それは午後三時半頃のこと…
「今栃木にいるから。
仙台まで後70キロらしいから一時間ちょっとで着くと思う。」
えっ、これから帰ってくるって???
バイクで?
おい、おい、こっちは雨降ってんですけど・・・。
慌てて切った電話をかけなおす。
「ねえ、雨降ってんだけど、大丈夫なの?
ちゃんと支度してきたわけ?」
「いや、帰るつもりで出てきたんじゃなくて、東京は昼ごろから天気回復したからちょっと走るかなって首都高走ってたら東北道に入っちゃって、で、そのまま帰ってみるかなって来ちゃったわけ。
そしたら途中から雲行きがおかしくなってきて、だからもう結構濡れてるわ。」
「とにかく気をつけて来なさいよ。お風呂沸かしておくから。」
「はい。」
なんと無謀な…。
まだ免許取りたて、10日ぐらいしかたってないというのに。
私など、もう車を運転するようになって18年たつというのに、まだ高速といったら車のほとんど通らない道央道しか走ったことがない。
若いってこういうことなのかしら…
男の子は女とは違うのねぇ・・・
五時過ぎ「さみー、ずぶぬれだー」と言いながら無事到着。
トイレと風呂へ直行。やれやれ。
弟達は大好きな兄の突然の帰還に興奮!!
「ねえ、休みなの?いつまでいるの?」
「明日の昼には帰るの。あさっては仕事!」
「えー、僕達が学校から帰るまでいないの?」と長男にまとわり着く。
「腹減ったー」と言う子供達に慌ててご飯を食べさせつつ、ずぶぬれの上着から下着まで洗濯。
さて、洗ったもののこの天気では明日の昼までには到底乾かないぞ。
我が家には乾燥機などないし、エアコンをドライにしても無理だな。
仕方ない、コインランドリーへ行くか。
「すんません。自分で払うから。」と言う長男を連れコインランドリーへ。
ジーンズの上着とズボンだから時間かかるなと思ったけれども、20分で大体いい具合になったので持ち帰る。
「でも、明日も天気悪いよ。大丈夫?」
「ざあざあ降りで、バイク置いていって新幹線で戻ることになったら最悪だなぁ。まあ、様子見て昼には出るよ。」
「母さん、明日仕事だよ。寝過ごして暗い時間にならないようにしなさいよ。危ないから。」
「うん、大丈夫。」
と言うわけで、晩御飯を食べ一晩泊まって東京へ戻っていった。
昼休みにメールをしたときは「もう出ました。すでにずぶぬれです。帰れるかなー」と泣きの返事。
でも、なんとかコケもせず夕方帰り着いた様で一安心。
まったく、「怖くてまだ右折できない」初心者が仙台まで来てしまうなんて!!
顔が見られて嬉しいような、でもまたすぐ帰ってしまって淋しい、ちょっと胃の痛くなる一日でした。
「今栃木にいるから。
仙台まで後70キロらしいから一時間ちょっとで着くと思う。」
えっ、これから帰ってくるって???
バイクで?
おい、おい、こっちは雨降ってんですけど・・・。
慌てて切った電話をかけなおす。
「ねえ、雨降ってんだけど、大丈夫なの?
ちゃんと支度してきたわけ?」
「いや、帰るつもりで出てきたんじゃなくて、東京は昼ごろから天気回復したからちょっと走るかなって首都高走ってたら東北道に入っちゃって、で、そのまま帰ってみるかなって来ちゃったわけ。
そしたら途中から雲行きがおかしくなってきて、だからもう結構濡れてるわ。」
「とにかく気をつけて来なさいよ。お風呂沸かしておくから。」
「はい。」
なんと無謀な…。
まだ免許取りたて、10日ぐらいしかたってないというのに。
私など、もう車を運転するようになって18年たつというのに、まだ高速といったら車のほとんど通らない道央道しか走ったことがない。
若いってこういうことなのかしら…
男の子は女とは違うのねぇ・・・
五時過ぎ「さみー、ずぶぬれだー」と言いながら無事到着。
トイレと風呂へ直行。やれやれ。
弟達は大好きな兄の突然の帰還に興奮!!
「ねえ、休みなの?いつまでいるの?」
「明日の昼には帰るの。あさっては仕事!」
「えー、僕達が学校から帰るまでいないの?」と長男にまとわり着く。
「腹減ったー」と言う子供達に慌ててご飯を食べさせつつ、ずぶぬれの上着から下着まで洗濯。
さて、洗ったもののこの天気では明日の昼までには到底乾かないぞ。
我が家には乾燥機などないし、エアコンをドライにしても無理だな。
仕方ない、コインランドリーへ行くか。
「すんません。自分で払うから。」と言う長男を連れコインランドリーへ。
ジーンズの上着とズボンだから時間かかるなと思ったけれども、20分で大体いい具合になったので持ち帰る。
「でも、明日も天気悪いよ。大丈夫?」
「ざあざあ降りで、バイク置いていって新幹線で戻ることになったら最悪だなぁ。まあ、様子見て昼には出るよ。」
「母さん、明日仕事だよ。寝過ごして暗い時間にならないようにしなさいよ。危ないから。」
「うん、大丈夫。」
と言うわけで、晩御飯を食べ一晩泊まって東京へ戻っていった。
昼休みにメールをしたときは「もう出ました。すでにずぶぬれです。帰れるかなー」と泣きの返事。
でも、なんとかコケもせず夕方帰り着いた様で一安心。
まったく、「怖くてまだ右折できない」初心者が仙台まで来てしまうなんて!!
顔が見られて嬉しいような、でもまたすぐ帰ってしまって淋しい、ちょっと胃の痛くなる一日でした。