数十年来の友人たちとの月一回のお出かけ日、
「おからはうす」でのランチの後は、
本日の目的である妙心寺「明智風呂」の特別公開へ行きました。
妙心寺北門
案内も出ています。
広大な境内を歩いて行きます。
日本らしい趣が感じられる雨上がりの石畳。
オバ様たちの小咄はおいといて、
中心地から少し離れると、京都らしい風情を感じるには十分です。
法堂への渡り廊下をくぐり抜けて仏殿へ。
仏殿
本殿にあたる仏殿は初公開だそうです。
妙心寺に縁のあった明智光秀の位牌が安置されています。
一番前に出してありました。
戒名を見ようとしたのですが、暗くて良くは見えませんでした。
過去帳?が前側に広げてありました。
明智の文字が入っていました
浴室「明智風呂」
光秀亡き後5年、叔父の密宗(みっそう)和尚が菩提を弔うために建立したとされています。
確かに、天下の謀反人の光秀、その菩提を弔うなんて大っぴらにはできません。
逆賊の汚名を洗い流すために浴室を建立されたようです。
こちらの建物は、江戸時代に入り再建されています。
唯一残る、創建当時の蟇股
明智風呂
蒸し風呂様式、つまりはサウナです。
前面の板敷きの床は洗い場で、お湯が流れるように斜めになっています。
かつては、毎年命日の6月14日には施浴、人々にお風呂を開放する、が行われていたそうです。
外に井戸があり、竹筒を通って水が流れてきます。
釜
追い炊きもできます。
こちらは、お着かえの間
浴室の隣にある鐘楼
お風呂の用意ができたら鐘を撞くのだそうです。
立派な鐘楼ですね~
普通のお寺だったら、主な鐘でもこれほど大きくはないと思います。
お風呂がわいたよ~、の合図の鐘がこれほど立派なのは何故に?
ま~た明智=天海和尚説へと妄想モード突入。
お~い、戻ってこ~い。
歴史って、勝者のものだからミステリアスな部分が多くて面白い。
だから、歴史的建造物を見たり、説明を聞いたりするのはとっても楽しいです。
残念なのは、すぐに忘れてしまうこと
ま、毎回初めて見て初めて聞くようで新鮮この上ない
と言うことにしておきましょう。
それではまた~
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