ちょっと待って!

見たこと聞いたこと、すんなり納得できません。あ、それ、ちょっと待って。ヘンじゃありません?  ヘンです。

私の読書術

2006-11-13 00:56:14 | Weblog
 家の中のあちこちに文庫本を置いている。
 こたつテーブルの上に俳句歳時記。坐っている椅子の横に松本清張の『不安な演奏』、階下のトイレにエラリー・クインの『悪魔の報復』。どちらも20何年も前に買った。『不安な演奏』は、連れ込みホテルに盗聴器を仕掛けたら殺人計画みたいな会話が入っていたことからヒマな素人探偵が事件を探す話。たいして面白くはないけど、「それから?」と思うところもあって、毎日数ページ読んでいる。
 『悪魔の報復』は、一度読んだ筈だけどきれいに忘れていて、面白く読んでいる。クイーンは文章が面白い。先月はキャサリン・ネヴィルの『デジタルの秘法』とタム・ホスキンスの『診療室』とD・マーティンの『嘘、そして沈黙』を読んだ。『嘘-----』を読んでよかったァと思ったあと『デジタル----』を読んだらもっと上だった。コンピューターのセキュリティ・システムをいじって、金融経済の達人をライバルに10億ドル盗む話。スリルとラヴとsexシーンもあって申し分ない。
 
 ベッドの枕元にジェフ・アボットの『図書館の死体』と吉行淳之介の『怪談のすすめ』が置いてある。大体2時半ごろベッドへ行くのであまり読み進まないのだが、『図書館----』の方は面白くないから尚のこと終わらない。『怪談のすすめ』は、幽霊やお化けが出る怪談ではなくて、HK怪しい話。
2階のトイレにはギリシャ神話下巻がある。読んでいて、(それから?)という箇所に差し掛かったら、何処へでも持って行って暫し読みふける。とにかく、寸暇を惜しんで読んでいる。
 朝日新聞の『メタボラ』はずっと読んでいる。夕刊の『悪人』は、時々読む。どっちも暗い暗い暗い、どうしようもない話だ。アメリカの作家と日本の作家との違い。日本人はやっぱり幸せにはなれないようだ。



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