
某ダンスホールでの、と、ある日のこと。
今日初めて会った隣席さん。体を寄せてきて話始めます。私が何かを質問したのではなく、お隣さんはお話が大好きな様子。勿論、初対面でも皆さんダンス好きは共通。以前からの知り合いのような親しさは、どのような趣味の世界でも同じ。
「ワタシ、今年還暦になったのよ。夫は昨年逝ったの。67歳。肺の病気よ。タバコ吸っていたからね。一周忌が終わったばかり。息子は結婚したし、娘は就職したから、ワタシは独り暮らしよ。子育てで25年踊らなかった。夫とは競技会に出ていたのよ。基本は厳しく教わったわよ。夫は既にキャリアがあったから、楽しかったわよ。夫と競技会で踊るのは、ホント、楽しかった。幸せだった」
お隣さんは、とても幸せな時代を経て、夫を亡くした後の自由気ままな今の時間を大切にしたいと言った。
おしゃべりは続きます。周囲を巻き込んで話すお隣さんは、162cmの肢体で、夫君と踊っている競技会時代の写真を見せてくれた。やはり、身長の高さは、見栄えは良く、ステキなお二人だったのだと思った。
「ねぇねぇ、質問だけど、答えて」と言う。何事かと思う私に、
「どこから見てもステキな踊れないイケメンと。イケメンじゃないけど、ダンスが抜群に上手な男性が居たとしたなら、どっちを選びますか?」
「えっ?」 私の脳は、自分の好きなタイプのイケメンだけど踊れない人と、ダンスの上手な小柄な男性を、想像の中で並べてみた。けれど、どっちかを選べそうもない。二人を混ぜ合わせて、二つに分けて・・・。
大抵のダン友たちは踊れる方を選ぶそうです。
お隣さんは、うふふ・・・と、どや顔です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もとこの俳句・写真
http://iwatarou.jugem.jp/
写真と俳句のぶろぐです。
こちらもどうぞ宜しくお願い致します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・