先日奈良大学の心理学講座を受講しました。
3回目は「日常生活におけるストレスマネジメント」
というタイトルで、講師は前田泰宏先生でした。
その中で「マインドフルネス・アプローチ」という
ストレス軽減に有効なワークを教えていただき、会場の参加者と一緒に初めてやりました。
今回体験したのは数を数える呼吸法で
とても簡単なものでしたが、「それがなぜストレスの軽減に有効か」という
その理論の元になっている考え方が大変面白かったのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ストレス発生のメカニズム。
ストレス対処スタイル。
etc...
前半は少々退屈だったのですが、
「ストレスマネジメントの要点」というのが
本日のメインテーマで、後半は興味しんしんでした。
要するに(以前このブログでも「幸せの道」と題してご紹介した
斎藤一人さんのおっしゃっている方法に近いのですが)、
外側のストレスそのものを完全に無くしたり、減らしたり出来ない場合、
「自分自身(の反応)を変える」しか無いわけです。
その一つとして、
「自分の内側(こころや身体)と外側(状況)で起きていることに
よく気づくこと」。
その中でも特に「マインドフルな気づき」
というものについて学びました。
説明がうまく出来ないので、下記にレジメの言葉をそのまま書きます。
~~~~~~~~~~~~~~~~ー~~~~~~~~~~
マインドフルネス・アプローチ
心理療法の分野で、特に認知行動療法の発展の中で、
「マインドフルネス」と呼ばれる〝こころのモード〟を
養うことが、不安やうつのような感情的な問題を予防したり、
和らげたりする効果が実証されてきており、
近年、注目を浴びてきている。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ということで、その効果(結果)がどういうものか、
またその効果のメカニズムについても説明がありました。
もう少し具体的に言いますと、
マインドフルネスとは
「ある特定の方法」で、体験に対して注意を向けることで現れる〝気づき〟
その特定の方法とは・・・
意図的に(意識的に)
今この瞬間瞬間に
評価や価値判断をすることなく
・・・注意を向けること。
すなわち、〝今、この瞬間〟を意識的に生きること
これは1994年にKabat-Zinn という人が定義付けたものだそうです。
=================================
ああ、なんだ~、これって、もうとっくに知っていること。
スピリチュアルな世界では聞き飽きるぐらいに誰もが言っていること。
と、感じた方も多いのではないでしょうか?
わざわざ「マインドフルネス」なんて言葉で表現しなくても・・・と
いう氣もしないでは無いですが、このような概念というか、
スピリチュアルなアプローチが、心理学にこのようなかたちで
取り入れられるようになったことが、私にはとても興味深かったです。
さらに、説明は続きます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
マインドフルネスとは
自分が何かをしている時に、それをしている間、
そのしていることに対して、直接的に、心を開いた気づきが向けられていること。
瞬間、瞬間の、自分のこころや身体、自分の外側で起こっていることに
注意を払うことができていることである。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
同じことを何度も繰り返し書きますが、
つまり「意識のギアチェンジ」というか
自動操縦状態の心とは違って、マインドフルな心というのは
「選択した対象へ注意を向けるという明確な意図がある」ということです。
そして「観念よりは、主に身体感覚へ直接的注意を向ける」ということのようです。
これは、
「 Doing 」(することモード)から
「 Being 」(あることモード)への切り換え
というふうにも説明されていますが、
人によってはこちらの方が理解し易いかもしれません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
例えば
落ち込んでいる時
こんな自分ではダメだ(自分の存在を否定、批判している)
私はもっと~しなければ、、(望む状態と比較している)
こんな気持ちはもう二度と味わいたくない(不快を取り除こうとしている)
等々と考えてしまうことがあるかもしれません。
これは「事実」そのものでは無い(「思考」に過ぎない)
にも関わらず、まるで「事実」のように体験してしまって、
それを何とかしなければ、、と、同じ思考がぐるぐると巡り、
思い詰めてしまったりして、
それがさらに「ストレス」を継続させてしまうそうです。
なので、まずそのように考えている自分に気づき、
そのような考えに支配されないで、
(不快を取り除こうとしないで、受け止めて)
あるがままを認める
(「こうあるべき」と決めつけない)
ということが、「あることモードの心」なのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そのための具体的な方法として
「3分間呼吸空間法」というエクササイズを教えていただきました。
またいつかお伝えする機会があれば幸いです。
さて、「呼吸を数える方法」で
この瞬間に意識を集中する(あるいはリラックスする?)
という方法の他にも
☆ 動作をわざとゆっくり丁寧に、スローモーションでやってみる
★ 自分のやっていることを「実況中継」してみる
☆ 例えば足の裏に意識を向けてみて、その感覚の変化を感じ取る
というような方法も教えていただきました。
それから、
毎日やっていることやよくやっていること、
日常の行動を書き出してみる
そして、それが「気分を低下する行動」か
それとも「気分を持ち上げてくれる行動」なのか
ということをチェックしてみることも、
「自分を大切にする」ことに有効ということです。
うれしいことや、満足感、達成感の得られることをする、そして
「マインドフルに行動する」こと。
結局のところ、バシャールがずっと前から言っているように
ワクワクすることをする ということですね!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「トランスパーソナル心理学」などでは、もうすでにそういうことは
以前からかなり研究し尽くされていたのでは!?と思うのですが、
一般の心理学もようやくスピリチュアルに追い付いて来た!?のかもしれません。
な~んちゃって、すぐ「知ったかぶり」してゴーマンになってはいけませんね♪
専門家では無いので偉そーなことは決して言えませんが(笑)、
今回は貴重な実践が出来、大変勉強になった講座でした。 心から感謝です。
追記:この時の会場の参加者と先生との Q & A がとても素晴らしく
それもぜひご紹介したかったのですが、(私はどうも説明がうまく出来ず)
文章で書くよりも、またいつかお話する機会があれば、、と思います。
今回のこの文ももしかしたら本来の意味をよりわかりにくくさせてしまったかも?
(ストレス対策の伝授がかえってストレスを与えてしまっていたら、お笑い草ですね)
私の未熟さと不手際でうまく伝えられていなかったら申し訳ないですが、
どうぞご容赦ください。
貴重な文献を勝手ながら引用させていただきましたことも、
ご海容いただけましたら助かります。
私が皆様に最も知っていただきたかったことは、
「意識の方向転換」ということでした。
少しでも共感していただけましたら嬉しいです♪
長文を最後まで読んでいただき有難うございました。
3回目は「日常生活におけるストレスマネジメント」
というタイトルで、講師は前田泰宏先生でした。
その中で「マインドフルネス・アプローチ」という
ストレス軽減に有効なワークを教えていただき、会場の参加者と一緒に初めてやりました。
今回体験したのは数を数える呼吸法で
とても簡単なものでしたが、「それがなぜストレスの軽減に有効か」という
その理論の元になっている考え方が大変面白かったのです。
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ストレス発生のメカニズム。
ストレス対処スタイル。
etc...
前半は少々退屈だったのですが、
「ストレスマネジメントの要点」というのが
本日のメインテーマで、後半は興味しんしんでした。
要するに(以前このブログでも「幸せの道」と題してご紹介した
斎藤一人さんのおっしゃっている方法に近いのですが)、
外側のストレスそのものを完全に無くしたり、減らしたり出来ない場合、
「自分自身(の反応)を変える」しか無いわけです。
その一つとして、
「自分の内側(こころや身体)と外側(状況)で起きていることに
よく気づくこと」。
その中でも特に「マインドフルな気づき」
というものについて学びました。
説明がうまく出来ないので、下記にレジメの言葉をそのまま書きます。
~~~~~~~~~~~~~~~~ー~~~~~~~~~~
マインドフルネス・アプローチ
心理療法の分野で、特に認知行動療法の発展の中で、
「マインドフルネス」と呼ばれる〝こころのモード〟を
養うことが、不安やうつのような感情的な問題を予防したり、
和らげたりする効果が実証されてきており、
近年、注目を浴びてきている。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ということで、その効果(結果)がどういうものか、
またその効果のメカニズムについても説明がありました。
もう少し具体的に言いますと、
マインドフルネスとは
「ある特定の方法」で、体験に対して注意を向けることで現れる〝気づき〟
その特定の方法とは・・・
意図的に(意識的に)
今この瞬間瞬間に
評価や価値判断をすることなく
・・・注意を向けること。
すなわち、〝今、この瞬間〟を意識的に生きること
これは1994年にKabat-Zinn という人が定義付けたものだそうです。
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ああ、なんだ~、これって、もうとっくに知っていること。
スピリチュアルな世界では聞き飽きるぐらいに誰もが言っていること。
と、感じた方も多いのではないでしょうか?
わざわざ「マインドフルネス」なんて言葉で表現しなくても・・・と
いう氣もしないでは無いですが、このような概念というか、
スピリチュアルなアプローチが、心理学にこのようなかたちで
取り入れられるようになったことが、私にはとても興味深かったです。
さらに、説明は続きます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
マインドフルネスとは
自分が何かをしている時に、それをしている間、
そのしていることに対して、直接的に、心を開いた気づきが向けられていること。
瞬間、瞬間の、自分のこころや身体、自分の外側で起こっていることに
注意を払うことができていることである。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
同じことを何度も繰り返し書きますが、
つまり「意識のギアチェンジ」というか
自動操縦状態の心とは違って、マインドフルな心というのは
「選択した対象へ注意を向けるという明確な意図がある」ということです。
そして「観念よりは、主に身体感覚へ直接的注意を向ける」ということのようです。
これは、
「 Doing 」(することモード)から
「 Being 」(あることモード)への切り換え
というふうにも説明されていますが、
人によってはこちらの方が理解し易いかもしれません。
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例えば
落ち込んでいる時
こんな自分ではダメだ(自分の存在を否定、批判している)
私はもっと~しなければ、、(望む状態と比較している)
こんな気持ちはもう二度と味わいたくない(不快を取り除こうとしている)
等々と考えてしまうことがあるかもしれません。
これは「事実」そのものでは無い(「思考」に過ぎない)
にも関わらず、まるで「事実」のように体験してしまって、
それを何とかしなければ、、と、同じ思考がぐるぐると巡り、
思い詰めてしまったりして、
それがさらに「ストレス」を継続させてしまうそうです。
なので、まずそのように考えている自分に気づき、
そのような考えに支配されないで、
(不快を取り除こうとしないで、受け止めて)
あるがままを認める
(「こうあるべき」と決めつけない)
ということが、「あることモードの心」なのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そのための具体的な方法として
「3分間呼吸空間法」というエクササイズを教えていただきました。
またいつかお伝えする機会があれば幸いです。
さて、「呼吸を数える方法」で
この瞬間に意識を集中する(あるいはリラックスする?)
という方法の他にも
☆ 動作をわざとゆっくり丁寧に、スローモーションでやってみる
★ 自分のやっていることを「実況中継」してみる
☆ 例えば足の裏に意識を向けてみて、その感覚の変化を感じ取る
というような方法も教えていただきました。
それから、
毎日やっていることやよくやっていること、
日常の行動を書き出してみる
そして、それが「気分を低下する行動」か
それとも「気分を持ち上げてくれる行動」なのか
ということをチェックしてみることも、
「自分を大切にする」ことに有効ということです。
うれしいことや、満足感、達成感の得られることをする、そして
「マインドフルに行動する」こと。
結局のところ、バシャールがずっと前から言っているように
ワクワクすることをする ということですね!
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「トランスパーソナル心理学」などでは、もうすでにそういうことは
以前からかなり研究し尽くされていたのでは!?と思うのですが、
一般の心理学もようやくスピリチュアルに追い付いて来た!?のかもしれません。
な~んちゃって、すぐ「知ったかぶり」してゴーマンになってはいけませんね♪
専門家では無いので偉そーなことは決して言えませんが(笑)、
今回は貴重な実践が出来、大変勉強になった講座でした。 心から感謝です。
追記:この時の会場の参加者と先生との Q & A がとても素晴らしく
それもぜひご紹介したかったのですが、(私はどうも説明がうまく出来ず)
文章で書くよりも、またいつかお話する機会があれば、、と思います。
今回のこの文ももしかしたら本来の意味をよりわかりにくくさせてしまったかも?
(ストレス対策の伝授がかえってストレスを与えてしまっていたら、お笑い草ですね)
私の未熟さと不手際でうまく伝えられていなかったら申し訳ないですが、
どうぞご容赦ください。
貴重な文献を勝手ながら引用させていただきましたことも、
ご海容いただけましたら助かります。
私が皆様に最も知っていただきたかったことは、
「意識の方向転換」ということでした。
少しでも共感していただけましたら嬉しいです♪
長文を最後まで読んでいただき有難うございました。