政治家には意外と哲学者がいるものだ。
1961年にコンゴで飛行機事故(?)で命を落とした国連事務総長、
ダグ・ハマーショルドDag Hammarskjold『道しるべ』(みすず書房)鵜飼信成訳
死後に日記を編集されたホンダが、若かったであろうときの記述:
「ほかの人たちよりすぐれているでしょうか?」
ときには彼は語る、「いかも、ほかの人たちよりはすぐれている。」
しかし、こう語るばあいのほうが多い。
「なぜ、そうでなければならないのか。
おまえは、おまえのなりうる者になっているか、
それとも---ほかの人たちと同様に---おまえのなりうる者になっていないか、
いずれかなのだ。」
総理大臣も務めた父親のことばかもしれない。
「おまえのなりうる者になっているか?」
地位とかの話ではないだろう。
能力が優れているかどうかを悩むのではなく、
もっている能力を働かせなさいということ。
そして、能力というのは使ってこそ磨かれ、より向上していくもの。
ちなみに、本の冒頭に引用されたことばは、スウェーデンの詩人ペルティル・マルンベルク
「抹消する手だけが 正しいことばを書くことができる」
1961年にコンゴで飛行機事故(?)で命を落とした国連事務総長、
ダグ・ハマーショルドDag Hammarskjold『道しるべ』(みすず書房)鵜飼信成訳
死後に日記を編集されたホンダが、若かったであろうときの記述:
「ほかの人たちよりすぐれているでしょうか?」
ときには彼は語る、「いかも、ほかの人たちよりはすぐれている。」
しかし、こう語るばあいのほうが多い。
「なぜ、そうでなければならないのか。
おまえは、おまえのなりうる者になっているか、
それとも---ほかの人たちと同様に---おまえのなりうる者になっていないか、
いずれかなのだ。」
総理大臣も務めた父親のことばかもしれない。
「おまえのなりうる者になっているか?」
地位とかの話ではないだろう。
能力が優れているかどうかを悩むのではなく、
もっている能力を働かせなさいということ。
そして、能力というのは使ってこそ磨かれ、より向上していくもの。
ちなみに、本の冒頭に引用されたことばは、スウェーデンの詩人ペルティル・マルンベルク
「抹消する手だけが 正しいことばを書くことができる」