ODORAMOX!

BABA庵から  釣り糸なんぞが ごちゃごちゃ こんがらかった状態を ここでは「オドラモクス」と言う。

投票するきもち

2009-01-30 17:17:00 | 世の中
ご近所の方に会うと、やはり町長選挙の話題が・・・

水海山処分場問題で「事実上の住民投票」とにしては、複雑な話がたくさんある。
つまり現職に投票したけれど「山の上に危険なものをつくってほしくない」気持ちの人ばかりなのだ(私が接触する人では)。
「遠いところに運ぶなんてばかげている、クリンセンターの横に作れば」という人も。
「票差は僅少、500人が投票所で気を変えていたらひっくりかえったもの」
「みんな水海山を心配している結果が票に出た」などなど。

当の現職さんにだって「なんとかしたい」気持ちがあるものの、やむにやまれぬ事情から「推進」せざるを得ないというところではないだろうか。選挙公約も水海山を避けていたわけで、現職に投票した人のなかにも水海山処分場には反対という人が少なからずいて、なんで「水海山処分場を推進」なんていうことになるのか。
だれが見ても愚かな公共事業、しかし町長選挙なのだから現職に投票せざるを得なかった、という選挙だったのかと思う。
「あなたは水海山にゴミ処分場を作りたいですか」で「はい」か「いいえ」かを問う投票なら、ぜったい逆の数字になるのに、ゴミ処分場は10年前の<計画どおり>さらに数億を業者に追加して<粛々と>すすめられようとしている。


 南米のインカ文明が滅んだ最も大きな原因は、スペイン人が持ち込んだヒツジやヤギの放牧が、先住民の森を数年で破壊してしまったためという。不用意に手を加えた森には、帰化植物がすぐにはびこって、元に戻るまで200年はかかるとか。
 豊かな緑のこの島も、どんなことで荒れた孤島になってしまうかしれない。そんな危機感がしのびよってくる。