「 気がつけば、終着駅 」 佐藤 愛子

佐藤愛子さんは余りにも有名ですが、佐藤さんの作品は読んだことがありませんでした。
新聞広告で見て、98歳になられるのに、お元気でかくしゃくとしておられ、老境に入った私の少しでも参考になればと、図書館で借りてきました。
50年前から今まで、婦人公論にて執筆されたエッセイです。波乱万丈の人生と、老いの心境が書かれています。
前書きのようなもので、この本に収録されているのは50年間書いてきたもので、新刊だと思って買った人が怒るのではと、出版を辞退したと書いています。
すると、当社出版部の方が「 50年前ですよ。読んだ人がいたとしても中身は忘れています。亡くなってる人も少なくないと思いますがね 」となり、出版されたそうです。
確かにそうですが、こんなことまで書くのかと、あまりの正直さに、ずっこけました。
~~~~~ネタバレあり
離婚歴2回で、最初の夫は戦争の負傷で麻薬中毒になり5年付き合ったが治らないので2人の子供を老父母に預け離婚、小説を書きだした。
2番目の夫は、小説を書いている人でいろいろ吸収することが多く小説を書くうえで役だったそうですが、数千万の借金を負って破産。
その借金を佐藤さんが背負って離婚。 本当に波乱万丈な人生で、強い人だなと思いました。
楽天性こそ生きる力で、ご本人も子育てもやってこられた。時代が違うので今の若い方たちと考え方も違うでしょうが、面白い方です。
佐藤さんから見れば私なんか子供みたいなものですが、こんなに体も頭も元気で羨ましい。
私も、もう老後を考えないといけない年になってきましたが、まだ、あれもこれもしたいことがあります。
佐藤さんは95歳の時に、「 もうしたいことは何もありません。欲しいと思うものも無くなってきました。欲望や情念を抑えて、心も体も枯れ木のようになっていく。
それが私の理想的な死ですね 」と書いています。
私はまだそのいきに達していないな。 お言葉参考にします。
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ありがとうございます。

佐藤愛子さんは余りにも有名ですが、佐藤さんの作品は読んだことがありませんでした。
新聞広告で見て、98歳になられるのに、お元気でかくしゃくとしておられ、老境に入った私の少しでも参考になればと、図書館で借りてきました。
50年前から今まで、婦人公論にて執筆されたエッセイです。波乱万丈の人生と、老いの心境が書かれています。
前書きのようなもので、この本に収録されているのは50年間書いてきたもので、新刊だと思って買った人が怒るのではと、出版を辞退したと書いています。
すると、当社出版部の方が「 50年前ですよ。読んだ人がいたとしても中身は忘れています。亡くなってる人も少なくないと思いますがね 」となり、出版されたそうです。
確かにそうですが、こんなことまで書くのかと、あまりの正直さに、ずっこけました。
~~~~~ネタバレあり
離婚歴2回で、最初の夫は戦争の負傷で麻薬中毒になり5年付き合ったが治らないので2人の子供を老父母に預け離婚、小説を書きだした。
2番目の夫は、小説を書いている人でいろいろ吸収することが多く小説を書くうえで役だったそうですが、数千万の借金を負って破産。
その借金を佐藤さんが背負って離婚。 本当に波乱万丈な人生で、強い人だなと思いました。
楽天性こそ生きる力で、ご本人も子育てもやってこられた。時代が違うので今の若い方たちと考え方も違うでしょうが、面白い方です。
佐藤さんから見れば私なんか子供みたいなものですが、こんなに体も頭も元気で羨ましい。
私も、もう老後を考えないといけない年になってきましたが、まだ、あれもこれもしたいことがあります。
佐藤さんは95歳の時に、「 もうしたいことは何もありません。欲しいと思うものも無くなってきました。欲望や情念を抑えて、心も体も枯れ木のようになっていく。
それが私の理想的な死ですね 」と書いています。
私はまだそのいきに達していないな。 お言葉参考にします。


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