領域、太陽圏の端に至った。今、人類初のミルキーウェイ大使であるボイジャー1号は、星間宇宙の太陽圏を越えた19光時にある。9月5日には、NASAとともに、これらの星達に向かうボイジャーの40年の旅を祝おう。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。ポスターはこちらから。

  

<ひとこと>: 右下はボイジャに積まれた地球外生命に向けたメッセージが書き込まれた12インチの金メッキの銅ディスク。詳細はイメージをクリック(英語)。

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9月4日:着地!遠征52地球に戻る

2017年09月04日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの宇宙飛行士ペギー・ホイットソン、ジャック・フィッシャー、ロシア連邦宇宙局のフョドール・ユーチキンは、東部夏時間土曜日午後9時21分(日本時間日曜日午前10時21分)に、カザフスタンのジェズカズガンの南東に安全に着陸した。世界で唯一の軌道の研究室で生活しまた働いた彼らは、生物学、バイオテクノロジ、自然科学、地球科学の何百もの実験に貢献し、補充用品と調査実験装置を積んだいくつかの貨物船を迎え、ステーションの保守とアップグレードを行なうために計6回の船外活動を行った。(中間略)
遠征53は、NASAのランディ・ブレスニクの指揮の下で、ロシア連邦宇宙局のセルゲイ・リャザンスキー、ヨーロッパ宇宙機関のパオロ・ネスポリ(伊)とともにステーションを管理し続けている。3名のクルーは、NASAの宇宙飛行士マーク・バンデ・ハイ、ジョー・アカバ、ロシア連邦宇宙局のアレキサンダ・ミサーキンの到着までステーションを管理するだろう。バンデ・ハイ、アカバ、ミサーキンは、9月12日にバイコヌールから打上げられる予定である。

<出典>: 「国際宇宙ステーションブログ(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: 降下のビデオは こちら(Twitter) から。

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9月3日:ソーラーアレイを撮る/お知らせ

2017年09月03日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションのソーラーアレイのこの角度のイメージが地球の光景を切り取っている。

<出典>: 「国際宇宙ステーション」

<大判>: イメージをクリック

<お知らせ>: 日本時間今日3日午前中、 国際宇宙ステーションの遠征52の3名が地球にもどります。フィッシャー(米)とユーチキン(露)は135日連続宇宙で生活し、ホィットソン(米)はミッションを延長して289日を過ごし、女性宇宙飛行士の最長記録を達成した。帰還の中継放送の時刻などは「ホームページ」の 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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9月2日:2017年の日食の間に宇宙船が見たもの(動画)/お知らせ

2017年09月02日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2017年8月21日に日食が北アメリカを通過した。大陸を通して人々が部分日食を経験し、皆既日食がオレゴンからサウスカロライナに至る地上の細い帯を通過した。NASAとそのパートナーの衛星は食を見るユニークな視点を持った。

<出典>: 「Solar System and Beyond(太陽系とその先)」

<動画>: イメージをクリックして Youtube から。

<ひとこと>: 先日の日食のイメージを集めた動画です。イメージをクリックしてご覧ください。

<お知らせ>: 日本時間明日9月3日日曜日午前中、国際宇宙ステーションの3名が帰還します。中継放送時刻等は「ホームページ」の 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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9月1日:晴天を集める/お知らせ

2017年09月01日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

終りのない日光、永遠の夏-センチネル2号からの雲のない層が、2016年5月と2017年4月の間の異なる気象の下で集められ、日照条件の下で80兆ピクセル超に結合された。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: ヨーロッパ宇宙機関のセンチネル2号衛星(2機の編隊)が集めた晴天の地上のイメージを集めたマップです。部分的に季節が異なります。非常に大きなイメージまで拡大できます。イメージをクリックしてご覧ください。

<お知らせ>: 日本時間9月3日日曜日午前、国際宇宙ステーションの3名が帰還します。中継放送時刻等は「ホームページ」の 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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