天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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7月16日: 火星、地球に接近する

2018年07月16日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

夜空に火星を見よう!

2018年には、火星は、7月27日から7月30日まで最も明るく、最接近は7月31日、地球から 5760 万キロメートルにあるだろう。火星は、真夜中に南の地平線上約35度、または地平線と頭上の間の距離のほぼ3分の一の最高点に達する。火星は夜の間ほとんど見えるだろう。火星と地球は太陽を周る軌道で次第に遠く離れるので、8月中旬までには火星はかすかになるだろう。次の火星の接近は2020年10月6日である。

<出典>: 「Mars Insight」

<大判>: それぞれのイメージをクリック。

<ひとこと>: なお 「2018年夏は赤く輝く火星に注目!」(国立天文台)も参考にしてください。

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7月15日: ステーションに綱でつながれたアンドリュー・フューステル/お知らせ

2018年07月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

仲間の宇宙飛行士、NASAのリッキー・アーノルド(フレーム外)との2018年6月14日の船外活動の間に、国際宇宙ステーションのクエストエアーロックの外の、綱でつながれた、NASAの宇宙飛行士アンドリュー・フューステルが描かれる。この6時間49分の船外活動の間に、二人は、「スペースX」クルー・ドラゴン、ボーイング・スターライナーを含む、商用クルー船が軌道の研究室に接近してドッキングするときに改善された視界を提供する、高解像度カメラをインストールした。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: フューステルは命綱と手すりをつかむ右手以外は完全に宇宙に浮いている。

<お知らせ>: 今日15日午後9時半ごろ、国際宇宙ステーションからシグナス CRS-9 貨物船が切離されます。中継放送時刻等は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

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7月14日: 特集: 遠い銀河の大規模ブラックホール周辺からのニュ-トリノ検出される

2018年07月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

以下オリジナル編集: 2017年9月22日、南極点のアムンゼン・スコット基地に置かれたニュートリノ観測実験「アイスキューブ」(IceCube)が宇宙から飛来する超高エネルギーニュートリノが捉えた。このシステムによってニュートリノの放射の源の方角が高精度で求められ、この結果は、すぐに世界中の天文台に伝えられた。その一つ、スバル望遠鏡がその方角に望遠鏡を向けたところ、可視光で明るくなった天体が捉えられ、さらにガンマ線でも明るく輝いていることがわかった。これは巨大ブラックホールを持ち非常に強いγ線を放つブレーザー天体 TXS 0506+056 と確認され、高エネルギーニュートリノ放射天体が初めてつきとめられた。この観測はスバル望遠鏡ばかりでなく、NASAのフェルミ望遠鏡などからも報告されている
 
<注>: この記事は 「国立天文台」 、「スバル望遠鏡」 、「千葉大学」 、「広島大学」 、「東京大学」などのページで日本語で読むことができます。それぞれのリンクは「国立天文台」のページからご覧ください。
上のイメージをクリックするとNASAのフェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡検出の TXS 0506+056 からのガンマ線検出を、円を拡大するように見ることができます。最初のシーケンスは通常時の放射を、二番目はニュートリノが検出された2017年フレアを示しています。また、フェルミの英語解説動画は こちら から。

<出典>: 「オリジナル」

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7月13日: 赤外線の鷲星雲の柱

2018年07月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

新生の星達が鷲星雲を形づくっている。密度の濃いガスとダストの柱に重力で結ばれて、これらの新しく形づくられた明るい星達の激しい放射が周囲の素材を沸き立たせる原因になっている。ハッブル宇宙望遠鏡の近赤外線でとられたこのイメージは、見る者に、可視光線では柱を不透明にする厚いダストを通して見る場を提供している。この巨大な構造は長さで何光年もあり、非公式に「創造の柱(Pillars of Creation)」と呼ばれている。散開星団 M16 に関連するこの鷲星雲は約 6,500 光年に横たわっている。この鷲星雲は、空の星雲の豊かな部分、分割された星座へび座の尾(Serpens Cauda 注:へび座は頭部と尾部に分けられる)の方向の、小さな望遠鏡にとっての容易なターゲットである。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 「創造の柱」はハッブル宇宙望遠鏡の著名な業績の一つです。参考までに右にその合成写真を挙げておきます。  

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7月12日: 星の大きさの比較

2018年07月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

他の星達と比較して、我々の太陽はどれくらいの大きさなのだろう?  YouTube に示されたビデオに、惑星、星達、宇宙の相対的な大きさを見ることができる。 このビデオは地球の月で始まり、我々の太陽系の更に大きな月、および惑星へと進む。間もなく、ミルキーウェイ銀河の我々の近隣の明るい星達と太陽が比較される。最終的に、これらの星の大きさがミルキーウェイ銀河、観測できる宇宙を横断する銀河達と比較して示される。太陽とベテルギウス以外の大部分の星達の正確な大きさは直接観測では不明であり、それらの明るさ、温度、距離の測定によって推論されている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<アニメーションビデオ>: イメージをクリックして Youtube から。

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7月11日: 高画質での壮大な爆発

2018年07月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

太陽の大気(コロナ)に漂う太陽の素材の長いフィラメントが、東部夏時間2012年8月31日午後4時36分に宇宙の外へ噴出した。このコロナ質量放出(CME)は、秒速 1440 キロメートル以上で太陽から排出された。このムービーは、NASAのソーラーダイナミクス天文台(SDO)、NASAの太陽地球関連天文台(STEREO)、ヨーロッパ宇宙機関/NASA共同の太陽・太陽圏天文台(SOHO)によって捕えられた様々な視点からの放出を示している。

<出典>: 「Youtube NASA」

<アニメーションビデオ>: イメージをクリックして Youtube から。

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7月10日: 火星の南極の層になった堆積/お知らせ

2018年07月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ宇宙機関のエクソマーズ・ガス追跡軌道船は、2018年5月13日に、火星の南極の氷冠の一部のこの視界を捕えた。火星の極は、地球のグリーンランドや南極大陸の極冠に似た巨大な氷冠を持っている。これらの極冠は一次的には水の氷から成り、様々な量のダストを含む層に堆積した。それらは火星の極の層の堆積(PLD:Polar Layered Deposits)と呼ばれる。層になった堆積を切る大きな規模の峡谷のおかげで、軌道を周っている宇宙船は層の内部構造を見ることができる。エクソマーズ軌道船のカラー・ステレオ地表画像システム(CaSSIS:Colour and Stereo Surface Imaging System)は、氷の層になった堆積のこの 7×38 キロメートルのセグメントを見た。ここでは CaSSIS が縁におけるクレータ内部の残骸堆積を撮っている。カメラのカラーフィルタを通して色の美しい変化と層の輝きを見ることができる。これは、イメージのトップに向かって、明るい氷と赤い砂の堆積に焦点を当てている。エクソマーズ計画はヨーロッパ宇宙機関とロシア連邦宇宙局の共同の努力である。

<出典>: 「ExoMars;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: 右のイメージは一部です。全体(8.52 MB)はイメージをクリック

<お知らせ>: 日本時間今日10日火曜日午前6時51分に、ロシアの国際宇宙ステーション補給船プログレスが打上げられます。この補給船はクイック搬送を試み、午前10時39分(所要時間3時間48分)にはステーションとドッキングする予定です。中継放送時刻等は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。なお、これまでは最短で6時間、安全・確実を要するときは2日間の行程を要していました。

<速報>: ロシアのプログレス70貨物船は、日本時間7月10日午前6時51分にカザフスタンのバイコヌール・コスモドロームから打上げられ、同日午前10時31分に、3時間40分という歴史的な短時間でドッキングしました。写真はドッキングした瞬間のプログレス70貨物船。

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7月9日: 暖かく熱い銀河間の媒体の検出/お知らせ

2018年07月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この図は、フィラメント状に宇宙に広がる数十万度(warm)から何百万度(hot)にわたるガスの混合、暖かく熱い銀河間の媒体についてのアーティストの印象である。ヨーロッパ宇宙機関のXMMニュートン宇宙天文台(右下:X線天文台)を使う天文学者達は、20年間の観測の後、宇宙の通常物質全体のギャップを埋めるこの銀河間の熱い構成要素を検出した。この発見は、左上に示されている、活発に物質を平らげまたX線から電波まで明るく輝いている、中心に超巨大ブラックホールを持つ大規模な銀河の、遠いクエーサの観測で行われた。天文学者達は、2015年~2017年の間に合計18日間、かってそのような源に行なわれた最も長いX線観測、地球に着くのに40億光年以上かかるこのクエーサを観測した。データを調べたチームは、天文台と遠いクエーサの間の熱い銀河間ガスに、視線に沿った異なる二カ所に左下にスペクトラムで示された酸素のサインを発見した。銀河間のガスの二つの集中は、赤方偏移 z=0.43 (緑の矢)と、 z=0.35 (紫の矢)と一致する。青い矢で示されたスペクトラムの形は、我々のミルキーウェイ銀河における窒素のサインを意味している。 (この内容は天文学上は大変重要な意味を持っています)

<出典>: 「Space in images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<お知らせ>: 日本時間明日10日火曜日午前6時51分に、ロシアの国際宇宙ステーション補給船プログレスが打上げられます。この補給船はクイック搬送を試み、午前10時39分にはステーションとドッキングする予定です。なお、これまでは最短でも6時間でした。中継放送時刻等は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

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7月8日: ドラゴン貨物船とデクスタ

2018年07月08日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

星明りの空と地球の大気の輝きを背景にして、デクスタロボットハンドを取り付けた Canadarm2 ロボットアームが、スペースXドラゴンのトランクから貨物を取り出す準備が整っている。

<出典>: 「Space station Flickr」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: デクスタ(Dextre)ロボットハンド(図の右下)は Canadarm2 ロボットアームの先端に取り付けられて使われる細かな作業で使われる遠隔操作機器、共にカナダ製。スペースXドラゴンのトランクには、外部(宇宙)に露出可能な大型のテスト機器などが搭載されて運ばれる。日本の貨物船「コウノトリ」で最初に実現。

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7月7日: カウントリー火災が夜を照らす

2018年07月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

スウオミ米国極周回パートナーシップ衛星(Suomi NPP)が夜を通してこのイメージを得た2018年7月1日に、カリフォルニア北部の火災からの光が夜空を照らした。ほぼ満月の豊かな光の中で、煙が、サンフランシスコ湾と太平洋の方向に、南西に流れるのが見える。この火災は、その前日に生じ Guinda 地方の数千エーカーを燃やしたが、熱い乾燥した強風が炎をあおったために、夜を通して4倍に広がった。この炎は、7月3日の午後までに約5%の 70,000 エーカー(30,000 ヘクタール)以上を焦がし、何百人もの人々に避難を強いた。
この夜間のイメージは、スウオミの可視光・赤外線光画像放射計セット(VIIRS)でとられた。 VIIRS は、例えば都市の照明、オーロラ、野火などを観測するためのフィルター技術を使って、緑から近赤外線までの波長の光を検出している。

<出典>: 「スウオミ米国極周回パートナーシップ衛星(Suomi NPP)」

<大判>: イメージをクリック。

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ベピ・コロンボ、水星に向けて打上げ

2018年07月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)と日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)から構成されているこの共同ミッションは、水星搬送モジュールによって最も内側の惑星まで運ばれるだろうヨーロッパの水星軌道船と日本の水星磁気圏軌道船から成っている。このアニメーションは、7年後の水星到着までの、宇宙でのソーラーアレイとアンテナ展開を含むいくつかの重要な里程標に焦点を当てている。水星に接近するとき、この搬送モジュールは切り離され、二つの科学軌道船は共に惑星の軌道に捕えられるだろう。それらの高度は磁気圏軌道船の望ましい軌道に達するまで調整されるだろう。その後、この惑星軌道船は離れ、下の軌道へ下り、二つの宇宙船は水星とその環境の科学調査を始めるだろう。

<出典>: 「Space in Videos;ヨーロッパ宇宙機関」

<ビデオ>: 上のリンクのヨーロッパ宇宙機関のサイトからビデオ表示をクリックして直接、または右のイメージをクリックしてダウンロード(mpg4:29.54 MB)してご覧ください。

<ひとこと>:水星には、これまでNASAのマリナー10号(1974)とメッセンジャー(2008)が送られています。水星探査は、太陽に近いことから、太陽の強大な重力(引力)に抵抗して水星軌道に入る技術、過度な熱に対応する技術などを要するとされています。ベピ・コロンボの打上は今年後半、水星到着は2025年を目標とされています。

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7月5日: 土星のイアペトゥス:塗られた月

2018年07月05日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この奇妙な世界の広大な一部は石炭のように暗く、一方他の部分は氷のように明るい。暗い素材の組成は分かっていないが、赤外線スペクトラムは、恐らく、ある炭素の形の黒を含むことを示している。イアペトゥスは、また、クルミのように見せる変わった赤道の隆起を持っている。この一見塗られたように見える月を理解するために、NASAは、2007年に、土星を周っているロボット・カッシーニ宇宙船に、 2,000 キロメートル内を通過するように指示した。約 75,000 キロメートルから撮られたカッシーニの軌道は、イアペトゥスの後ろの半球の先例のないイメージを提供した。南に見える巨大なインパクトクレータは幅450キロメートルに及び、同程度の大きさの古いクレータの上に重ねて現れている。この暗い素材の主導的な仮説は、比較的暖かいが汚れた氷が昇華したときの残渣であるというものである。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

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7月4日: ハッブルの銀河集団コルヌコピア

2018年07月04日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このイメージではフレームの左下に渦巻く力強い輝きによって支配されているように見えるが、ここで最も興味深いのはこの光景からは遠い背後にある銀河である。銀河は宇宙でランダムに分布してはいない。それらは群がり、重力によって集められ、グループと集団の形をつくっている。ミルキーウェイは10万の銀河 ラニアケア超銀河団(Laniakea Supercluster) の一部、おとめ座集団のローカルグループのメンバーである。このイメージに見られる銀河集団は SDSS J0333+0651 として知られている。このような集団は、天文学者達が遠い早期の宇宙を理解するのに役立つだろう。 SDSS J0333+0651 では、星形成の調査の一部として遠く離れた銀河達が撮られた。星形成領域は一般的にはあまり大きくなく最高でも数百光年、望遠鏡が遠くのそれらを解読するのは難しい。ハッブルの最も高感度・最高解像度のカメラを使ってさえ非常に遠い星形成領域を解読することはできない。天文学者達は、周囲の時空を曲げる巨大な重力の影響を持つ銀河集団を捜す宇宙のトリックを使った。この歪曲はレンズのように働き、遠く集団の後にある銀河達(および、それらの星形成領域)の光を拡大し、このイメージの細長い弧(注:左上、大判で確認してください)をつくり出した。

<出典>: 「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)」

<大判>: イメージをクリック。

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7月3日: 太陽のコロナの雨:太陽の上に雨が降るだろうか?/お知らせ

2018年07月03日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

水でなく極めて熱いプラズマであるが雨が降ることがある。コロナ質量放出と中規模の太陽面爆発を起こした太陽での爆発の後、2012年7月中旬に一つの例が起きた。しかしながら、異常だったのは次に起きたことである。冷たく落ちるコロナの雨として知られる現象、近くの太陽のコロナのプラズマが撮られた。それらは電気的に電子、陽子、イオンを帯びており、シュールな3次元の滝のように見えるこの場面を提供して、既存の磁気ループに沿って太陽の表面の近くに優雅に流れた。結果として生じる驚くべきこの場面は、絶対温度約 50,000 K で輝やく物質に焦点を当てた紫外線光で示されている。このコマ落としビデオのそれぞれの秒は約6分、 従って、全てのコロナの雨のシーケンスは約10時間続く。最近の観測では、そのコロナの雨が30時間ほどの長さで、小さなループで起こり得ることを確認した。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<ビデオ>: アニメーションビデオはイメージをクリックして Youtube から。しばらくして右上に現れる地球の大きさとの比較に注目。

<お知らせ>: カナダのケベック上空で、国際宇宙ステーション補給船スペースXドラゴンが約30メートルのポイントで撮られる。この後、ステーションから10メートル近づいた日本時間7月2日午後7時54分に Canadarm2 ロボットアームで捕えられた。

 

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7月2日: 大規模な星形成領域の隠された秘密/お知らせ

2018年07月02日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

星の託児所は赤外線で明るく輝く曇ったダストの場所である。この G305 星形成複合体も例外でない。それは、それらの中の幼児の星によって熱せられているいくつかの明るい複雑なガス雲を特徴としている。ヨーロッパ宇宙機関のハーシェル宇宙天文台によるこの壮観なイメージに、これらの星を形づくっているホット・スポットが、冷たい領域の赤褐色の色と対照をなす青い調子で際立っている。一方、この場面を通して点在するいくつかの星形成サイトがあり、最も印象的な一つが、イメージの右上の、暗い、ハート型のエリアを囲んでいる。暗い領域の中央に隠されて、大規模な星 WR48a と、その二つの近隣、星の集団ダンクス1と2(Danks 1 and 2)が横たわっている。それら自身が数百万年より古くない比較的若いオブジェクトであるが、全ての三つは、新しい星達の形成を起動させる際に重要な役割を演じている。(比較のために太陽は約46億年である)。この領域は、ミルキーウェイにおける、最も明るく最も豊富な星形成複合体の一つであり、形成と進化の異なる段階の、大規模な星達を観測し調査する理想的な場である。

<出典>: 「ハーシェル;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<お知らせ>: 国際宇宙ステーション補給貨物船、スペースX社のドラゴン宇宙船が、今日ステーションに到着します。中継放送時刻等は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

 

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