ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 幻坂 」 有栖川 有栖

2021-06-01 13:09:05 | 
          「 幻坂 」  有栖川 有栖 

               

古本屋さんで見つけ、有栖川さんの作品は読んだことがなかったので買ってきました。
大阪の町にある「 天王寺七坂 」を舞台にした幻想的な短篇集。

近くに住んでいながら、こんなにもたくさんの坂があるのは知りませんでした。
結婚した当時、姑さんに連れられ一心寺にお参りしたことを思い出しました。確か、亀が沢山いた記憶が。
のちに、ゴルフを教えてもらっていた師匠に四天王寺にも連れて行ってもらいましたが、もっと元気なうちに七坂を知っていたら行きたかったな。

「 清水坂 」「 愛染坂 」「 源聖寺坂 」「 口縄坂 」「 真言坂 」「 天神坂 」「 逢坂 」の七つの坂に、「 枯野 」「 夕日庵 」
「 枯野 」は、大阪で頓死した松尾芭蕉の最後を怪談に昇華しています。

2編に登場する心霊探偵・濱地健三郎は、他シリーズに出てくる人物と書いてありました。
推理作家・有栖川有栖と臨床犯罪学者・火村英生が活躍するミステリーも何作かあるので、機会があれば読んでみましょう。
読みやすかったので、1日で読めました。

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コメント
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