ウォルト・ディズニーのファン向け
感謝イベント
「D23 Expo Japan」に行ってきた。
2009年からアメリカで開催されているが、
日本では今回が初めて。
まさに世界中のディズニーファンが楽しみにしているイベントなのだ。
貴重なディズニーにまつわる物品のオークション、
来日したディズニーの幹部やクリエイターらによるプレゼンテーションや
ここでしか見られないショー、
本邦初公開となる特別映像も楽しむことができる。
ちなみにD23の「23」とは
若き日のウォルトがハリウッドに足を踏み入れた年
1923年に因む。
・・・ただし、このイベント。
希望者が殺到するためチケットの購入は抽選となる。
運よくチケットに当選し、
妻とともに会場となる浦安の東京ディズニーリゾートを訪れた。
今回来てよかったと思うのは、まず
まだ日本で公開されていない
「ミッキーマウス!」の最新作二本を見られたこと。
ミッキーは1928年11月18日に短編アニメーション映画「蒸気船ウィリー」でスクリーンデビューしたが
実際にはそれ以前に完成していた初の映像作品
「プレーン・クレイジー」に出演していた。
初期の作品でミッキーは、
決して優等生ではなく、ズッコケでバイオレンスだったが
保護者の批判や検閲官の厳しい目があり、徐々に模範生になっていった。
実は意外なことに出演回数はドナルドダックのほうが多く
1995年の『ミッキーのアルバイトは危機一髪』
(原題:Runaway Brain Mickey、おすすめ作品)以来
作品が途絶えていた。
しかし、このほど、
最新作が放映されることになったのだ。
最新作でのミッキーは、
初期のやんちゃキャラ、ズッコケキャラに戻った上、
絵柄がクラシック・・・というか、
かなりオシャレな味付けとなってる。
内容は・・・教えたいけど教えなーい。
スピード感とセンスは秀逸、
大人が見ても・・・というか
大人が見たほうが楽しいかもと思えた。
東京ディズニーリゾートの30年を振り返る展示では
歴代のショーの衣装や、貴重な建設風景やエピソード
懐かしいお土産なども堪能した。
「あー、これ持ってた!」とかね。
今回の物販では
ミッキーよりも前に誕生しながら
権利の問題などでウォルトの手から奪われ、
近年やっと、ディズニーに帰ってきた
「しあわせうさぎのオズワルド」グッズも充実。
オズワルドはウォルトが生きている間には戻ることができなかったが、
長い長い時間をかけて遠回りしながら
彼の夢を叶えたのである。
僕はこの悲劇に見舞われながらも
屈託なく楽しませてくれるオズワルドが好きで
誕生日プレゼントとして
妻からD23で先行発売された腕時計を贈ってもらった。
ミッキーが「復活」したように
オズワルドにもいつか、スクリーンに帰ってきてほしい。
最期にウォルトの言葉を。
「私は偶然を否定する。
誰だって自分の才能を見つけ出し、心から信じていれば
自分の運命を決めることができる」
ウォルト・ディズニー