「 望みは何と訊かれたら 」 小池 真理子

あらすじ
パリの美術館で、植村沙織は三十数年ぶりに秋津吾郎に再会する。彼こそは、学生運動の果ての凄絶な粛清リンチから身ひとつで逃走した二十歳の沙織を、半年間匿ってくれた男性だった。
運命の再会は二人に何をもたらすのかーーーー
~~~~~ネタバレあり
小池さんのお得意の恋愛小説です。 私が小池さんが好きなのは、ほぼ同年代であるのに、私が経験したことのない恋愛、上級社会の恋愛や知らない世界、悲恋や、男女間のドロドロの関係などを経験させてくれるから。
今回の背景は、1960年代後半~70年代前半の過激派活動が活発だった時代。
私は、田舎で平凡に高校生活を送り、順調に就職活動をして、これと言って思想を持たなかったので、色々な事件がテレビをにぎわしているのを他人事のように観ていました。
浅間山荘事件があり、その後に報道された事実に愕然としました。 集団の狂気はどのようにして仲間のリンチ事件に発展したのか、恋人・夫婦間での殺人にまで。
何故逃げられなかったのか不思議でした。 集団催眠のように恐怖がどのように人を支配して、感情がマヒしていくのか。
沙織はそんな中、遺体を埋めに行き、すきを見て必死で逃げます。 たまたま、他人と距離を置いて生活している秋津吾郎に助けられ匿われます。
秋津のなすがまま、囲われ飼育されて生活します。 私なら体力が戻れば数日で出ていくはずで、ここが理解しにくいところ。 これが小池ワールド。
その後、彼の元を去り、結婚して子供ができ、パリでの30年後の再会。 日本に帰り、再び連絡をとり、会うようになり、あの時の感情が、、、。
吾郎に「 望みは何? 」と聞かれ、 沙織の答えは決まっているが。
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あらすじ
パリの美術館で、植村沙織は三十数年ぶりに秋津吾郎に再会する。彼こそは、学生運動の果ての凄絶な粛清リンチから身ひとつで逃走した二十歳の沙織を、半年間匿ってくれた男性だった。
運命の再会は二人に何をもたらすのかーーーー
~~~~~ネタバレあり
小池さんのお得意の恋愛小説です。 私が小池さんが好きなのは、ほぼ同年代であるのに、私が経験したことのない恋愛、上級社会の恋愛や知らない世界、悲恋や、男女間のドロドロの関係などを経験させてくれるから。
今回の背景は、1960年代後半~70年代前半の過激派活動が活発だった時代。
私は、田舎で平凡に高校生活を送り、順調に就職活動をして、これと言って思想を持たなかったので、色々な事件がテレビをにぎわしているのを他人事のように観ていました。
浅間山荘事件があり、その後に報道された事実に愕然としました。 集団の狂気はどのようにして仲間のリンチ事件に発展したのか、恋人・夫婦間での殺人にまで。
何故逃げられなかったのか不思議でした。 集団催眠のように恐怖がどのように人を支配して、感情がマヒしていくのか。
沙織はそんな中、遺体を埋めに行き、すきを見て必死で逃げます。 たまたま、他人と距離を置いて生活している秋津吾郎に助けられ匿われます。
秋津のなすがまま、囲われ飼育されて生活します。 私なら体力が戻れば数日で出ていくはずで、ここが理解しにくいところ。 これが小池ワールド。
その後、彼の元を去り、結婚して子供ができ、パリでの30年後の再会。 日本に帰り、再び連絡をとり、会うようになり、あの時の感情が、、、。
吾郎に「 望みは何? 」と聞かれ、 沙織の答えは決まっているが。


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