水の世界で生きる

2010年01月19日 | Weblog
昨日は地元で水泳競技役員講習会を受けてきました。
所属する水泳連盟の講習を受けないと、免許の更新ができないのです。
私は籍を神奈川県に残したままなので、連絡が来てから
あわてて申し込みました。おかげで計画性なくとんぼ返りでした。。。

今回は規則改正のこともあり、ベテランの役員さんから新規の方々まで
たくさんの人が出席していました。

内容は今シーズンは世界大会(ワールドカップ)が日本開催のため、
国際大会の開催情勢&運営方法。
それから、水着の問題。
最後に泳法や競技ルールの確認テスト。

水着に関しては、昨シーズンまでのラバー素材や撥水コーティングされたのもの、
そして足首や手首までの全身スイムスーツの着用が禁止になった。
男子にいたっては、へそから上を覆う水着も禁止。
すなわち、最長でへそから下、太ももまでのスパッツ水着のみ。
水着の素材は織物であること。体に水が触れること。(水を弾く素材はNG)
そのほか、浮力の規定、生地の厚さの規定など、細かく決められていました。
今後の大会では召集所で水着のチェックが行われるということで、
競技役員は認可されている水着の種類を覚えておかなくてはいけないので
かなり大変になりそうです。

これから販売される水着に関してはFINA認可のマークが入るそうで、
それがない水着で泳いで新記録が出たら記録は未公認になる。
さらに4月からは公認水着じゃないと公式大会には出られないということに
なるようです。

昨年までのラバー素材水着、高価なのに着られなくなるなんて、もったいない
体を締め付けるから練習で着られるものじゃないしなー。

国際大会の運営に関しては、実際の写真をスクリーンで見ながら説明を受けました。
最近では光や音の演出効果で、ファイナリストはアイドルのようにプールに登場する。
プールもロックコンサートの会場かってくらい派手な照明になってました。
ミラーボールとかあるし!
でもこれくらい派手にやって、一般の人たちにも水泳の競技は魅力的なんだということを
アピールして会場に足を運んでもらわないとね。
ただでさえ、水泳はチーム同士が毎日試合する競技じゃないから
レース自体が地味だし。
でも、昔に比べると水泳競技への関心も高まってきたなと思います。
テレビ放映とか増えたしね。

こんな講義の間に数回休憩があったのだけど、
会場を見渡してみると、知っている顔ばっかり。。。

トイレに行く時、ちょっとでも移動すると知り合いにぶち当たり立ち話。
久しぶりに会う人は、引っ越したことを知らなくて
「何で最近大会に出ないの?!」などと聞かれました。

偉い先生席には、出身高校の監督、遠征のときにお世話になった先生などなどが
勢ぞろいしてたので、ご挨拶に行って近況報告などで長話。。。

学生時代からだいぶ経つけど、昔一緒に泳いでいた仲間や先輩たちも数多く活躍してて、
指導してくれた先生方も理事とか会長とか偉くなってるけど、この世界に
相変わらず君臨してて。
水泳界は人口は多いけどどっち向いても知ってる顔ばかりで、
狭い世界だなーと思いました。

一方で、水泳を好きな人って、どんな形であっても
水に関わって多方面で貢献しているなと思いました。

水泳なしでは今の私はあり得ないので、これからは私も
水泳に恩返ししたいと思っているし、何らかの形で一生関わっていきたいなと、
今回の講習で改めて思い直しました。

しかし、最後のルールテストでは半分しか正解しなかった
よく今まで、レースで失格しなかったなと不思議に思ったよ。
小さい頃から体に染み付いた感覚で泳いでいたんだなー。
でもこんなんじゃ、審判なんてできないよ。
競技規則の教科書、勉強しなおさなくちゃ