あやのぶらり温泉

源泉調査から高級旅館まで、2700温泉地以上の湯巡りの一部を記録しています。

大沢山温泉 natural inn 自遊人(宿泊編)

2013-05-26 | 新潟の温泉
natural inn 自遊人 http://www.jiyujin.co.jp/stay/


大沢山温泉(旧高七城)の経営者が変わり、5月の連休から週末のみ限定営業しているnatural inn 自遊人に行ってきました。まだまだ、工事の途中という感じで少々びっくり。
設備工事等の見直しが出てきたため、6月からまた工事を再開し秋頃オ-プンしたいとのこと。現在日帰り入浴不可。
(H25年10月1日リニュ-アルオ-プン予定)

重厚な扉の奥のロビ-は和風モダンの佇まい。
イスのふちが使い込まれて擦れているのも、ご愛嬌^^

宿帳を記帳の際、「黒豆香茶」という漢方が調合されたスパイシ-なお茶が出されました。美味しかったので思わず「自遊人」でお取り寄せしてしまいました^^;

案内された3Fのお部屋。たたみにベット。想定外に洒落た家具が配置してありびっくりです。空の冷蔵庫、湯沸しポットにカモミ-ルティ-、浴衣。館内は自販機がないので事前に飲み物は購入したほうが良いかも。

寝具も寝心地よく熟睡できました。

洗面所、シャワ-トイレ、シャワ-室
タオルもオリジナルのものでフカフカ。

2Fの浴室

脱衣場

旧高七城の宿泊者専用だった内湯

露天風呂

泉質は含重曹‐食塩泉。温泉自体は循環ながら、以前の3倍の湯量を投入しているとのことで浴感はオイルを塗ったようにヌルヌル、トロトロ。湯の花多量。加温掛け流しで利用している幽谷荘よりトロミが増しており、浴感に驚きます。将来的には掛け流しにしたいとのことで、施設が老朽化していることもあり場所を移動して立て直す計画とのことでした。


遠方に越後の山々を見渡せ、晴れた日には絶景が広がる。
今回は雨天で残念ながら満天の星空を見ることは出来ませんでしたが、リニュ-アルオ-プンした際には掛け流しの温泉とともに堪能したいと思いました。


住所:新潟県南魚沼市大沢1209-6
TEL.025-783-6777
日帰り入浴のみ不可
(食事編)

お食事は(早苗饗~さなぶり~)にて

根菜のジュレ 雪下人参のふわふわム-ス添え
有機栽培の人参は、砂糖を使わず人参の甘みだけで仕上げています。とても美味。
そば粉のガレットと自家製蕗味噌
朝取り山菜のお浸し 本日は、かたくりでした。

春の草鍋 特製ごまソ-スと香味ポン酢で。
せり、うど、うるい、こごめなど。

昆布だしでしゃぶしゃぶして頂きます。山菜に添えているのは地元魚沼で作った米粉めん。
ごまソ-スは白味噌、香味ポン酢は玉ねぎとニンニクの風味で。

大根もち

野菜のせいろ蒸し 季節の野菜ソ-ス
今回は早苗饗コ-スでしたので、この1品が付き、メインが牛肉になります。
有機野菜の甘味を人参のソ-ス、藻塩が引き立たせます。

新潟和牛のロ-ストビ-フ 和風仕立て

塩沢産最高級コシヒカリ、木樽天然醸造の自家製米味噌3年もの、相馬さんのいぶりがっこ等のお漬物。
お米も味噌も香りが良く、旨みが抜群。貝掛温泉も同じ塩沢産コシヒカリなのに、こちらの方が数段美味しいです。秋田のいぶりがっこは本当に手作りで燻しているので香りが違います。いままでのいぶりがっこは偽者?いぶりがっこも思わずネットで購入してしまいました^^;

魚沼スイ-ツ ぷるるんりんごゼリ- りんご果汁のみでつくったゼリ-。ゼラチンではなく寒天で風味を損なわないように配慮。鶴齢の酒粕で作ったチ-ズケ-キ地元のお酒の酒粕を使用した濃厚なチ-ズケ-キでした。

ラウンジではコ-ヒ-を無料で自由に飲むことが出来ます。

何処かで見たことのあるイス、、アアルト?と同じかな。。

個室の食事処もありました。

朝食
郷土料理のお切りざい、蕗の煮物、穀物豆腐など。人参ジュ-スも甘くて美味しい。

味噌汁は自分で作ります。

なんと、朝からいわしの煮物ですが、臭みがまったくなく美味です。料理酒に鶴齢を使用しているから?

艶々コシヒカリ。ご馳走様でした。

補足:旧日帰り入浴の建物は今後、ショップにするとのこと。
惜別してきました。

入湯日:2013.5月

奥湯沢 貝掛温泉(宿泊編)

2013-05-22 | 新潟の温泉

ヌル湯の名湯、貝掛温泉に家族で宿泊しました。(2013.5月)
日帰り入浴は2度ほどしているのですが、パンフレットに紹介されている露天風呂に入りたくて宿泊利用しました。^^

明治時代部屋
明治時代につくられた、本館2部屋限定の二間続きのお部屋。洗面台・トイレは別。冷蔵庫はありません。部屋には冷水が用意されています。

古いですが趣のある部屋。鍵は付いています。
私は木造の部屋を好むので問題ありませんでしたが、お隣の部屋の声が気になる方はNG。

廊下の向こうの階段を下りるとお風呂へ。
部屋の手前にある階段を下りると食事処へ。

桜の花を眺めながらの食事。

温かいものは1品ずつ、出されます。

岩魚の塩焼きは炭火でじっくり焼いているのでパリパリ。
頭からしっぽまで全部食べれました。

夕食の一部をご紹介。
前菜 筍木の芽味噌、天豆、鯛真子時雨煮、蕗味噌
お造りは目に良い魚 紅鱒。山の秘湯なのに氷頭なます霙和え・なた豆の花!(たしか、法師温泉に宿泊したときも氷頭なますが出て違和感)でも美味です。他に田芹の胡麻和えなど。

尼鯛桜蒸し 
菜の花 桜餅の中に尼鯛の蒸し物が入っていて美味。

貝掛名物 薬膳玄米粥
クコの実、人参、とうもろこし、さつまいも、いんげん、あずき、胡麻入り。
この他は蒸し物と果物がでました。塩沢産コシヒカリにたどり着く頃には、満腹!香りの良い、美味しいお米でした。


午後7時半に男女の浴室が入れ替えになり、この暖簾が左右入れ替わります。
翌朝の9時まで入浴できます。

江戸時代より「目の温泉」として知られる温泉です。昭和初期までは、「貝掛の目薬」も生産されていたそうです。泉質は含土類‐食塩泉。やや、ぬるめの浴槽(源泉36.2℃)と加熱した浴槽42℃があり、交互入浴をします。源泉は温いですが、しばらくすると体中が気泡に包まれる名湯です。

源泉小屋から毎分406リットル、ドバドバ自然湧出する露天風呂。
湧出口で目を洗うと、眼病(ドライアイなど)に良いそうです。夜は満点の星空を眺めながら湯浴み出来ました。

朝食 食事処で。栃尾の油揚げなど。

のど黒の干物。骨が除いてあったのでパリパリ、全部食べれました。^^;

住所:新潟県南魚沼郡湯沢町三俣686
TEL:025-788-9911

宿泊利用:もみじ 3名1室16,950円(GW料金)
日帰り入浴
10時半~14時(入浴15時まで)
平日 一人1000円    
土日祝日 一人1200円