かにツアー 翌朝の獲物

2012年02月22日 | 旅スポット
カニを食べ疲れながらも、密かに早起きを決めて私が狙っていたものとは?


行く前にこんな話を聞いたんです。
「城崎温泉の各風呂、開湯一番に行った人は一番札をもらえる。」

そう、狙いはこの一番札

その日の一番しかもらえないこの札、誰もがもらえる物じゃないでしょ。日付入りの限定品だし。
水泳でいうメダルと同じ!!

話を聞いた時に勝負心に火が付いちゃったんだよね
スポーツ選手、単純に一番に弱いから

F夫妻とT君には狙うと宣言しないで、とりあえず朝風呂入りに外湯に行くとだけ言っておいた。

朝からの温泉はどこも7時から。
朝開湯の温泉で一番近いのは一の湯。それより近い柳湯は15時に開くから残念ながら狙えない。

寝たのが遅かったから眠かったけど、気合いで6時半に起きて準備して6:45に宿を出発。
前日から降り続いた雪がかなり積もってて歩きにくかったけど、長靴早歩きで一の湯を目指す。

パラパラと近くの宿から人が出て来たから、前にいる人は抜いて自分は抜かれないようにしたんだけど、
一の湯前はもう人がたくさん列んでた。

しまった、出遅れた~

一番近い場所がこんな人数なら、もうちょっと遠いところだと開湯間近になるからダメか

ここで一旦一番札は諦めて、思考を切り替えた。

どうせ入るなら、一の湯はこんなに人がいるし、昨日入ったから違うところに行ってみようと、
向かったのはもうちょっと先にある御所の湯。

途中、御所の湯に向かってると見られる夫婦をとりあえず抜いておいた。
(まだちょっとは期待を持っていたからね)



すごく立派な門構えで、一見お風呂に見えない。



入口を見ると、二人しかいなかった。

お、ここは空いてるからゆっくり入れそう。と思って列んだんだ。
開湯まであと5分もない時間だったし。

入口の張り紙を読むと、
「開湯一番に列んだ男女一名に一番札を配ります。」とある。

男女別にもらえるのー
そこまでは知らなかった。てっきり一番の一人だけかと思ってたから。

前の二人は男性。
ってことは女子一番は

やった棚ぼただけど、一番札ゲット



抜かした夫婦はやはりここに来た。

やったね
場所を早く切り替えたのと、夫婦を抜かしたのがよかったんだ

狙い通り限定品のお土産ももらえたし、昨日のカニといい満足満足。城崎温泉最高だわ

御所の湯は山や滝が見える天空風呂が売りです。
ここは美人の湯だって~。一番札もらったし、ご利益あるかな

内風呂は広くて天井がガラス張りの開放感ある造り。
前日に降った雪景色がきれいでした。
入ってる最中にまた雪が降り出して、雪見風呂になりました

宿に戻るとSさんとT君が起きていて、外湯に行きたいというので、
二人とも入ってない御所の湯にまた行きました。

一度目は急いでたから写真撮らなかったけど、今度はゆっくり写真も。









まだお店が開いてないけど、メイン通り。朝食後に街歩きしました。

ちなみに朝食ですが。。。



朝からフルコース。

昨日あんなに食べたのに一番札取りに燃えたせいか、めちゃくちゃお腹空いてて完食。
食いだめはできないってことだね。



カニ茶漬けも美味しかったよー。だし汁とたっぷりのわさびで頂きました。
宿の名物朝食なんだって。



雪で遊ぶGさん。宿の人に朝食だと起こされるまで寝てたらしい。
我々は外湯に行ってしまってたので一人ポツンと取り残されてたGさんなのでした。

お土産見ながら街歩きも楽しかった!
アイスやビールも美味しそうだったけど、寒くて手が出ず。
夏に遊びに来たらもっとゆっくり食べ歩きできて面白そう。

お土産も買えたし、たくさん朝ご飯食べたのに温泉饅頭も食べたし、
全てやり尽くして城崎温泉を出発~。

2日目はロングドライブです


かにツアー メイン

2012年02月22日 | 旅スポット
お風呂から宿に帰ると、部屋にもう夕食のセッティングがされてました



この時点で既に豪華
十分一食分ありますって。



前菜、茹でカニ、カニ味噌。

蒸篭の中には



蒸しカニ!これは食事がスタートしてから火をつけて出来上がりを待ちます。



お刺身も出てきました。これまた美味し
カニのお刺身なんて、なかなか食べられないよ~。
ブリにボタンエビもある!!さすが日本海。



茹でがにもボリューム満点!
味噌もたっぷり入ってました。

カニに取りかかると、さすがにおしゃべりも止まる。
みんな黙々と食べる。。。。
たまにカニを食べてるとは思えない音が鳴り響くと、GさんにSさんの突っ込みが入る。
パキ、ならいいんだけど、ボキ!とかゴキ!とか。

「ちゃんとカニらしい音出して食べてよ!!」

私はカニ食べるのへたくそ。上手く身を取れないから結局ばきばきに割って中身を出す事になる。
それに引き換え、さすが金沢生まれのT君は食べ慣れてる。
解体の仕方を知ってるんだよね。どこを剥くと身が取れるか知ってるの。

目の前にあるカニに悪戦苦闘してると、更なるカニがやって来た。



かにしゃぶ&鍋用の山盛りのかに

そして、この宿名物の



カニの塩釜焼き

木槌で塩を割ります。



この写真で大きさが分かるでしょう。桶のかにの量、ホントありえない。
お膳に乗った料理だけでもすごいと思ったのに、後から出てきたカニの方が多いなんて



塩を割られたカニ。お塩は持って帰ってきました。
カニのエキスを吸ってて美味しいんだよ

お店の人がわけてくれて、甲羅部分にはお味噌がたっぷりだから日本酒入れてみんなで頂きました。

うまーい焼いたから味噌も香ばしくなってるからすごくいい香り!!
カニの身はどの料理のカニよりトロッと解けて甘かったですこれは絶品だわ。

茹でカニも蒸しカニもそれぞれ美味しかったし、調理の仕方によってこんなに味が変わるなんて
びっくりしました。

塩釜かにに感動しながら一生懸命食べてたら、さらに追加料理が!



天ぷらキター!!

カニだらけだったから、ししとうとかぼちゃの天ぷらが目新しくめちゃくちゃ美味しく感じたよ。
これだけカニばっかりだと、野菜を食べたいって思うようになるのが贅沢

実はこれまでの料理も、これから作るかにすき、うどん、雑炊も、お店の人が一人付いて、
どんどん作ってお客さんに食べさせるんだって。
これだけの量を食べるなら、個々でやってると慣れてないから時間がかかりすぎてしまうから。

本来なら食べ終わったら片付けてお布団しかなくちゃいけないし、お店の人も付きっきりで大変だよね。

他の部屋の人たちはそうやって食べてたらしいけど、うちの部屋はなんと放置!

「食事が終わったらすぐ眠れるように別の部屋に布団敷いとくけん、ゆっくり食べてくれたらいいけんな。
ここの部屋はこのままで片付けないでいいから。」

この日は金曜日でお店の人が少なくて手が足りなかったらしい。
リピーターであるって事を知ってるから、どうにでもしてくれと。

まあその方がおばちゃんも遅くまで仕事しなくていいから楽だよねぇ。

ってことで、いいか悪いか分からないけど、私たちは自分たちのペースで思う存分食べられたってわけ。


さて、続き。

山盛りカニ桶の殻が付いてるカニをうどん&雑炊のダシにする為に鍋に投入。



それと同時に殻が剥いてあるカニは、かにしゃぶで食べました。
さっと通して酢醤油で。これもぷりっぷりで美味い!!

この辺りでT君に陰りが。。。
食べるのに疲れた&飽きたらしく、テンションが急激ダウン

食べる気力が失せてるから、桶のカニをとにかくなくそうと全部ダシにしてしまえ作戦にでた!!
一方、私はかにしゃぶ用のカニをT君の手に持たせて強制的に食わせる作戦。

実は私も贅沢ながらカニに飽きてきてて、もうカニはいいやって気分だったけど、
鍋に投入した野菜とマロニーがあまりにも美味しくてまたまた食欲復活

無事に鍋を制覇

さらに、うどん入れて食べてみたらこれが美味い
みんなで「なんだ、結局みんな炭水化物を食べたかったんだねー。」って言いながら
あっという間にうどんも平らげた。

この時点でかなり満足してたけど、やっぱりカニは雑炊が美味しいからここまできたらやらないと。。。

鍋に入れてた殻付きのカニを取り出しては剥く作業を黙々とやったら、大量の身が集まった。

濃縮された鍋の汁にカニの身を鍋に戻してご飯も投入。
玉子でとじて出来上がり



本当にご飯よりもカニの方が多い、相当贅沢なカニ雑炊になりました

でもね、さすがにお腹いっぱいでさすがの私たちでも完食できなかったよ

すごく美味しかったんだけどスミマセン

残すのがもったいないと思った私たちは、
「この部屋、朝まで片付けられないなら朝ご飯に温め直して食べられるよ。」
「もし食べてる時におばちゃんが片付けに来たら、徹夜で食べてたの?!ってびっくりするかな。」

なんて話してました。もちろんそんな事しませんでしたけど。

もう食べられないって事になって、今何時?と時計を見ると、

もう少しで24時!!??

約4時間半食べ続けてた。キャー

さすが、おばちゃんが2時間半かかるって言うだけある。
でも自分たちのペースで食べてなかったら、雑炊前にとっくにギブアップだっただろうな。

もう当分カニは食べたくない、飽きるくらい食べられるなんて、なかなかないよな~。

わざわざ行って食べるだけある、スペシャルなカニ三昧でした

食事の後は、宿の内湯に入って別部屋で即就寝しました。

翌日、私は狙ってる物があったので早起きする事にしてたんだ

続く





かにツアー 本番前に温泉

2012年02月22日 | 旅スポット
敦賀からはひたすら下道で城崎を目指しました。
トンネルを越えるごとに雪深くなる。。。



三方五湖は周遊すると景色もいいし楽しそうだったけどとにかく雪がすごかったから
車で近くを通って眺めただけ。



天橋立も展望公園下のロープウェイまで行ってみたけど、この天気どうなの?!
乗り場のおじさんに見えるか聞いたら、「見えたり見えなかったり」・・・ってことは
大半は見えないな、こんなんじゃ

乗車代往復で850円払って見えなかったら嫌だし、時間も押してたから上がるのは止めました。

ここまで来て悔しいけど仕方ない。ひたすら城崎へゴーゴー。



両側の壁が高くなってきたと思ったら。。。



さらに雪が強くなって、ホワイトアウト寸前か?!って景色に。
川沿いの道を走ってたんだけど、どこが道でどっからが川か分からん

関西だとは思えない雪景色。もうすぐスキー場に着きますって言われてもおかしくない!
こんな天気に行ったら宿の人もほめてくれるかなーなんて話しながら、
無事城崎温泉に着いたら、めっちゃ人がいる!!

どんな天気でも関係なく観光地には人がいるのね。。。なんて自分たちを含めて半分飽きれました

夕飯までちょっと時間があるし、ソースカツ丼を完全に消化するためにさっそく温泉へ

旅館にもお風呂があるけど、外湯めぐりが城崎温泉の楽しみ方。
泉質はどこも同じだけど、お風呂の造りが違うし意味があるから(例えば、商売繁盛の湯とか)
いろいろ入らないとね。



激しく降ってますが、長靴借りて出発。

最初は宿から一番近い柳湯。



湯船は一つでこぢんまりしてるけど、檜の淵に深い大理石の湯船がすごく気持ちよかったです。
ここは子授安産の湯だった。効果はいかに?!

次は街の中心にある一の湯。



内風呂も広く、洞窟風呂もありました。
洞窟といっても外だったから雪が吹き込んできて、なぜか新潟の温泉を思い出した。
お湯も外はぬるめになってて、長湯するにはちょうどいい温度でした。(それでも暑くなってのぼせそうになった)



こちらは開運招福の湯。いい事あるかな

外湯のはしごをしてお腹も空いたところで、いよいよメインのカニ三昧
18時半スタート。

おばちゃん、最初の説明で「食べ終わるまで2時間半かかるよ」って
一体どんな量なのか。本当に食べきれるのか?不安



かにツアー 零次会 

2012年02月22日 | 旅スポット
カニが美味しい宿があるから食べに行こうとF夫妻から誘われて、
兵庫県の城崎温泉へ一泊二日の旅に行ってきました

私はあんまりカニには興味なく、美味しい季節になっても別に食べなくてもいいってくらい。

でも、今回はグルメなF夫妻が一押しというくらいだからよっぽど美味しいんだろうし、
城崎温泉街は有名だから行ってみたかったのもあって企画に乗せていただきました。

彦根から兵庫の日本海側に行くにはどう通っても行きにくい。
せっかく行くなら、同じ日本海側にある三方五湖や天橋立に寄り道したい。
それなら敦賀に寄って福井県民のソールフード、ソースカツ丼をお昼に食べよう

と、早くもグルメツアーモードに突入。

この日から大雪の予報が出ていてガンガン降って来たけど、雪道運転なんのその。
お昼ちょっと前に敦賀に到着~。



目指したのは有名なヨーロッパ軒。
ソースカツ丼の店とは思えない建物だったよ。
宴会場があるのが不思議でした。ソースカツ丼で宴会するの??



いざ!!



テーブルに張られたメニュー。
見た事ない名前の料理がたくさんあった。
パリ丼?スカロップって何??

よくわからないけど、とりあえずいろんな物を頼んでみました。

まずはソースカツ丼とパリ丼(ミニ)。



カツ丼の方は蓋も閉まらないほど盛りがよかったです。



おおー!ミニでも十分なボリュームだよ。500円でコストパフォーマンスもいい!
蓋の裏にお店の名前が入ってるのもいいね。



パリ丼はソースのしみ込んだメンチカツの丼でした。
すごいジューシーで美味しかった!!
どちらも細かいパン粉で薄い衣だったのがよかったです。
カツ丼は肉汁たっぷり系ではなく、意外にもさっぱりしたお肉でした。



でかいぜ!!

カツ丼には特製もあって、こちらは脂身のないお肉を使っているそうです。
福井県民は基本的にさっぱり好きみたい。
それがよくわかったのが、この後の料理を食べてみたから。



気になったスカロップとこの時期限定のカキフライも。

カキフライ、激ウマ!これも衣が薄かった。

スカロップはとんかつにソースがかかっているんだけど、デミグラスソースとは違う
ちょっと甘酸っぱいような、不思議なソースがかかってました。
キャベツにはマヨネーズ系のソースがかかてて、こちらは甘い!
不思議だ!食べ物には酸っぱい、野菜には甘いソース。
これはどっちも食べた事ない味だったな~。



オムライスはライスがちゃんとチキンライスだった!
味付けはちょっと酸っぱめのケチャップ。大きいチキンがゴロゴロ入ってるのにびっくりした。
もちろん上に乗ってるケチャップも普通のより酸っぱい。

男の人はちょっと苦手な酸っぱ味だったみたい。
Sさんと私にはさっぱり食べられて何とも嬉しい味だったのですが。

という感じに、全体的に脂っぽくなりがちな料理をさっぱり食べられるように
工夫してあったわけです。

ね、さっぱり好きな県民色が出てるでしょ?
ガッツリ系のお店なのに女の人が多かったのも納得です。
揚げ物が得意じゃない私でも、食後に胃もたれしませんでした。

まさに異文化に触れた食事
大満足でした
でも、ソースメンチカツ丼がなぜパリ丼なのかは謎のまま

カニツアーなのにカニが出てこないじゃんって?!
もちろんこれはカニの前哨戦です。こっからが本番だからね~