梅雨が明け、いよいよ夏本番! 一週間ぶりのブログ更新です。
前回のブログで、原発反対集会に対するマスコミの取り扱い方が小さ過ぎるのでは?という疑問をぶつけましたが、土曜日(21日)の朝日新聞には珍しいことにかなりの紙面が割かれ、前夜(金曜日)の集会のことが大きく取り上げられていました。
また同金曜夜の関西(大阪)の集会についてもインターネットのニュースに現場の写真と共に掲載されていました。
だんだんにマスコミも無視することの出来ない流れとなり、少しずつ論調も市民寄りになっていきつつあるような気がします。
さて、前回東京からの生レポートをメールで送ってくれた愛称「オカトン」☆ が、今回は興味深い映画の話を伝えてくれましたので、さっそくみなさまにもご紹介させていただきます。
(その他、私からのお薦め映画も二本掲載♪)
前回同様、彼女の許可を得てそのメールをそのまま下記に転載致します。
…………………………………………………………………………………………
★ ~「シェーナウの想い」~ ★
今日、「シェーナウの想い」というドキュメンタリー映画を見てきました。
(映画のwebsite あり、詳細わかります。)
初っ端から感動が湧いてきました。
60分の映画ですが、1分も無駄なところがありません。
映画は2008年製作。
1986年チェルノブイリ事故の直後から始った脱原発の想いが、
10年間の市民活動により、1997年に町がエコ電力会社を経営するに至る物語。
簡単ではなかったんだなあというところに、
脱原発運動だけじゃなく、人生をも考えるところがありました。
昨年メルケル首相が脱原発推進を取り纏めたことを凄い!と思いましたが、
それよりも15年近く前に、こんな小さな町でこんなことが成されていたことにドイツ人の凄さをみました。
いまやエコ電力会社としてドイツ中にエコ電力を売る企業になっているようです。
お勧めです!!!
DVD無料貸し出ししているようです。(読み間違いかも知れないが)
……………………………………………………………………………………………
以上、オカトンからのお薦め映画です♪ オカトン、ありがとうございました。
私もぜひ観てみたいと思います。
さて、下記は私のお薦めのスピリチュアルなドキュメント映画です。
この情報は、愛読している「スピボイ」の最新版「クエストカフェインタビュー」で知りました。
(ただ今全国で自主上映中!! 上映日時、会場、内容等 詳細は各自検索してご確認ください♪ )
~人生の英雄になる冒険への旅立ち~
☆ ファインディング・ジョー 「英雄の法則」 ☆(こちらがタイトルです)
パトリック・タカヤ・ソロモン 監督
関西では神戸アートビレッジセンター(新開地下車)にて上映されます。
8月2日(木)18:30 受付 上映開始 19:15~ 21:00 終了(上映時間80分)
お見逃しなく!
この映画は、監督が若かりし頃に影響を受けたジョ-ゼフ・キャンベルという神話学者の著作やその思想(「至福を追求せよ」)に触発されて制作されたものです。
年齢や性別、職業も異なったさまざまな人々へのインタビューや彼らの姿を追った画面で編集構成されています。(「ガイアシンフォニー」ともどこか似ている感じ?)
字幕を読むのが追い付かないほど?それぞれの深いメッセージが、実在の登場人物によって次々に語られていくようです。
『我々は予定通りの人生を手放すべきだ。そうすれば自分本来の人生を手に出来る』
というジョーゼフ・キャンベルの言葉には強い説得力があり、その冒険への誘い(コーリング)に思わず魅せられて、映画を観た後、そのままふらっとどこかへ旅立ってしまいそうになるかも?
まさにこの夏に観るのにふさわしい映画と言えるかもしれません。
私も上映を大変楽しみに待っているところですが、「公式サイト」では一足先にその一部が観られるようです。
………………………………………………………………………………………………………………
ついでながらもう一つ、『スープ』という映画はもう観られましたでしょうか?
こちらは東宝系列の映画館で、ただいま全国上映中♡ です。
これは森田健さんの中国での実際の調査に基づいた本、『生まれ変わりの村』が映画化されたものです。
(詳細は「もりけんドットコム」をご参照ください)
私はこの本は読んでいませんが、時折サイトを訪問。もりけんさんの講演会にも行ったことがあります。
その講演会場で、前売り券をすでに購入済みですが、近くに『スープ』の上映館が無く、まだ観ていません。
終了までに果たして観ることが出来るかどうか?今ちょっとドキドキしているところです。
……………………………………………………………………………………………………
ところで、私は昨日『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』を観てきました。
大ヒットした映画ですので、すでにご覧になられた方も多いことでしょう、、。
私はメリル・ストリープのファンですが、この映画は最初あまり観る気になれませんでした。
この映画は女性で初めて英国首相になったマーガレット・サッチャーの実話に基づいた伝記映画ですが、最後に女性が泣くなんて「やっぱりこんな強い女でも、、」というあまりにも下世話なイメージが観衆に期待されている?ようで、「なあ~んだ、結局女性蔑視!?の視点で描かれているのかも」という、私の勝手な思い込みや先入観があったからです。
でも実際に観てみると全くそうではありませんでした。
むしろ男性の(女性を見下す態度の)滑稽さや、パートナーのユーモアやその愛の素晴らしさ、また彼女が実際に患っている認知症の症状の凄まじさ(幻覚も含めて)、そして親子関係等々、いろいろな側面が描かれ、特にそのシビアでハードな政治的決断の連続(非日常の激務の緊張と共にその深く強い彼女の責任感!)に衝撃を受けました。
ましてそれが十年以上も続いたのですから、女性であってもなくても誰でも、とてもとても身が保たなくて当たり前です。
最初は国を変えたい、国民を幸せにしたい、という純粋な願いから始まったのに、それが後には夫からでさえも「それは君の野心だ!」と言われてしまうぐらいになり(それが真実どうかはわかりませんが)、彼女の誰にも理解してもらえない「孤独感」はいかほどだったことかと思いました。
また、この映画では随所に過去の本物の労働争議の記録映像が使われていて、それがさらに緊迫感を盛り上げていました。
それを観ながら私はなぜか毎週の原発反対集会のことを思い出していました。
今はまだ日本では比較的おだやかなデモや集会が出来ているけれど、、これが実際の「戦争」や「革命」となれば、一体どのぐらいの犠牲者が出ることだろうか!?と。
そうなる前にどうしても平和裡に全原発がストップして欲しいものだと感じました。
(「大政奉還」のように!!)
これまでマーガレット・サッチャーは私は個人的にはあまり好きになれませんでしたが、メリル・ストリープが演じると、本人以上に?愛が感じられて、観終わったあと思わずウルウル、彼女を心から抱きしめてあげたくなりました。
政治的見解や価値観は異なっても、ひとりの人間としての「共感」が持てたことが何よりの収穫でした。
映画評論家の(故)淀川長治さんではありませんが、『いやぁ~、映画ってほんとにいいもんですねぇ』。
前回のブログで、原発反対集会に対するマスコミの取り扱い方が小さ過ぎるのでは?という疑問をぶつけましたが、土曜日(21日)の朝日新聞には珍しいことにかなりの紙面が割かれ、前夜(金曜日)の集会のことが大きく取り上げられていました。
また同金曜夜の関西(大阪)の集会についてもインターネットのニュースに現場の写真と共に掲載されていました。
だんだんにマスコミも無視することの出来ない流れとなり、少しずつ論調も市民寄りになっていきつつあるような気がします。
さて、前回東京からの生レポートをメールで送ってくれた愛称「オカトン」☆ が、今回は興味深い映画の話を伝えてくれましたので、さっそくみなさまにもご紹介させていただきます。
(その他、私からのお薦め映画も二本掲載♪)
前回同様、彼女の許可を得てそのメールをそのまま下記に転載致します。
…………………………………………………………………………………………
★ ~「シェーナウの想い」~ ★
今日、「シェーナウの想い」というドキュメンタリー映画を見てきました。
(映画のwebsite あり、詳細わかります。)
初っ端から感動が湧いてきました。
60分の映画ですが、1分も無駄なところがありません。
映画は2008年製作。
1986年チェルノブイリ事故の直後から始った脱原発の想いが、
10年間の市民活動により、1997年に町がエコ電力会社を経営するに至る物語。
簡単ではなかったんだなあというところに、
脱原発運動だけじゃなく、人生をも考えるところがありました。
昨年メルケル首相が脱原発推進を取り纏めたことを凄い!と思いましたが、
それよりも15年近く前に、こんな小さな町でこんなことが成されていたことにドイツ人の凄さをみました。
いまやエコ電力会社としてドイツ中にエコ電力を売る企業になっているようです。
お勧めです!!!
DVD無料貸し出ししているようです。(読み間違いかも知れないが)
……………………………………………………………………………………………
以上、オカトンからのお薦め映画です♪ オカトン、ありがとうございました。
私もぜひ観てみたいと思います。
さて、下記は私のお薦めのスピリチュアルなドキュメント映画です。
この情報は、愛読している「スピボイ」の最新版「クエストカフェインタビュー」で知りました。
(ただ今全国で自主上映中!! 上映日時、会場、内容等 詳細は各自検索してご確認ください♪ )
~人生の英雄になる冒険への旅立ち~
☆ ファインディング・ジョー 「英雄の法則」 ☆(こちらがタイトルです)
パトリック・タカヤ・ソロモン 監督
関西では神戸アートビレッジセンター(新開地下車)にて上映されます。
8月2日(木)18:30 受付 上映開始 19:15~ 21:00 終了(上映時間80分)
お見逃しなく!
この映画は、監督が若かりし頃に影響を受けたジョ-ゼフ・キャンベルという神話学者の著作やその思想(「至福を追求せよ」)に触発されて制作されたものです。
年齢や性別、職業も異なったさまざまな人々へのインタビューや彼らの姿を追った画面で編集構成されています。(「ガイアシンフォニー」ともどこか似ている感じ?)
字幕を読むのが追い付かないほど?それぞれの深いメッセージが、実在の登場人物によって次々に語られていくようです。
『我々は予定通りの人生を手放すべきだ。そうすれば自分本来の人生を手に出来る』
というジョーゼフ・キャンベルの言葉には強い説得力があり、その冒険への誘い(コーリング)に思わず魅せられて、映画を観た後、そのままふらっとどこかへ旅立ってしまいそうになるかも?
まさにこの夏に観るのにふさわしい映画と言えるかもしれません。
私も上映を大変楽しみに待っているところですが、「公式サイト」では一足先にその一部が観られるようです。
………………………………………………………………………………………………………………
ついでながらもう一つ、『スープ』という映画はもう観られましたでしょうか?
こちらは東宝系列の映画館で、ただいま全国上映中♡ です。
これは森田健さんの中国での実際の調査に基づいた本、『生まれ変わりの村』が映画化されたものです。
(詳細は「もりけんドットコム」をご参照ください)
私はこの本は読んでいませんが、時折サイトを訪問。もりけんさんの講演会にも行ったことがあります。
その講演会場で、前売り券をすでに購入済みですが、近くに『スープ』の上映館が無く、まだ観ていません。
終了までに果たして観ることが出来るかどうか?今ちょっとドキドキしているところです。
……………………………………………………………………………………………………
ところで、私は昨日『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』を観てきました。
大ヒットした映画ですので、すでにご覧になられた方も多いことでしょう、、。
私はメリル・ストリープのファンですが、この映画は最初あまり観る気になれませんでした。
この映画は女性で初めて英国首相になったマーガレット・サッチャーの実話に基づいた伝記映画ですが、最後に女性が泣くなんて「やっぱりこんな強い女でも、、」というあまりにも下世話なイメージが観衆に期待されている?ようで、「なあ~んだ、結局女性蔑視!?の視点で描かれているのかも」という、私の勝手な思い込みや先入観があったからです。
でも実際に観てみると全くそうではありませんでした。
むしろ男性の(女性を見下す態度の)滑稽さや、パートナーのユーモアやその愛の素晴らしさ、また彼女が実際に患っている認知症の症状の凄まじさ(幻覚も含めて)、そして親子関係等々、いろいろな側面が描かれ、特にそのシビアでハードな政治的決断の連続(非日常の激務の緊張と共にその深く強い彼女の責任感!)に衝撃を受けました。
ましてそれが十年以上も続いたのですから、女性であってもなくても誰でも、とてもとても身が保たなくて当たり前です。
最初は国を変えたい、国民を幸せにしたい、という純粋な願いから始まったのに、それが後には夫からでさえも「それは君の野心だ!」と言われてしまうぐらいになり(それが真実どうかはわかりませんが)、彼女の誰にも理解してもらえない「孤独感」はいかほどだったことかと思いました。
また、この映画では随所に過去の本物の労働争議の記録映像が使われていて、それがさらに緊迫感を盛り上げていました。
それを観ながら私はなぜか毎週の原発反対集会のことを思い出していました。
今はまだ日本では比較的おだやかなデモや集会が出来ているけれど、、これが実際の「戦争」や「革命」となれば、一体どのぐらいの犠牲者が出ることだろうか!?と。
そうなる前にどうしても平和裡に全原発がストップして欲しいものだと感じました。
(「大政奉還」のように!!)
これまでマーガレット・サッチャーは私は個人的にはあまり好きになれませんでしたが、メリル・ストリープが演じると、本人以上に?愛が感じられて、観終わったあと思わずウルウル、彼女を心から抱きしめてあげたくなりました。
政治的見解や価値観は異なっても、ひとりの人間としての「共感」が持てたことが何よりの収穫でした。
映画評論家の(故)淀川長治さんではありませんが、『いやぁ~、映画ってほんとにいいもんですねぇ』。