ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 食堂のおばちゃん 」シリーズ ①③④ 山口恵以子

2021-06-22 23:36:07 | 
          「① 食堂のおばちゃん 」「③ 愛は味噌汁 」「④ ふたりの花見弁当 」  山口 恵以子 

                               

先に7巻と8巻を読んでお面白かったので、1巻から図書館に申し込んでいました。
2巻は未納だそうで、自分でどこかで調達してこなくちゃなりません。
~~~~~~ネタバレあり
佃のはじめ食堂。昼は定食屋、夜は居酒屋で、カウンター7席、4人掛けテーブルが5卓。テーブルには赤白チェックのビニールのクロスがかかっている。
姑の一一子さんと嫁の一二三さんと赤目万里君とで営業。 ( 一という苗字は、「 にのまえ 」と読むそうです。  なるほど、いちは、にのまえか。)
最初は、銀座のホテルで修行した夫・孝蔵さんと一子さんで始めた洋食屋さん。30年目に孝蔵さんが心筋梗塞で58歳で亡くなり、息子の高さんが一流商社を退職して店を継いだ。
前年に妻を亡くしていた高さんと、店に通っていた二三さんが結婚して、その後も二三さんは大手デパートのキャリアウーマンをしていたが、
高さんが10年前に父と同じく心筋梗塞で53歳で亡くなったため、二三さんは会社を辞め一子さんと家庭料理の食堂で働くことになる。

赤目万里君は、大学卒業後、作家を目指すと称して務めた会社を1年で止め、以来、バイトも長続きせず、校長と教師の親のすねをかじっていました。
一子が階段を踏み外しけがをしたとき、80過ぎの一子の負担を軽くするため、バイトとして入って7・8巻で読んだように数年後調理師の免許を取るまでになります。
メイ・ジョリーン・モニカのニューハーフは、メイさんが万里君の同級生の男性だったことが分かり常連になります。

これでだいたいのお店の歴史や常連さんのことがわかりました。酒屋の辰浪康平さん。料理研究家の菊川瑠美さん。魚屋さんの山手政男さんと、友人の元警察官の後藤さん。
8巻で後藤さんが亡くなるのを先に読んでいるので、後藤さんを見ているのが辛いですが、みんなのおかげで出不精の後藤さんが趣味に目覚め楽しい晩年だったので良かったのかも。

例のごとく、たくさんのお料理が出てくるので、メモ用紙を傍らに置いて読みました。
順次、作っていくつもりです。 この本を返却後、5巻6巻を申し込んできます。
はじめ食堂も常連さん達もとても感じよく、お料理も美味しそうで、こんなお店が近くにあれば、常連さんの仲間入りをしたいです。 
一子さんが80代半ばと高齢なので、この先が心配です。要と万里君が後を継いでくれればいうことなしなんですが。

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