給湯機器の修理を頼んでいた。その日は息子の嫁は出掛ける予定で、我が夫はゴルフの予定。息子たちは勤めや学校の予定。残ったのは私1人。一日中雨予報。朝から強めの雨だ。
給湯機器は、風呂や台所や洗面所などの水回り全般を担っている。一日たりとも湯が出ないと困る。湯の出ることが当たり前になっている有難い現代。それだけに、不具合は直ぐにでも直したいものだ。
午前9時少し過ぎにガス屋のミニボックスカーが停まり、30代半ばの高身長の初顔の男性が出張して来た。
「時間が掛かると思います。先にお家の中の電源の状態を見てから、外の給湯機器の方を見させていただきます」と、言う。玄関から台所の電源へ案内するが、初めて入った他家の間取りに戸惑った様子で私の案内に従った。電源の点検をして、風呂場の湯船への湯の張り具合を見、外の給湯機器の点検をする。
時間が掛かると言っていたが、強めの雨の中、雨除けのシートを張って、それだけでは足りず、ビニール傘を給湯機器の上に広げている。粗方の部品を交換するとか。いつもなら茶菓子を10時ごろに出すのだが、雨の中では休めないだろうと思い出さずにいた。
正午ごろ、「まだ時間が掛かるので、午後からやらせていただきます」と、昼の休憩になった。終わったのは午後2時半ごろ。改めて台所の電源と風呂場を点検するという。
玄関から若者が入り、戸惑う様子もなく、電源の場所へ行き、風呂場へもスムーズに移動していく。私は一瞬、怖さを感じた。1人しかいない時間に、初顔の若者が家の中をスムーズに移動している。決して、ガス会社の社員を恐れたのではないが、近頃頻繁に起きている、押し込み強盗のニュースを思い出してしまった。
複数在宅の日に今度はお願いしよう。
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