ゴールデンウイークが明けても、世の中は新型インフルエンザにかき回されそうだ。「威力はスペイン風邪並み」「最悪の場合は死者5000万人」などの脅しが効いているのだろう。用心するに越したことはない。
ここにきて、新型インフルについて「季節性インフルエンザクラス」「60歳以上の人は耐性を持っている可能性がある」などの特徴が明らかにされている。実は大して怖くない風邪なのかもしれない。
《世界保健機関(WHO)の新型インフルエンザに関する委員会メンバーの田代真人国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センター長は6日、同研究所の記者会見にテレビ中継で参加し、新型インフルエンザの病原性について「通常のインフルエンザと同程度」との見解を示した。
注目すべき特徴としては60代以上の重症患者がほとんどいない点を挙げ、理由は不明としながらも、この世代が何らかの免疫を持っている可能性も考えられるとした》=共同=
田代氏はメキシコの致死率が通常のインフルエンザの300倍程度に達している点について「精査されてない死者が含まれているためでは…」と説明している。そうかもしれないし、そうでないかもしれない。アメリカで新たな死者が出て、こちらの致死率も一気に引きあがった。
世界の感染者数が1500人という段階での数字である。致死率の比較などにたいした意味があるとも思えないが、1%を超えてくるようだと気になる。
WHOは近くフェーズ6に引き上げる意向というが、パンデミックと呼ぶには違和感がぬぐえない。国内で毎冬インフルエンザに罹る人の数は10数万人のオーダーだろう。乳幼児や年寄りを中心に亡くなる人も少なくない。メキシコ由来の新型がこの域に達するにはどれほどの日数を要するのか。
これから冬に向かう南米やアフリカは要注意だし、北半球でも秋以降の流行が怖い。ということで、「6」なのだろう。だらだらこの状態が続くと、経済への悪影響が大きくなる。かといって、見過ごせばどんなことになるか分からない。
とてつもなく厄介なものを抱え込んでしまったようだ。年寄りが耐性を持っているらしいこと、秋口までにはワクチンもできる。恐れずに警戒するしかない。でも、人が耐性を持つ? インフルエンザが「新型」って、なんか変だ。
ここにきて、新型インフルについて「季節性インフルエンザクラス」「60歳以上の人は耐性を持っている可能性がある」などの特徴が明らかにされている。実は大して怖くない風邪なのかもしれない。
《世界保健機関(WHO)の新型インフルエンザに関する委員会メンバーの田代真人国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センター長は6日、同研究所の記者会見にテレビ中継で参加し、新型インフルエンザの病原性について「通常のインフルエンザと同程度」との見解を示した。
注目すべき特徴としては60代以上の重症患者がほとんどいない点を挙げ、理由は不明としながらも、この世代が何らかの免疫を持っている可能性も考えられるとした》=共同=
田代氏はメキシコの致死率が通常のインフルエンザの300倍程度に達している点について「精査されてない死者が含まれているためでは…」と説明している。そうかもしれないし、そうでないかもしれない。アメリカで新たな死者が出て、こちらの致死率も一気に引きあがった。
世界の感染者数が1500人という段階での数字である。致死率の比較などにたいした意味があるとも思えないが、1%を超えてくるようだと気になる。
WHOは近くフェーズ6に引き上げる意向というが、パンデミックと呼ぶには違和感がぬぐえない。国内で毎冬インフルエンザに罹る人の数は10数万人のオーダーだろう。乳幼児や年寄りを中心に亡くなる人も少なくない。メキシコ由来の新型がこの域に達するにはどれほどの日数を要するのか。
これから冬に向かう南米やアフリカは要注意だし、北半球でも秋以降の流行が怖い。ということで、「6」なのだろう。だらだらこの状態が続くと、経済への悪影響が大きくなる。かといって、見過ごせばどんなことになるか分からない。
とてつもなく厄介なものを抱え込んでしまったようだ。年寄りが耐性を持っているらしいこと、秋口までにはワクチンもできる。恐れずに警戒するしかない。でも、人が耐性を持つ? インフルエンザが「新型」って、なんか変だ。