「 食堂のおばちゃん 」シリーズ ①③④ 山口恵以子

　　　　　　　　　　「①　食堂のおばちゃん　」「③　愛は味噌汁　」「④　ふたりの花見弁当　」　　山口　恵以子　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

先に７巻と８巻を読んでお面白かったので、1巻から図書館に申し込んでいました。
2巻は未納だそうで、自分でどこかで調達してこなくちゃなりません。
～～～～～～ネタバレあり
佃のはじめ食堂。昼は定食屋、夜は居酒屋で、カウンター７席、４人掛けテーブルが５卓。テーブルには赤白チェックのビニールのクロスがかかっている。
姑の一一子さんと嫁の一二三さんと赤目万里君とで営業。　（　一という苗字は、「　にのまえ　」と読むそうです。　　なるほど、いちは、にのまえか。）
最初は、銀座のホテルで修行した夫・孝蔵さんと一子さんで始めた洋食屋さん。３０年目に孝蔵さんが心筋梗塞で５８歳で亡くなり、息子の高さんが一流商社を退職して店を継いだ。
前年に妻を亡くしていた高さんと、店に通っていた二三さんが結婚して、その後も二三さんは大手デパートのキャリアウーマンをしていたが、
高さんが１０年前に父と同じく心筋梗塞で５３歳で亡くなったため、二三さんは会社を辞め一子さんと家庭料理の食堂で働くことになる。

赤目万里君は、大学卒業後、作家を目指すと称して務めた会社を１年で止め、以来、バイトも長続きせず、校長と教師の親のすねをかじっていました。
一子が階段を踏み外しけがをしたとき、８０過ぎの一子の負担を軽くするため、バイトとして入って７・８巻で読んだように数年後調理師の免許を取るまでになります。
メイ・ジョリーン・モニカのニューハーフは、メイさんが万里君の同級生の男性だったことが分かり常連になります。

これでだいたいのお店の歴史や常連さんのことがわかりました。酒屋の辰浪康平さん。料理研究家の菊川瑠美さん。魚屋さんの山手政男さんと、友人の元警察官の後藤さん。
８巻で後藤さんが亡くなるのを先に読んでいるので、後藤さんを見ているのが辛いですが、みんなのおかげで出不精の後藤さんが趣味に目覚め楽しい晩年だったので良かったのかも。

例のごとく、たくさんのお料理が出てくるので、メモ用紙を傍らに置いて読みました。
順次、作っていくつもりです。　この本を返却後、５巻６巻を申し込んできます。
はじめ食堂も常連さん達もとても感じよく、お料理も美味しそうで、こんなお店が近くにあれば、常連さんの仲間入りをしたいです。　
一子さんが８０代半ばと高齢なので、この先が心配です。要と万里君が後を継いでくれればいうことなしなんですが。

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整形外科と泌尿器科・卒業

先日、整形外科の先生から「　もう、大丈夫です。後はかかりつけのお医者さんで診てもらってください　」と許可が出ました。月１回の定期検診のみになりました。

２ヵ月半ぶりに、かかりつけ医に行ってきました。　コロナのワクチン注射の方がいらっしゃって満員でした。
この医院は、先代の先生からのお付き合いで、当時は芦屋から通ってこられていたので、時々、開院時間が遅れました。それでもみんな待っていました。
診察は、一人ひとりに、専門書を見せ、詳しい説明をしてくれたので、時間がかかりました。　話しやすい、いい先生でしたが、若くして急逝されました。

しばらく閉院されていましたが、息子さんがスーパーの跡地を借りて開院されました。
それからのお付き合いで、もう、数十年になります。　十数年前の結石の時も、７年前の膿胸の時も、痛みを訴える私に、的確な診断で、病院を紹介してくれ助かりました。
今回、張り紙で、「　第２と第４土曜日は、OO先生が診察されます　」と書いてありました。
息子さんが、お医者さんになられたようです。３代にわたりこの町の人々の健康を見守っていてくださいます。これからもよろしく！

次は予約の泌尿器科に行ってきました。　抗生物質が効いて、菌が消えていました。　熱も寒気もなくなり血圧も下がり、結石も出たようなので、もう、来なくてもいいそうです。
「　でも、もし少しでも心配なことがあったら、いつでも来てくださいね　」　　『　もう、来ることがない方が良いんですが　』心の声
リハビリの先生が、「　誰にかかってるの？　」と、聞いたので、『　N先生　』と答えると、「　いい先生だよ　」と言っていました。　わかります。

久しぶりに自転車でかかりつけ医に行ったからか、昨日から左足に痛みが出だしました。　角度によって声が出るほど痛い。
両足が悪かったけど右足がひどかったので手術になりましたが、左足も「　まだ　、治ってないよ！　」と、主張しています。
湿布をして痛み止めを飲んで、様子を見ます。『　左足さん。しばらくおとなしくしていてね。』


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「 今日も一日きみを見てた 」 角田光代 「 夜の国のクーパー 」 伊坂幸太郎

妹から、外猫ちゃんの赤ちゃんが超元気でヤンチャで、飼い主さんや先住猫さんにも仲良く可愛がられ、すっかり家族の一員になっているとメールがありました。
出会いは、その子の持って生まれた運もあるんでしようが、保護猫が一匹でも多く幸せになることを祈っています。　
野良猫になって過酷な短い生涯を閉じないように、これから猫を飼ってもいいなと思う人は高価な猫もいいですが一度保護猫も考えていただきたいです。

　　　　　　　　　　「　今日も一日きみを見てた　」　　角田　光代　

　　　　　　　　　　　　　　　

角田光代さんが初めて飼った猫のアメショー・トトちゃんの写真がいっぱい載った猫エッセイと、おまけの短編です。
漫画家・西原理恵子さんの猫が生んだ７番目の猫を生後３か月で譲り受けたそうです。
粘り強く慎重派で、運動音痴。　角田さんが、「　飼い主に似た子です　」と言っています。
内容は、猫好きなら、「　わかる！　わかる！　」と、納得。　持病がありますが、今では、角田家の立派な一員に。　可愛いしぐさの写真もいっぱいです。

我が家の猫は、３匹ともすべて性格が違い、どの子が私似か分かりませんが、どの子も可愛いです。飼い主にとってはうちの子が一番。


　　　　　　　　　　「　夜の国のクーパー　」　　伊坂　幸太郎　

　　　　　　　　　　　　　　　

あらすじ
遭難して、眼を覚ますと見覚えのない土地の草むらで蔓で縛られ、身動きが取れない。仰向けの胸には灰色の猫が座って「　ちょっと話を聞いてほしいいんだけど　」
猫は、摩訶不思議な物語を語り始める。
～～～～～ネタバレあり
ガリバー旅行記ようなものかなと、読み始めました。　空想ミステリー？　ファンタジー？

トムの説明によると、猫のトムが住む王国は、壁に閉ざされた国。　或る日、いきなりやって来た鉄国の人間が、いきなり国王を撃ち殺す。
昔からこの国では、選ばれし若者が、クーパーという杉の木から生まれる怪物を退治しに行くが戻ってこない。
いつか、国がピンチの時、その若者たちが助けに戻ってくると言う伝説がある。　

この危機に、彼らは戻って来るのか？　猫の話に引き込まれていく。　　　　　　


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夢判断

子供のころからよく夢を見る子でした。
小さい頃は、時々怖い夢も見ました。トイレを捜してやっとスッキリ、目を覚ませば、、、なんてことも。
最近は、毎日、夢が楽しみでした。　家族や友人・知人、犬猫たち、父や姑にも会えます。たまに歌手や俳優も出演し、友達として普通に会話。夜観るテレビの影響かしら。
仕事をしていた時の夢や、ゴルフをしている夢や、まるで映画のような、突拍子もない奇想天外な夢も見ます。

眠りが浅いので、すぐに眼を覚し、はっきり夢を覚えていることもありました。
一時、夢日記を書いていました。　起きてすぐ、見た夢をノートに記入していましたが、読み返してみると、いつまでも覚えている夢と、全く記憶にない夢とがありました。

最近、熱があるとき見た夢は、誰か恐ろしい人に追いかけられて、夜道の細い道を逃げている夢でした。　気になって調べてみました。
追いかけられる夢は、不安やプレッシャーが大きく、疲れを感じている状態で、ストレスがたまり、ＳＯＳを発して体か精神がとても疲れている状態だそうです。　フムフム。
追いかけられる夢は、問題や困難を解決する希望を示している。夜道は、孤独や不安の象徴で、逃げ切る夢は吉夢。近日中に解決。　
乗り物でなく、走って逃げる夢は、現実で運勢が低下している状況、体力や気力が低下しているそう。　『　当たっているわ。』

面白いので前に見た夢も調べてみました。（　暇だからね　）
電話をかけたいのにかけられない。何回ダイヤルを回しても間違ってしまう。古いな！　今じゃ、ワンプッシュだものね。
これは、現実世界で他者との交流がうまくいかないことを示しています。吉夢の場合は今かかわっている問題は一人で解決しなさいとのメッセージ。『　はい！　』

知らない町にいる夢。　　生活に変化を求めていたりこれから先を模索している。マンネリを打開し、変化を求めている。その場所に良い印象を持ったらよい変化が起こる予感。『　いいじゃない！　』

子供時代住んでいた家の夢。（　実家　）　　疲れて癒しを求めている可能性。愚痴を聞いたり甘やかしてくれる人を求めている。家族に会いたがっている。　楽しくしていると吉夢。運気は上昇。
『　いつも懐かしく楽しい夢です。　妹や、亡くなった父に会いたい！　』　

もっと、色々たくさんの夢を見ていますが、今日はこの辺で。　夢占いは面白いので、また調べてみたいです。
退屈な、人の夢にお付き合いいただき、ありがとうございました。　みなさま良い夢を！

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「 望みは何と訊かれたら 」 小池 真理子

　　　　　　　　　　　　「　望みは何と訊かれたら　」　　小池　真理子

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

あらすじ
パリの美術館で、植村沙織は三十数年ぶりに秋津吾郎に再会する。彼こそは、学生運動の果ての凄絶な粛清リンチから身ひとつで逃走した二十歳の沙織を、半年間匿ってくれた男性だった。
運命の再会は二人に何をもたらすのかーーーー
～～～～～ネタバレあり
小池さんのお得意の恋愛小説です。　私が小池さんが好きなのは、ほぼ同年代であるのに、私が経験したことのない恋愛、上級社会の恋愛や知らない世界、悲恋や、男女間のドロドロの関係などを経験させてくれるから。

今回の背景は、１９６０年代後半～７０年代前半の過激派活動が活発だった時代。
私は、田舎で平凡に高校生活を送り、順調に就職活動をして、これと言って思想を持たなかったので、色々な事件がテレビをにぎわしているのを他人事のように観ていました。
浅間山荘事件があり、その後に報道された事実に愕然としました。　集団の狂気はどのようにして仲間のリンチ事件に発展したのか、恋人・夫婦間での殺人にまで。
何故逃げられなかったのか不思議でした。　集団催眠のように恐怖がどのように人を支配して、感情がマヒしていくのか。

沙織はそんな中、遺体を埋めに行き、すきを見て必死で逃げます。　たまたま、他人と距離を置いて生活している秋津吾郎に助けられ匿われます。
秋津のなすがまま、囲われ飼育されて生活します。　　私なら体力が戻れば数日で出ていくはずで、ここが理解しにくいところ。　　これが小池ワールド。

その後、彼の元を去り、結婚して子供ができ、パリでの３０年後の再会。　日本に帰り、再び連絡をとり、会うようになり、あの時の感情が、、、。
吾郎に「　望みは何？　」と聞かれ、　沙織の答えは決まっているが。


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