名店(一部修正)

2011年04月27日 | 美味しいお店
少々前の話になってしまいましたが、東京で勤めてた時一緒に働いていて、
今でもお世話になっている先生が、奥様、お友達と共に京都~滋賀の桜の旅に来ました。

皆さんが滋賀に来た時、残念ながら私は金沢に行っていたので案内をできませんでしたが、
前日の京都ではお店を予約してお昼を食べるということで、私もちょうど出勤だったし
ご一緒させて頂きました。(というか、無理矢理追加して頂きました)

なぜかって言うと、その予約したお店、ミシュランにも載った名店というから
新しいお店だけど、予約は数ヶ月先まで取れない名店だと。

でも、このご時世で桜の季節にも関わらず旅行者が少なかったみたいで、
直前なのにあっさり予約を取れたそうです。

そんな話を聞いたら、近くにいて行かないわけにはいかないでしょう

昼に職場を抜けて行ってきました


「中善」
銀閣寺の近くの裏道にひっそりとありました。
分からなくて、すぐ近くのパン屋さんで聞いたくらい。

カウンター6席、テーブル席1つ(4人がけ)の本当に隠れ家のようなお店。
店内はすっきり、落ち着いた雰囲気でした。

メニューはお任せコース料理のみで、3段階(夜は2段階)の値段設定で内容が決まるようです。

一品ずつ丁寧に出てきます。

器がいいのよ!


汲み湯葉。土佐醤油でいただきました。
上に乗っているのは「このこ」と甘草。


花かごに見立てて可愛い盛り付けも素晴らしくて、見た目でも楽しめます。
串の一番先に刺さってる鯛の肝が絶品だった
串の真ん中はアボガドの西京漬!アボガドを和食にしちゃうなんてすごいよ

この籠が出てきたら、これにはやっぱり日本酒でしょう!と。
お昼だからと我慢していたけど、あっさり誘惑に負ける。

おしゃれでしょ~。スズでできてるのかな。重量感ありました。


お魚料理、あぶり焼と刺身。刺身の魚、私は焼魚でしか食べた事がないものでした。
(魚の名前忘れた)←(正:桜鯛。あぶりの方は穴子焼霜。)
お酒と合うのよね~。午後も仕事あるのに飲んでた私。


椀もの。この器がまた素晴らしい!!
蓋に椀の内側の柄が映って蓋の淵柄になってたの。しかも軽いし音もいい。
ものすごく高価らしいです。


魚のすり身を桜の葉に巻いたものにコゴミが乗ってとろみのあんがかかってました。
代表的な郷土料理らしいのだが、私は初めて食べました。(正:甘鯛道明寺)


ホタルイカとホワイトアスパラ。上に乗ったなんとかっていうお味噌(名前が・・・)が変わってて、
でもすごく合うの。食材の味を殺さないで、一層引き立ててました。
(正:蛍烏賊とアスパラガスの黄身餡 バルサミコ酢風味)


焼きもの。味噌漬けの魚でした。メッチャうめー!!
オレンジを絞るあたりがまた斬新。
お皿も温めてあって魚がすぐに冷めないようにしてあるのも、細かい気配りでした。
(正:鰆西京焼 桜瞬間薫製 八朔添←オレンジじゃなかった・・・)


お食事はわかめの炊き込みごはんと赤だしのお味噌汁、すぐきにしば漬け。


デザートは桜風味のミルク寒天。桜の花びらも入ってました。


全ての感想は、初めての経験で比べるものがないくらい素晴らしかったです
お料理が美味しいのは当然、雰囲気、お料理が出てくるタイミング、など
気持ちよくスムーズに食事ができるよう、細心の心配りをしていると感じました。
サービスは決して過剰ではなく、こちらの邪魔にならない程度に完結に、
でも丁寧な接し方で絶妙でした。

お料理は普通に食べたらそれまでだけど、食材を一番美味しい方法で調理して
見た目も味も美しくする職人技を見ました。

ちゃんとした和食のお店でコースを食べたのは初めてだったけど、
ホントに日本ってすごいなーって思いました

食後はここにも。

私は初めて行きましたが、こちらも京都の超有名店ですね。

「緑寿庵」


慶応初期って何年前?!

金平糖の概念が覆されました。こんなに美味しいなんて

ただの金平糖でしょ?って思った方、ここの金平糖を食べてみて下さい。
普通のと全然違うから

私も金平糖は好きじゃなかったけど、ここのだけは大好き。
ってか、他のはもう食べられない


両店とも、チャンスがあったら行ってみて下さい

この後、ちゃんと仕事に戻りましたよ~。
ちょーっと赤い顔してたかもしれないけど