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7月26日: 迫る氷山/お知らせ

2018年07月26日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この衛星イメージは、2018年7月9日にヨーロッパ宇宙機関のセンチネル2Aによって捕えられた、グリーンランドの西海岸の村(Innaarsuit:図中心の赤丸:大判参照)に危険なほど近づいた巨大な氷山を示している。もし氷山が分解すれば、落下する氷から生じる波は村の一部を洗うかもしれない。169名の居住者達は大きな氷山が浮いているのを見ているが、約 1000 万トンの重さは記憶の中でも最大であることが報告された。氷山から産れた氷の塊によって、何人かの居住者達は、更に大きな分裂の恐怖の中で避難させられた。また地元の発電所は沿岸にあり、村の電力供給を波がシャットダウンする可能性もある。しかしながら、南からの強風が氷山を北へ押し始めたという最近のレポートがある。このイメージは、また、周辺のいくつかの他の大きな氷山を示している。コペルニクス・センチネル2号ミッションは二つの衛星の編隊である。それぞれは、13スペクトル帯の、革新的な広域高解像度マルチスペクトル画像装置を積んでいる。この高解像度と新しいスペクトルの能力の結合は、290キロメートルの幅と頻繁な訪問の併用によって、地球の先例のない視界と、このような急速な出来事の変化の監視を提供している。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 更に接近したイメージを明日掲載します。

<お知らせ>:
① 日本時間7月31日午後、ロサンゼルスのグリフィス天文台から火星接近の中継放送があります。中継放送時刻等は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。
② 国立天文台から 火星儀(右下の図)組立のペーパークラフト(PDF)が提供されています。夏休みの研究などに如何でしょうか? 組立方法の説明もついています。イメージをクリック。組立所要時間:約2時間 難易度:★★★ PDF(4.4MB) 

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