「読書」カテゴリーの出だしは毎回同じ。
読書が大好きで、という訳でもないのですが、
はい、正直に申せばむしろテレビの方が好きです
1ヶ月に1~2冊?、もう少しですかね?ぼちぼち読んでいます。
シニアに足を突っ込んでからは、もっぱら図書館でお借りするか、
ジム仲間から回ってきた本を、好む好まざるにかかわらず読んでいます。
今回は、図書館で借りた伊藤潤さん著の歴史小説2冊。
伊藤潤著「茶聖」
伊藤潤著「天下人の茶」
「茶聖」の方は、昨年5月の緊急事態宣言解除後くらいでしたでしょうか、
図書館に予約を入れたのですが、貸し出し待ちが数百人目とあり驚きました。
新刊だからとは思いますが、この待ち人数なら、いったいいつになったら借りられるやら。
それでもネット予約をして、
予約状況をちらちら見ながら半年以上、やっとのことで順番が回ってきました。
若い頃ですと、いつになるかわからないものは待てないわ、と
諦めるか本屋へ行ったものですが、
どんどん気が長くなってきたんだなあ、と感じるこの頃です。
さて、やっと手元に巡ってきました「茶聖」ですが、
いつも通りのざっくりすぎるあらすじは、
茶の湯という一大文化を完成させた千利休の切腹に至るまでの物語です。
茶の湯はただ茶の湯にはあらず、
どのようにして茶道具が家臣への褒美として成り立っていったのか、
どのようにして政治を裏で動かすようになっていったのか、
などと、今まで不思議に思っていたことが描かれていました。
本の帯には「真の芸術家か、戦国最大のフィクサーか…」とありますが、
千利休がここまでの黒幕、ブレーンだとは思ってもいませんでした。
でも、そのブレーンたち千利休や堺衆は明智さんを選ばなかったのですね、
そうですか…
「天下人の茶」は、利休の高弟の短編集。
「茶聖」を読み終わり、続けて読んだのでちょっとこんがらがっていますが、
最初は秀吉が能「明智討」を舞っているところから始まります。
能に「明智討」という演目があるのですか?知りませんでした。
もちろん、ほとんど知らないのですが、
なんとなく聞いたことがある、とか、ありそうな名前の演目だったりするのですが、
「明智討」
調べてみると、秀吉が自身の功績を称えて新作を作らせ、ほとんど自身が舞ったようです。
へ~~~ と、庶民は驚く。
また、物語の中の総見院(信長)の法要後の茶室で、
花入れを見た秀吉が「侘助か」と感嘆するところがあります。
お花に疎い私ですが、ちょうど昨年の12月に龍安寺へ行った折、
有名なつくばいの側で侘助椿の立て札を見ました。
まだ開花の時期ではなく、花は見られませんでしたが。
龍安寺 侘助椿
先週の大河ドラマ「麒麟が来る」の中でのことですが、
禁裏で正親町天皇と光秀の月見のシーンの水盤に浮かべてあったのは、
侘助椿では?
などとわかりもしないのに、パズルを繋げていってしまいます。
あらら、また妄想モード突入
それではまた~
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