この視界で、カッシーニは、遠くから土星とそのメインリングの最後の外観の一つを捕えた。土星システムは13年間のカッシーニのホームであったが、この旅も9月15日には終わるだろう。カッシーニは土星年で約半分を土星を周ってきた。この長期の滞在は、短い、フライバイ・スタイルのミッションからは可能でない観測、惑星、月、リング、磁気圏の長期の変わりやすさの観測を許してきた。宇宙船が2004年に土星に到着したとき、ここのトップに見られる惑星の北半球は冬の始まりの暗闇にあった。今、この旅の終わりで、北極全てが夏の連続の日光を浴びている。2016年10月28日に、広角カメラの赤、緑、青のフィルタを使ってとられたイメージが、このカラーの視界をつくるために結合された。この視界は、土星から約140万キロメートルで、リング平面の上約25度からリングの日の当たる側を見ている。イメージスケールはピクセル当たり80キロメートルである。カッシーニ・ミッションは、ヨーロッパ宇宙機関、NASA、イタリア宇宙機関の協力プロジェクトである。このイメージは、11日に、カッシーニウィークリーイメージとして発表された。
<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」
<大判>: イメージをクリック
<ひとこと>: 土星探査宇宙船カッシーニは、今日9月15日、土星の大気に突入してそのミッションを終える予定です。地球から14億キロメートル、電波通信に83分かかりますので突入時点のイメージ等は期待できませんが、以前のイメージを含めて中継放送があります。放送時刻などは「ホームページ」の 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。また、ミッションの終了計画概要は、特集: 「カッシーニ、土星への突入近づく」 から。更に土星探査の詳細は 「土星探査写真集」 から。