この胸にSOMEDAY

10代の頃に何度も口ずさみ、寄せ集めのバンドで演奏した
佐野元春さんの『SOMEDAY』

～久しぶりに聴いたら…不思議だな。

青春を絵に描いたような歌なのに、
あの頃よりも胸をうつ。

最近、自分の夢の原点について
考える。
より多くのかたを幸せにできる
ラジオDJに成長したかった。

先日、
文化放送の激戦区レポートの取材のため
群馬を一日中継車で走り回り

初めて住んだ前橋のアパート近くと、
次に住んだアパートの前を偶然走り抜けた。

あの頃毎日走り回った風景が
胸の奥深いところまで飛び込んできた。

FM局に就職し
8年間DJを勤め
新天地を探して旅立った町だ。

楽しいこともあったし大切な出会いもあった、

一方で次へのステップに踏み出す過程で
裏切りにあったり戦ったりもした。

誰かの歌じゃないけど
「思えば遠くへ来たもんだ」

文化放送の中継車の後部座席で
あのアパートを離れてからの月日が、
どうか『夢落ち』でありませんようにと祈った。

和歌山県の「スポーツ特別賞」の授与式で、
ＰＫ戦でシュートを外したことについて
質問された駒野選手、

「監督からけれと言われれば、
また逃げずにけりたい」と前を見据えて答えた。

僕はスポーツから教えられることは
こうした「夢を追う心の強さ」であり、
プロのすばらしさはそこにこそあると思う。

どんなに時間がかかっても

譲れない夢には
全力を挙げることこそ
大切なのだと思う。

自分の中の

信じる力を
信じたい。