ちょっと待って!

見たこと聞いたこと、すんなり納得できません。あ、それ、ちょっと待って。ヘンじゃありません?  ヘンです。

ぺっとぼとる

2005-08-23 12:15:50 | Weblog
[教えて!goo] 庭への犬、猫による糞に困っています。

「教えて」に教えるのではなく、ブログを書きます。
 犬猫飼育禁止の公団住宅にいた頃、ベランダの植木鉢の台にしていた箱の中に、野良猫が子供を産みました。横向けにした箱の中に肥料や種の袋を入れていたのがみんな外へ出ているので、おかしいなあと覗いてびっくりしたのです。
 親がまだ2歳ぐらいの器量の悪い三毛猫で、私の顔を見て「ゴメンにゃー」と鳴きました。まだ寒い時で、とても捨てに行けませんから、「まあええか。チビちゃんが歩けるようになったら出て行ってね」と、置いてやることにしました。
 親がいない時、目の見えない4匹の赤ちゃん猫が「ミー。ミ-」言って箱から這い出してくるので、近所の人に気ずかれたらいけないと家の中へ入れてやりました。
 「飼ってやるんじゃないよ」というこっちの思いは判っているのか、親は中へ入れて欲しいとも餌をくれとも言いませんでした。子猫は黒い目が開くとなかなか可愛くて、そのうちにミルクをやったり、カツオまぶしのお粥をやったり。
 子猫たちの大小便は、親がきちんと始末していましたから、ベランダが汚れたり臭ったりはしませんでした。
 近所の子供たちは、ベランダに猫がいるのを知って、覗きにきました。子猫がひとりで芝生の上へ降りて上がれなくなったら、子供たちが来てそっとベランダへ戻していました。
 暖かくなってベランダや窓の戸を開ける頃、隣から苦情がきました。
「猫の糞やおしっこが臭い。ここは、犬猫を飼ってはいけないんですよ」と。猫たちに、「もっと遠くへ行ってしなさい」と言って聞かすわけにも行かず、困りました。仕様がなくて放っていたら、団地の自治会の委員さんが来て、「猫を捨ててくださ」と言いました。
「猫が勝手に来ているだけで、私が飼っているんじゃありません。メイワクだったら、捕まえて捨ててきてください」
「オタクの猫じゃないんですか」
 委員さんは帰って苦情主に私の返事を伝えたでしょうけど、誰も猫を捕まえにはきませんでした。秋でした。苦情や勧告に対してなんにもしないわけにはいかないと、ペットボトルに水を入れてベランダの手摺の下へ並べました。ボトルの間をうまくすり抜けて、猫たちは上がったり降りたりしていました。
 冬。お日様に温まったペットボトルに身体をくっつけて、4匹の猫たちは寝ていました。 
 

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