ヨーロッパ宇宙機関のエクソマーズ・ガス追跡軌道船は、2018年5月13日に、火星の南極の氷冠の一部のこの視界を捕えた。火星の極は、地球のグリーンランドや南極大陸の極冠に似た巨大な氷冠を持っている。これらの極冠は一次的には水の氷から成り、様々な量のダストを含む層に堆積した。それらは火星の極の層の堆積(PLD:Polar Layered Deposits)と呼ばれる。層になった堆積を切る大きな規模の峡谷のおかげで、軌道を周っている宇宙船は層の内部構造を見ることができる。エクソマーズ軌道船のカラー・ステレオ地表画像システム(CaSSIS:Colour and Stereo Surface Imaging System)は、氷の層になった堆積のこの 7×38 キロメートルのセグメントを見た。ここでは CaSSIS が縁におけるクレータ内部の残骸堆積を撮っている。カメラのカラーフィルタを通して色の美しい変化と層の輝きを見ることができる。これは、イメージのトップに向かって、明るい氷と赤い砂の堆積に焦点を当てている。エクソマーズ計画はヨーロッパ宇宙機関とロシア連邦宇宙局の共同の努力である。
<出典>: 「ExoMars;ヨーロッパ宇宙機関」
<大判>: 右のイメージは一部です。全体(8.52 MB)はイメージをクリック。
<お知らせ>: 日本時間今日10日火曜日午前6時51分に、ロシアの国際宇宙ステーション補給船プログレスが打上げられます。この補給船はクイック搬送を試み、午前10時39分(所要時間3時間48分)にはステーションとドッキングする予定です。中継放送時刻等は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。なお、これまでは最短で6時間、安全・確実を要するときは2日間の行程を要していました。
<速報>: ロシアのプログレス70貨物船は、日本時間7月10日午前6時51分にカザフスタンのバイコヌール・コスモドロームから打上げられ、同日午前10時31分に、3時間40分という歴史的な短時間でドッキングしました。写真はドッキングした瞬間のプログレス70貨物船。